くまのみ

モラハラ結婚生活からのシングル。20歳・25歳の息子あり。大阪出身、奈良在住。雑誌のイ…

くまのみ

モラハラ結婚生活からのシングル。20歳・25歳の息子あり。大阪出身、奈良在住。雑誌のインタビュー起こし〜ライティングとコピー制作。お笑い大好き。noteは2017年5月にスタート。

最近の記事

さらば、シングルマザー。

もうすぐ秋祭りというころ。長男9歳、次男が4歳のときに元夫と別居した。 「シングルマザー(仮)」生活のはじまり。同時に、次男の成人式をゴールに据えた。 長男が成人するまででも11年。次男が成人するまでは16年。 これから中学生になり、高校生になり、大学生になるなんて想像すらできない。 ポケモンパンのシールを集めて、スマブラのゲームをして、叩いた叩いてないで喧嘩してるヤツらが20歳になる日などくるのか。 それに、私の稼ぎだけで十数年も育てていけるのか。 早くも心が折れ

    • 「私でも」の安心感と、スパイスカレー沼と。

      ■「私でも」作れるスパイスカレースパイスカレーの沼にはまっている。 ここ1ヵ月ぐらい、週1〜3回はスパイスカレーを作っていて、ひどいときは2日続けてカレー。「お鍋いっぱいに作ったから、明日もカレーやで」ではなく、翌日にまたイチから作るのだ。 スパイスカレーとは、カレー粉を使わず、スパイスで作るカレー。 私にはもう、カレー粉は必要ない。さようなら、買い置きのカレー粉。わが家の食卓を支えてくれて、成長期の子どもたちを笑顏にしてくれて、ありがとう。 *** ずいぶん前から

      • 「前澤ひとり親応援基金」に応募してみた件。

        5月10日の母の日に創設された、「前澤ひとり親応援基金」。前澤さんといえば、ご存じZOZOの創業者であり、スタートトゥデイの社長。災害支援などの社会貢献活動、最近では総額10億円のお年玉プレゼント企画なども話題になった。そして、今度はひとり親の支援。 「基金創設への想い」を読むだけでもじーんとしてしまう。 シングルママもシングルパパも、 きっといろいろあった人たちなのに、 なんか逞しくてたまに弱くて人間らしくて、 素敵だなーっていつも思ってるのです。 ひとり親の子は可哀

        • やめた。はじめた。の、1ヵ月。

          自分にとって一番大切なものは何か。 頼りなくとも一家の大黒柱として、生活を支える。仕事をすることだ。そして、母として、ときに父のように、子を支える。そのためにも、健康であること。心身ともに。 しばらくnoteから離れていました。 noteもtwitterもいろいろあるものの、楽しい。それでも、どんどんと時間が削られていく。読みたい記事がある。その全てを読む時間はない。おつきあいもあるし、読まざるを得ないという気持ちになることもある。こちらを読んで、あちらを読まないという

        さらば、シングルマザー。

          PTA役員をやって、変わったこと、変わらなかったこと。

          「役員」は恐怖の響き。「PTAは面倒くさい」とか、「役員決めがゆううつ」とか。子どもが小学校にあがる前から、そういう話をよく耳にしていた。先輩ママたちの会話に「PTA」「役員」が出てくるたび、未知の世界への恐怖と不安ばかりが募る。できることなら、やりたくない。人前に立つのも苦手だし、保護者の代表的存在として動くのもおこがましい。なにより、仕事と家事、育児であっという間に1日が終わるのに、そんなことにかかわりあっている時間はない。スルーだ。なんとなくスルーしてやり過ごすのだ。

          PTA役員をやって、変わったこと、変わらなかったこと。

          「だいすき」を言い続けた24年。

          先日、2年前に書いた記事を、コンテストへの応募のために加筆修正し、再投稿した。久しぶりに読み返してみると、いろいろなことが思い出される。 バーベキューのときにはじめて出会った人に、 「僕はもうすぐ結婚するんですけど、親になる自信がないんです。どうしたらこんないい子に育てられるのか教えてほしいんですよ」 と言われて、とてもうれしかったという話だが、そのときに私はどう答えたのか。それもはっきりと覚えている。 私には息子が2人いて、長男は24歳、次男は19歳だ。 女手ひとつと

          「だいすき」を言い続けた24年。

          「親の顔が見たい」と言われたこと。(#一駅ぶんのおどろき )

          ※本記事は、カドブン×note ショートストーリー投稿コンテスト「#一駅ぶんのおどろき」への参加のため、2017年9月9日に投稿した記事に加筆修正して再投稿しています。すでにお読みいただいた方は、どうぞスルーで。笑 ▼▼▼ 「この子の親の顔が見たいねんけど、この子の親ってどこ?」 声の主を探すと、若い男性。その人のそばに立っていたのは私の長男だった。何か失礼なことをしたのだろうか。謝りに行かなくてはと慌てて立ち上がり、その人のところに駆け寄った。 それは、長男が11歳

          「親の顔が見たい」と言われたこと。(#一駅ぶんのおどろき )

          「noteコメント欄」への愛を語る。

          noteのコメント欄が好き。大好きだ。 noteをはじめて3年目に入った今もまだ、コメントを書きかけてやめたり、書いても途中で消してしまったりすることが多い。もっと気軽に書いている人も多いのだろうけれど、やはりハードルが高い。何度もコメント欄で会話をしている人にも、書いたり消したりしているぐらいだから、はじめての人に書くときは、かなり意を決しないといけない。 だからこそ、コメントをいただく立場としても、一つひとつのコメントを大切に、お返事を書かせていただいているつもりだ。

