into you

遠くから見ているだけで十分だった

アイドルも、憧れの先輩も。

彼が好きなバンドを聴いて、静かにスペースを覗き見。

繋がってるんじゃないかって、
いつかその横顔にさわれるんじゃないかって錯覚する。
時々、手を伸ばしそうになるのを瞬きで散らして、深く潜る。

想像するだけなら只
誰にも迷惑かけっこないんだ。

いつだってそう
気づかれたらゲームオーバーなんだって。

鮎子

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