バウンサー、どんな速さで使っていますか?あなたの使う速さ、大丈夫ですか?

 もう10年以上前から、乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)でお子さんが後遺症が残ってしまったり、酷い場合は死亡してしまう事故や事件が起きています。

みなさんは、乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)をそもそもご存知ですか?
知らない方はクリックし、まずは知ってください。

乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)イコール《虐待》という認識の方もいるかもしれませんが、《虐待》に限った事ではありません。

また、生まれて間もない赤ちゃんだけと思っている方もいると思いますが、2歳ぐらいまで普通に危険性があります。

色々例を挙げればキリがないのですが、ここでは私が実際に見て《危険》と感じた保護者に限らず保育士でもやってしまっている人が普通にいるバウンサーの間違った使用スピードの話を書いておきます。

バウンサーは縦に揺らせますが、シンプルに【揺り籠】という認識でいればまず問題はありません。

なのに、何故か保護者も保育士も小刻みに揺らす人がとても多いです。

バウンサーはそもそも遊具ではありません!!!


商品の説明書を読んでいただけばわかるのですが、どこにも《遊具》《激しく動かして良い》などと記載されていません。

子どもは激しく揺らすと喜ぶからと、激しく揺らす人が本当に多いのですが、《喜ぶから問題ない》という思考は本当に《危険》以外の何ものでもありません。

あと私は全く理解できないのですが、子どもの寝かしつけなどで、何故か小刻みにバウンサーを揺らす保育士を今まで何人も見てきて、その度に注意してきた経験があります。

保育士でそれだけいるという事は、保護者で居ても全く不思議ではないという事です。

乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)を正しく理解してください。

Googleなどで乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)を検索すると、《大人のストレスによる虐待》とセットに書いてある記事が多いですが、

《ストレスによる虐待》ではなく【ストレスなく、とても愛おしく思っている状態】でも、乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)は起きてしまい、大切なお子さんに取り返しのつかない事が起きてしまうのです。


話を戻しますが、バウンサーにお子さんを乗せて揺らす時は、シーソーに乗った時の速さの上下運動で十分です。

何度も言いますが、バウンサーは揺り籠という認識でいてください。

揺り籠って、優しく揺れるから心地良いのです。

揺り籠は小刻みに揺れません。

私たちにとっての問題ない揺れの振動と、発達が未熟な赤ちゃんや子どもにとって問題のない揺れの振動は違います。

保育士でも本当にこれを理解していない人が多く、とても危惧しています。

はじめにも書きましたが、バウンサーに限った話ではないのですが、分かり易く実際に事故も起きている事案なので、今回はバウンサーのケースを書いています。

はっきり書いておきます、この記事は注意勧告です!!!

ご自身の大切なお子様の為に、お預かりしている大切なお子様の為に、正しい知識を持ってください。


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