[考察]部活動の問題点

他の人のnoteの記事を見てると気付くのは必ず画像がトップに貼ってあること。
画像があった方が視聴数が伸びるのかな?
ということで適当なものを貼ってみることとする。

最近行ったフクロウカフェのフクロウの画像。

機能活用練習、練習練習!

今日は部活動について考えていることを書き留めようと思います。

新型コロナウィルスの影響による休校
これに付随して部活動も一斉に休止になっている。

今回のような事態は非常に稀であり、部活動反対派の私としては非常に注目すべきことがある。

それは部活がなくなったら、子供たちは本当に荒れるのか

ということだ。

部活動がある理由として教員の中で定説となっているものは
部活動があるから、子供たちは非行に走らずに済む。エネルギーを発散できる。
という説である。

平成初期?に学校が全国的に荒れたとき
多くの学校が部活動に力を入れたことで立ち直った。
その歴史がこの説を支えているのである。

この歴史を水戸黄門の紋所のように掲げて
今現在も当たり前のように部活は教員としての重要な仕事だとされている。

今回の休校は1ヶ月ほどにも及ぶ

部活動ができずにこの期間休みが続くことなど普通ならまずない。

この部活動神話を支えている定説が正しければ、

さぞ子供たちが街で荒くれまわるはずであろう。

ただ、おそらくそんなことにならないのは誰しもが簡単に想像できることだと思う。

時代は変わっているのである、変わってないのは時代に取り残された教員だけだ。
スマートフォンの普及により、人の起きている時間の一定割合をインターネットの世界に割くようになった。
子供たちはネットの世界で、ゲームをし、コミュニケーションをし、発信をする。
そちらにエネルギーを使っているのである。
今回の件で街で子供が荒れてまわることなどないだろう。

そもそも部活動の現場でも時代の変化をありありと感じる
子供は部活が休みになると喜ぶし、練習を長くしたがらない。
今年度から部活動のガイドラインに沿って、土日どちらかを休みにし、休日の練習も数時間で終了に変えたが全く問題はない。
それどころか部の雰囲気は日に日に良くなっていったと感じる。
今の子供たちにマッチしているのだと思う。

部活動はしたいが、長い時間拘束されたくない。
最近野球部の部員数が減って全国的に野球部の数が半数になるという話があるが、野球の練習は長時間であり、時代にマッチしてないからであろう。
もちろん、坊主等の問題もあるのだろうが…

部活動のガイドラインを守る方向に地区全体のの学校方針が変化していったとき
やっぱりという事態が起きた

それは方針に従わない部活が一定数でたことだ。
要するに部活動の顧問が方針を無視しているということである。

言い分はこうだ
「子供たちが活動を制限されてるかわいそうだ」
「まだ活動を制限されてない地区との格差が出てしまう、おかしいではないか。」

おかしいのはその考え方だと思うが…
教育現場に出て驚いたことの1つに管理職の指示を聞かない人間がいるということがある。
法律でしっかり法令及び職務上の上司の指示には従わないといけないと決まっているにも関わらず、だから教員は世間知らずだと言われるのだ。

時代に取り残され、変化しない人間は本当に哀れである。
現状維持は後退なのだ。

結局、顧問の教員が部活動をしたいのである。
子供がしたいのではない、1番部活動したいのは教員なのだ。
今回の休校で、化けの皮が剥がれた。
熱心な部活動の顧問は口々に言う
「今週末どうしよう、家にいないといけない。」
「やることがない」
熱心な顧問ほど、家庭から逃げているのだ。
熱心な顧問ほど、部活動を私物化しているのだ。

勿論、家庭のこともしっかりされてる上で部活動にもガイドラインに沿った上で熱心に取り組まれている教員の方も全国にはたくさんいらっしゃることだと思う。
だがこのような部活動を私物化している教員が多数であることは間違いないことだと思う。

先ほども述べたがこのような教員は子供の価値観がわかっていない。
自分の子供のときと同じように今の子供も考えていると部活動に関してだけは強く信じ続けているのだ。
また、同世代の部活動に熱心な保護者とコミュニケーションを取ることで意気投合し
子供に自分たちの価値観を押し付けようとしてるのだ。

どちらが本当に子供がかわいそうだろうか。

解決策はある。
そのような顧問は部活動を社会体育、要するにクラブチームにしてしまえば良いのである。
そうすれば学校方針に従わず活動できる。
やりたい子供だけがついてくる、一石二鳥である。
予算がなくなるなどと反論が聞こえてきそうだが
そもそも予算も税金だ、税金を使う以上は公教育なのだから学校の方針の中でやらないといけないだろう。
クラブチームとして自由にするなら運営費を集めてやりくりすべきだろう。
好き勝手して予算だけ頂きますは虫が良すぎるだろう。

教員の働き方改革が世間で叫ばれ
部活動がブラックだと世間で叫ばれ
時代は動き始めている。

今回の休校措置をきっかけにさらに変化していくだろう。
何度も同じことを言うが現状維持は後退である。
今回休校中の子供たちの様子を見て是非部活動の在り方を考えて欲しいものだ。

勿論、子供たちが全国的に荒れるようなことがあれば私も考え方を改めねばなるまい。

明日からの休校後初の土日が始まる。
とりあえずは部活動顧問の教員はいつもできない家族サービスをしっかりと頑張らないとだろう。

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