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金融教育の必要性について

noteを初めてパソコンから投稿

こんなにかっこいい画像がフリーで使えるとは感謝・感謝である。

とりあえずそれっぽい画像を拝借、こんな写真を撮れる人はどういう風に世の中の風景が見えているのだろうか。

芸術に非常に疎い私にはうらやましい感覚である。

では本日は金融教育の必要性について話をしたいと思う。

義務教育において足りないと感じることは多々あるが、その大きな1つが金融教育だと考えている。

小~高校性まで私は野球に打ち込み、お金を初めて稼ぐようになったのは大学生の頃のアルバイトである。まわりの同級生の話から大学生のアルバイトの時間単価の相場を何となく知った。

月に10万円稼ぐ大変さ、またその働いている時間や労働力をお金に換えていること。品物を買うときに自分の費やした時間と労力に見合った価値のある品物かどうかなど学ぶことが多かった。

クレジットカードを大学4年生で初めて作った。クレジット決済を初めてした時の不思議さも、それは忘れられない経験であった。

社会人になって初めて給料明細をもらったとき、こんなにも給料からいろいろなものが引かれているのかととても驚いた。また、しばらくしてから源泉徴収の仕組みを知ったとき公務員をやめようかと悩んだ。

実生活の経験を基に少しずつお金の仕組みとは何たるやを学んできたつもりではあるが、未だにもっと早く知りたかったと思うようなことが多い。そのたびにとても違和感を感じる。

「なぜ義務教育でお金のことをもっと教えないのだ」と

公務員の自分が感じているのだから、起業した人などは非常に強く感じることだろう。私は正直、いまの年になっても確定申告を行える知識を持ち合わせていない。自営業など方々は自分で学ぶか、誰かに教えてもらうしかない。

義務教育の目標は人格の完成であり、社会で生きる力をつけることである。にも関わらず、なぜは義務教育でお金の話をダイレクト行わないのか。

お金の話はそのままキャリア教育に直結すると考える。今の義務教育のほとんどの学校で行われているキャリア教育では企業を興す人間を育てるシステムになっていない。

職場体験といって、小売業などを体験することも子供にとって非常に良い体験だと考えているが、同じように経済の仕組みやお金を稼ぐ・貯める・使う・増やす・守ることを教えなくてはいけないのではないだろうか。

なぜ学校でお金のことを教えることができないか、考えてみると

その大きな理由はお金の話を子供にするタブー感

これがあると思う。日本人の特有の感覚かもしれないが、お金にこだわるのは汚い、品性がない、そんな感覚がある。それは礼儀や品格、民度を重んじてきた民族だからなのかもしれない。

また、現に身近なモデルとして自分の給与に関しても月20万円程度であることや、固定費がいくらかかっているかなどを教えてあげたいが

他の教員の給与額も同時にばれてしまうことや、低所得者層への配慮を考えるとやはり問題も多い。

しかし、今や海外と文化・経済が繋がった時代。そのタブー感を何とか払拭し、金融リテラシーを高めていかなければ国際的な競争力は落ちる一方だろう。

日本人の個人金融資産のうち現金がどれほどの額あるか知っているだろうか?

900兆円ほどだと言われている。(全体が1800兆円)

全体の個人資産の額は世界2位。

しかしながら、世界2位でありながら全体資産の半分である900兆円もの大金を現金で保有してる。このことの勿体なさとリスクを感じることができないのが、日本人の金融リテラシーのなさだと考える。

額の規模感や勿体なさがわからないと思うのでわかりやすく...

仮に現金の900兆円の半分、450兆円を株式などで世界中に投資して、3%の利益が出るように運用したとする。

その時1年間に出る利益は単純計算13.5兆円、日本の年間の防衛費のおよそ5兆円ほどだと言われているので(間違ってたらごめんなさい)約2年半分になるのだ。

しかし、あなたがもし「そもそも投資なんて博打と変わらないだろう」と思ったのならやはり金融リテラシーが低いのかもしれない。

私も自信を持って理由を全て説明できるわけではないが、このグローバルな時代で各国の通貨が国際情勢によって上がり下がりするなか

そのうちの1国であるに過ぎない日本の通貨に全て自分の資産を投資している。というと少しは危機感が湧くのではないだろうか?

現金を持っている、通帳に貯金をしているということは銀行に円という通貨で投資をしているのと同じことなのだ。

このようなことを知ったのは恥ずかしながら社会人になってからである。他にも税金・借金・家計のことなど知れば知るほど

「なぜ学校で教えてくれなかったのか」

と感じるばかりだ。

このような自らの経験から何とか子供たちに少しでも金融教育をしてあげたいと思うのだ。

学習指導要領にない内容は教科では教えにくい、ましてや私は理科教員なのでなおさらである。

なので短学活、つまり朝の会や帰りの会で少しでも子供に金融リテラシーをつける話をしたいと感じて活動してきた。

次回からはその話の内容をnoteに書き溜めていこうと考えている。

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