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「時間に結界を張る」共振テクノロジー

お正月に、白鳥哲監督の『蘇生Ⅱ』と『リーディング』という映画を観た。『蘇生Ⅱ』は、以前紹介したエンバランスとも関係するEM技術を紹介する内容で、福島原発爆発時にばら撒かれた放射性物質の影響で、農地を捨てて移住するかどうかまで追い込まれた福島の農家の方が、EMの連続散布を通じて放射線量の劇的な軽減を体験し、農業を続けられる事になった様子が、再現ドラマなどを交えて映像化されていた。

現代科学の常識からすれば有り得ない話で、その前提に意識が固定されている人たちからは、頭ごなしに否定されたり偽科学扱いされたりする典型的なパターンだが、エンバランスを通じて実際に驚くべき現象を様々な形で目にし、体験している私たちにとっては、おそらく事実なのだろうと思えるだけのものがあった。

そして、現時点ではまだ十分に理解されていないプロセスを通じて起こっている現象であろうとも、実際に状況が改善しているのなら、それを素直に受け止めて有効活用する流れを創り出す方が、ずっと建設的な姿勢だとも思えた。

しかし、個人的により驚いたのは、EMを応用した結界の話の方で、何とイノシシや鹿、鳥などから農作物を守れると言うのだ。電気柵でも防げなかったイノシシの害が、EM結界にしてから出ていないという話や、鳥たちに食べられてまくっていた柿の実が全く食べられなくなったとか、不思議現象にはかなり免疫のある私でも、俄かには信じがたい話であった。

何しろ結界といってもEM溶液の入ったボトルとそれを結ぶ紐があるだけで(見た限りでは)、イノシシが入れるくらいの隙間は十分あったし、鳥などは空間的に入り放題の状況なのだ。何が奇妙なのかといえば、自然界の一部であるはずの動物達が、見えない結界で入れなくなるという点だ。人間には都合の良い話だが、自然の循環としてはおかしな現象ではないだろうか?

確かに、ミラクリーン(飲用も可能な抗菌消臭剤)の使用で虫が殆ど入って来なくなるという現象は体験しているが、それは腐敗菌が発生しにくい環境になる事とも関係しているので、EMによってより味が美味しくなるという柿や作物に、鳥獣が寄って来ないというのとはちょっと違う。EM結界の話は、あまりにも人間都合な現象に思えるのだ。

しかし、それ故にこのようにも言えるだろう。「EM結界は使用する人間の意識を反映する」と。長年、波動水を創る事を仕事にして来た私にしてみれば、この説明は何よりしっくり来る。そもそも「結界」とは、意識の作用を込めた手続きによって空間に境界を作るもの。単に縄で囲ったりお札を貼ったりしても、それと連動させる意識無しでは起動しないものである。

とはいえ、祈りを込めた縄で囲っていても、通常、鳥獣にとっては関係がない。伊勢内宮の敷地内で鹿を見た事もあるし、鳥たちは正殿御垣内の中にだって自由に出入りできる。結局、結界にどういう意味が込められているかによるのだ。

もう1つの映画『リーディング』は、エドガー・ケイシーについてのもので、そのリーディング記録の7割は病気の解決に関するもの言われる。私にとっては、精神的疾患も含め「脊椎の状態」についてかなり指摘している点が、ツォルキン体操ドルフィン体操(近く動画公開予定)の狙いともシンクロしていて響くところがあった。

さらに人類の未来は「人の集合的な意識で変わる」というリーディングもあり、これは上記の「結界」の話とも繋がるように思えて興味深かった。それでふと思ったのが、『13の月の暦』を通じて行っている作業(新しい日付を数える)も「結界を張るのに似ている」という事だ。

ちょうど、今月「共振の月」の初日、KIN27からは「人パルサー爆弾」の働きを強化できる期間。その詳細に関しては【広島原爆74年、その否定的効力を反転させる方法】に書いてあるので、そちらを参照して頂くとして、そこに書かれているのは「新しい暦の周期を通じて意識化される事は、別なリアリティを創造しうる」という話なのだ。

「結界」という言葉は、通常空間に対して用いられるものだが、私が長年『13の月の暦』を使って来て思うのは、「時間に結界を張る」というようなイメージが確かにあるという事。あるタイミングに何かに気づいて、それをメモし、共有することは、特定の時間に(エネルギー活性化のための)刺激を与えるような感覚に近いのだ。

それは直接その瞬間に効かせるようなものではなく、離れた場所(時間)に働き掛ける力を持っていて、何ヶ所かのポイントでそのような事を続けて行くと、ある時点でそれらが結びついて「物語」(時空のライン)を生み出している事に気付かされるのだ。共振作用によって構築される共鳴場のリアリティと言っても良いし、新たな「絵」が浮かんでくるような感じと言っても良い。

『13の月の暦』を使う意味は、一人一人のユーザーがそういう体験を実践的に重ねながら、今のリアリティとは異なる新しい「絵」を、集合意識的に浮かび上がらせるところにある。利己的利益を優先し、エゴを増長させるための道具ではないのだ。

ちなみに「時のからだ塾」は、そうした暦の働きをより一般化した「場」で、メンバーそれぞれが新しい体験(驚き、発見)を共有し、それによって何が構築されるのかを、それぞれの立場で探求する塾である。このやり方は、私たち一人一人の経験が、(時には既知のものに見えようとも)この宇宙では最新のオリジナルなものであり、まさに時空プローブ(探査針)の最先端そのものであることを、気づかせてくれる。

驚きを最も旬な状態で共有することは、フレッシュで新しい時空の構築に繋がるだけでなく、地球や銀河に貢献する創造的な行為にも成り得るのだ。共有(捧げる)精神に基づいて生まれる先端の場は、常に新しく光り輝いている。光は捧げる行為と関係する。特定の神や組織ではなく、宇宙や自然の「聖性」に捧げるつもりで共有するのである。

最近発表した「わくわくツォルキン体操!」は、行うだけでワクワクしてくる体操だが、これを複数名で行うと、お互いに可笑しくて笑ってしまう状況が生まれる。ワクワク楽しくなって、可笑しくなる共鳴場なら、生命力も高まるというもの。世界各地でそういう楽しい共鳴が起こる事を、「共振の月」始めの活性化の日にイメージしておこう。(D)

*トップ画像は大黒柱が存在しない共鳴型・球状テンセグリティモデル(デザイン:シナジェティクス研究所)

共振の月3日 3・月(KIN29)

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