          「noteコメント欄」への愛を語る。

          遠くからながめる息子は、三割増し。

          先日、縁あって次男がラジオ番組に出演した。 関西ではおなじみの某ラジオ局。噺家さんがパーソナリティをつとめる生放送だ。15分ほどのコーナーのゲストということで、大学の先輩と一緒に参加することになったのだという。 ちょこっと出演して二言三言ぐらい話して終わりかな…と思いながらも、とりあえず家族のグループLINEで姉や弟に宣伝。ひとりそわそわしながら、ビールを用意し、おつまみも並べてはじまりを待つ。 あらかじめ知らされていた時間通りにコーナーがはじまり、いよいよ先輩と次男が

          遠くからながめる息子は、三割増し。

          「離婚=不幸」という考え、そろそろやめませんか。

          私は5年間の別居生活を経て、10年ほど前に離婚している。 noteには何度も書いているけれど、原因はモラルハラスメント。言動だけでなく、暴力をふるわれたことも一度あった。ふたりの息子と一緒につつましくも楽しい生活を続けてきて、今年、長男は24歳、次男は19歳になる。 *** 今日、買い物に行こうと外に出ると、あまり話をしたことがない近所の人から声をかけられた。 「ちょっと話をきいてほしいねんけど」と。 その人は夫婦と大学生の娘さん、息子さんの4人家族。仲の良い家族に見

          「離婚=不幸」という考え、そろそろやめませんか。

          学習机は、パンドラの箱。

          まさか自分の息子が、犯罪を? いや、何かの間違いであってほしい。間違いに決まってる。でも、今私が手にしているものは…。 *** それは、24歳になる長男が、まだ中学生だったころの話。 長男は勉強はできなかったけれど、近所の人にきちっとあいさつができるし、困っている人がいれば手伝ってあげる。友達を大切にするし、人に迷惑をかけるようなことはしない。 ご近所の人や私の友達からは、「長男くんは、ほんとうにいい子やなぁ」「お母さん、いい子に育てたね」と言われ、先生からも友達から

          学習机は、パンドラの箱。

          さぼる息子と涙する母。

          「大学は2限からやから」といつもよりゆっくりめに起きてきた次男。でも朝食を食べ、着替えてから「やっぱり、2限はいかんとこ」と言う。 聞けば、先輩からノートをもらったから、それがあれば試験対策もできるし、あまり授業を受けても意味がないというのだ。 えぇぇぇぇぇ! 授!業!料!(と心の中で叫ぶ) たっかい授業料払ってるのに、そんな程度の授業なんですか。あんなに3年間必死で勉強をしてやっと入った大学って、そんな感じなんですか。授業料を工面するの、どんだけ苦労したと思ってるねん

          さぼる息子と涙する母。

          「スキ」だけど、「スキ」しないとき。

          私はアメトーークでいうところの、「気にしすぎ芸人」だ。いや、芸人じゃないんですけどね。いろいろと気にしすぎてしんどくなってしまう性格。だから、次男にはいつも「気にしすぎやねん!」と呆れられている。ツイッターも、気にしすぎから嫌になっておやすみ中。同じく、noteでもあれこれと気にしすぎてしまうのだ。 私の場合、noteを読むときとその後の行動パターンは、次の5つ。 1 読みはじめる→読み終わる→よかった!→スキ 2 読みはじめる→読み終わる→よかった!→スキ→コメント 3

          「スキ」だけど、「スキ」しないとき。

          応援noteは、「道標(みちしるべ)」。

          noteをはじめてから3年目に入った。今日は、節目になったらぜひとも書いておきたいと思っていたことを。 って、もう節目から1ヵ月以上過ぎちゃったんですけどね。いろいろあったし、しかたないし。 *** noteの存在を知ったのはツイッター。タイムラインを眺めているとnoteの記事を紹介している人が多く、広告が入っていなくて読みやすいし、ここで文章を書いてみたいと思ってアカウントをつくってみた。でも、つくっただけで、なかなか書く勇気がない。書いたって、誰か読んでくれるのだろう

          応援noteは、「道標(みちしるべ)」。

          楽しくなくても、大丈夫。

          「大学、楽しくないねんな」と次男。 え!? 入学したばかりで、まだ授業がはじまって1カ月も経ってないのに、「めっちゃ楽しい!」なんて、なるわけないやん。きみは、中学に入学したときも、高校に入学したときも、高校でクラス替えがあったときも、「前のほうがよかった」「楽しくないねん」って言ってたでしょ。 でも、中学を卒業するときも、高校を卒業するときも、「楽しかった〜」「この学校で、このクラスでよかった〜」って言ってたやん。 という話をしたら、「そっか」と納得したようで。笑

          楽しくなくても、大丈夫。

          できることで、生きていく。

          「やりたいことより、できることを選んだ」。これは予備校講師の林修先生の言葉だ。 今年1月に放映されたテレビ番組で、林先生が高学歴ニートに講義をするという企画があった。高学歴ながら、「やりたい仕事しかしたくない」という考えからニートになってしまったという生徒たちに、林先生は「やりたいことは偶然」「できることは必然」だと語る。 たとえばゲーム関連の仕事がしたいという人に対して、100年前に生まれていたら、その考えはなかったはずであり、今やりたいと思っていることは偶然の中から生

          できることで、生きていく。