ノンインプット思考のススメ

インプットしないというスタイルについて

本を読んだり、カンファレンス行ったり、会食したり、ネット見まくったり、これらのインプット(情報や知識を外部リソースから取り込む行為)は超大事と言われます。
上記情報リソースへのアクセスはすぐに出来るようなりました。書籍はAmazonで無限にポチれる、会いたい知識人には割と会える、ネットは広大だ。
一方でこれらのインプットに人生が押し潰されていることがあります。私自身もよくあります。

デザイナーや事業企画職などの「つくる人」にインプット過多は何をもたらすのか?
アウトプット出来なくなります。

カンファレンスや本の知識だけはあるんだけどアウトプットがない人になる可能性があります。

アウトプット出来ない理由1-興味分散

インプットが多くなると興味が分散します。もうちょっとこれ調べたいな、深掘りしたいなというものに出会っても、そのことを深掘りし始める前に次の興味対象がインプットされてしまうループに陥ります。

人間は同時に複数のことを深く考えることは苦手です。そしてインプット好きな人は新しいことが好きなので、情熱が1つのことに続かなくなります。インプットが多くなると情熱や興味が分散し、長続きもせず希薄化し、手を動かしてつくるところにたどり着く前に他の対象に出会ってしまいます。
結果アウトプットが出ません。

アウトプット出来ない理由2-時間不足

インプットは時間を消費します。本は読むのに時間かかるし、カンファレンスは移動も待ち時間もあります。会食も1時間っていうことはないでしょう。
人の時間は有限なので時間は最も貴重なものです。
そしてどんなものでもつくるには集中が必要で、かつまとまった時間が必要です。インプット過多の状態は細切れのインプット時間が押し寄せてくる状態なので、自然とスケジュールが小さな時間の塊に分断されていってしまいます。結果「集中できるまとまった時間が1週間でゼロ」みたいな状態になり、アウトプットが出ません。

1週単位でシャットダウンしてバランスを

インプット過多に対応するのはインプット量を調節するのが1番ですが、そもそもインプット過多になっている人はインプットソースも多岐に渡るので、全部を調節したりどのくらいがちょうどいいか検討するなどめんどくさくてやる気が起きないと思います。
そこでオススメはシャットダウン、全て絶つことです。ただし1週間だけ。

1週間で世の中の先端情報やトレンドはドラスティックには変化がありません。1週間後に追っても充分。そもそも1週間で消える情報は重要じゃないでしょう。
一方で、1週間集中して考えたり、何かをつくるとものすごく成果と達成感を得られることが多いのではないでしょうか。

1週間というわかりやすく、負担も少なく、かつ成果も実感しやすい単位でインプットを絶つことでインプットに押し潰されず、ちゃんとアウトプットを出せるバランスの良い思考生活が送れるかもしれません。

私自身このノンインプットスタイルを意識するようにしてから生産性が爆上がりしました(それでも意識してないとすぐインプット過多になってしまいます)。

ノンインプット思考(ただし1週間)、オススメです。


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