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集中力のなさ

今日は鬼滅の刃のアニメを7話まで観進めた。
こうして珍しくアニメを観ていて改めて自分の集中力のなさに気づいた。アニメを観ている間どうしても物語と関係ないところで余計なことを考えてしまう。
例えば主人公が鬼殺隊(?)の最終選別に参加する会では20人くらいの参加者がいる中生き残った奴はみんな派手な服を着ていて、やっぱり自信のあるやつは派手な服着がちだなとか考えたり、主人公が鬼のにおいを嗅ぎつけて人込みの中、周りの人を押しのけて走っているシーンでは主人公は周りのことを考えないすごい迷惑な野郎だなとか思ったりしてしまった。
アニメをアニメとして観れていない、アニメやドラマなどの創作作品を観るにあたって一番邪魔な観点である。こんなクソつまらない目は今すぐ抉り取って捨ててしまいたい。

鬼滅の刃もそうだが、僕は自分の中の純粋な興味から作品を観るのではなく知識として知っておきたいという理由で流行り物に目を通そうとしている。そもそもそういう自分が鼻につく。純粋に観たいと思える人間でありたい。今の自分があたかも普通じゃない感覚を持っていると思っていそうな文章もムカつく。自分にムカついている。今現在進行形で。きしょい。

最近「ForeverFriends」というREMEDIOSさんの曲を毎日聞いている。それも何回も。歌詞の意味はよくわかって聴いているわけではないが曲調がかなり好きで聴いてしまう。この曲は「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の挿入歌らしい。アニメ版のこの作品は映画館で観たので確かに聴いたことがあった。映画を見た当時も正直この作品自体には大してはまらずそんなに面白い印象はなかったがこの曲だけで何故か泣きそうになったのを覚えている。

そもそもこの曲を最近になって頻繁に聴くようになったのは年始の特番でオードリーがMCをやっていた「笑うラストフレーズ」という番組内で蛙亭というコンビがネタにこの曲を使っていたことがきっかけである。蛙亭は本当に面白い。ネタを作っている女性の岩倉さんは天才だと思う。もちろん相方の中野さんもめちゃくちゃ面白い。声も動きも抜群に面白い、絶対に売れる存在だと思う。すでに売れているけどもっと売れると思う。売れるべきだと思う。去年やっていたゴッドタンマジ歌ルーキーオーディションでやっていた岩倉さんのマジ歌も痺れた。格好良かった。蛙亭、売れて欲しい。

話を戻すと僕は映画でも何でもいい曲が流れたり切ない空気になったりするだけですぐに泣きそうになる。前も言ったが失恋ソングでも歌詞を特に聴かずに曲調が悲しいというだけでよく聴いている。一見感受性が豊かに思えそうなものだが、見方を変えれば中身をまるで理解していなくても泣けるぺらぺら人間なのである。流行り物に素直に興味が持てなかったり、感受性が全然なかったり、今の僕はまるで魅力も中身もない空っぽ人間なので今年はいろんなアンテナを張って様々なものを吸収して充実した一年にしたい。毎日毎日反省や理想ばかり語っているだけですぐに一月が終わってしまいそうだが今年は変わろう。変わってやろう。今年は魅力のある人間になる。

万が一お金を捨てようという発想に至った場合のみ僕に引き受けさせてください。リターンはありません。