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不妊治療とコロナワクチン

こんばんは(^ ^)クマです!

久しぶりの更新となってしまいました。

みなさんお元気ですか?


◎みなさんは新型コロナウイルスのワクチンは接種しましたか?

接種率が少しずつ上がってきているようですが特に若者を中心に予約が取れないと言う声も聞きます。渋谷で若者向けの接種が始まった初日は1kmに及ぶ行列ができたとも報道されていました。


コロナワクチンは、副反応が強く出ると言うことや開発されて間もないと言うこと、様々な噂が広まっていることなどから接種を希望されない方も多くいらっしゃるのが現状です。

私は医療従事者なので一足お先に接種させて頂いたのですが、確かに腕が痛くなったり、2回目の接種翌日には38度を超える発熱があったりと副反応で辛い思いをしました。

辛い思いはしていますが、現在までコロナに感染していないのは少なからずワクチンのおかげもあるのかなと思っております。



◎不妊治療中のコロナワクチン

不妊治療中の方からもよくご質問を受ける不妊治療中のコロナワクチン接種に関してお伝えしていきます。

不妊治療中はいつワクチン接種しても問題はありません。

しかし、接種した翌日には副反応が出てしまう恐れがあります。

ほとんどの病院が、接種の副反応でも37.5度以上の発熱がある方に関しては来院を控えていただくと言うような方針にしていると思います。

副反応で発熱があり来院できず、大事な治療を受けられなかったとなっては大変です。

ですので、例えば採卵や移植の前日に接種する、人工授精の前日に接種するのは避けた方がいいのかなとは思います。

特に採卵や移植はそこまでの過程でかなりの心身への負担や金額的な負担がかかっていると思いますのでキャンセルにならないようにワクチン接種のスケジュールを立てていくことをおすすめします。

例えば採卵が終わり移植周期までの間や、移植周期中であれば内膜のチェックまでの間などなら問題なく接種できるのではないかと思います。



◎妊娠初期とコロナワクチン

今まで、胎児への影響がまだはっきりとわかっていないと言うことから、妊娠12週未満の妊婦にはワクチン接種を控えるように言われていました。

また、不妊治療中の患者様にはタイミングを取った後、人工授精の後、移植の後は妊娠がわかるまでの間と妊娠12週までは避けるようにお伝えしていました。

しかし先月、産婦人科の関係学会から下記のような発表がなされました。

産婦人科の関係学会は、海外における多くの妊婦へのmRNAワクチンの接種実績から、ワクチンは、妊娠初期から妊婦と胎児の双方を守り、重篤な合併症が発生したとの報告は無いとしています。また、妊娠中のいつの時期でも接種可能としています。
妊娠中に新型コロナウイルスに感染すると、特に妊娠後期は、重症化しやすいとされています。特に人口当たりの感染者が多い地域の方、感染リスクが高い医療従事者、糖尿病、高血圧など基礎疾患を合併している方は、ぜひ接種を検討ください。


これを受けて、私の勤める病院でもいつ受けてもOKと言うようになりました。

今まで、コロナワクチンの接種に足踏みしていた不妊治療中の方、妊娠初期の方も接種可能となり、少しは感染することへの不安の軽減につながるのではないかと思います。

妊娠後期での感染は早産や重症化のリスクが高いと言われています。

ですのでできる予防策として接種が望ましいとは思います。しかし、様々な副反応があること、まだ接種が始まったばかりで十分なデータが揃っていないことなどもあります。打つか打たないかは個人の判断となるため、様々な情報を元に決めていただければと思います。




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