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過去20年のアビスパ福岡の土日観客動員について調べてみた

こんにちは、くろっぷです。
このノートは、主にサッカー分析系が多いnoteです。

今回は、GMOペパボ ディレクター Advent Calendar 2019の記事ということもあり、どのように分析したかなども簡単ではありますが記載してみました。

おさらい

初めて読む方は、ぜひ一つ前の記事を読んでいただけると理解がより進むと思います。

前回、2019年のアビスパ福岡のホームゲームの観客数が少なかったことについて分析をしたところ、ラグビーワールドカップの影響で博多の森陸上競技場を使ったことが大きく影響していることがわかりました。
また、土日を比べたときに土曜日のほうが少ないということもわかり、これは福岡の特性ではないかという結論で終わりました。
ただ、それって、たまたま2019年がそうだった可能性も否定できない。
ということで、調査魂に火がつき、今回の調査となりました。

2018年は圧倒的に日曜日の集客が良い

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2018年は全試合レベルファイブスタジアムで開催されました。その結果、圧倒的に日曜日のほうが観客数が多いという結果に。
しかも、昼時間帯で比べると、ほぼダブルスコア!

仮説だった、「土曜日少ない」が立証されました。

しかし、いや待てよ。たまたま2018年と2019年がそうだったかもしれません。ということで、Jリーグに参入した1996年から調べてみました。

福岡はやっぱり土曜日が少ない(結論ファースト)

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アビスパ福岡は対戦相手によっても観客動員がかわってくるので、土日の昼にそれぞれ2試合以上あった年だけを抜粋してグラフ化してみました。
すると、土曜日の昼(青)が多かったのはサンプル12年中2年だけ。
ほとんどが、日曜日の昼のほうが観客が多いことがわかります。

分析していて、清々しい気持ちになる結果です。

エリアによる違いはあるのか?

本当に福岡の特性なのか?

福岡の特性っていうけれど、都市ではなく、Jリーグやレジャーの特性ではないのか?と疑問がわき、九州にあるJリーグクラブの今年の観客動員を調べてみました。

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7チーム中、土曜日の観客動員が少ないは、福岡と長崎だけ。
逆に土曜日の観客動員数が多いのは、大分と北九州という結果になりました。大分と北九州には、大きな工場地帯があったりするので、その影響があるのでしょうか?

ということで、分析の結果、福岡の特性が観客動員に関わっているということがいえるのではないでしょうか。

おまけ1:天気でも調べてみた

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おまけに天気で観客動員が変わるのかも、調べてみました。
そうすると、雨の日だけ観客数が1000人ほど少ないことがわかります。
ドームと違って、レベスタは屋根があるとはいえ、野外な部分も多いことが、影響しているんでしょうかねぇ。

おまけ2:データを探す方法

今回読んでみて、自分もやりたいなと思った方へ、最後にデータをどのように参照したかを紹介します。
今の時代、データはインターネット上にたくさんあります。
今回は、Jリーグ公式の「J League Data Site」よりデータを引っ張ってきました。

このデータベースは有能で、チームや年度だけではなく、大会や曜日、時間帯などでもフィルタを掛けることができます。

ちなみに今回は

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検索条件
年 度:1996年~2019年
チーム:福岡(ホームのみ)
曜 日:土曜日、日曜日

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とこんな感じで出てきますので、EXCELにコピペ。
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キックオフの時間によって、”昼””夜”と振り分けたあと、集計して、グラフ化しました。

ぜひみなさんもお試しあれ。

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