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通信制高校って2校分の学費が必要なの?

中1の3学期から絶賛不登校の中3長男。

今の世の中不登校の子は多いとはいえ、さすがに最終学歴「中卒」では生きにくい令和の時代。

公立の高校は、出席日数と内申が壊滅的なので最初から門前払い。

私立の高校は不登校でもどうぞ~!と言ってくれるところもあるけれども、中学ほとんど行ってないのに、高校に入ったら毎日行ってくれると思えるほど、わたしは楽観的じゃないぞ♡

ということで、現実的なところでは、通信制の高校でしょう。


調べてみた!通信制高校

息子が最初に選んだのは、角川ドワンゴ学園N高等学校

広域、単位制の通信高校で、授業もネットで完結。スクーリングは年に5日程度。

悪くないんですよ。すごくいいと思うのですよ。

ただね、進研ゼミのタブレット版ですら継続できなかった息子が、ネットで完結で授業を受けてレポート提出できるかというと、それは無理なんじゃないの?というのが、周囲(放課後デイサービスの先生、行動療法の先生、相談支援の先生)の見解。

また、週に1日でもいいから、外に出て人と関わる機会を増やしたほうがいいのではないか?とも言われました。


そこで調べました。

市内&県内の通信制の高校。


公立の通信制高校

公立の通信制の高校は、サポートがほとんどなく、自主学習&レポート提出となるので、長い人は10年かけて卒業するとか。

自主的に勉強しなくてはならないという意味では、ネット完結型よりも、もっと本人には厳しいハードルです。

学費が安いのがいいですが。


公立の定時制高校

どうやらヤンチャな子が多く行くようで、いじめも横行しているとかとか。

まずうちの子には無理でしょう。


私立の通信制高校

週に1日からの登校で、本人のペースで学習を進められる&卒業後の進路に向けて様々なコースがあるので、高卒資格を取るだけ!ではないのが良さそう。

うちのあたりだと駅そばのビルに「〇〇高校」という看板が掲げられていたりして、ビルのワンフロアが高校になっているようなところもあるようです。

不登校の子が多く通っているところもあるようで、これはうちの息子向きでは!?

・・・と思ったのですが、息子向き!?と思ったところは、厳密には通信制高校ではなく「サポート校」だったのです。


通信制高校?サポート校?

Googleで検索して、「通信制高校 県名」で検索すると出てきたところは、大半がサポート校でした。

通信制サポート校の定義は、通信制高校に通う生徒に対して、3年間で卒業ができるよう単位取得・進級などに必要とされる勉強や精神面での支援を行うことであり、「塾」や「予備校」に近いと言えます。
通信制高校とサポート校の違い

なかなか自主学習が難しく、通信制の高校を自力で卒業できない多くの子が3年でサポート出来るようにというのが、サポート校。

〇〇高等学院と書いてあるので、通信制高校なのね!と単純に思っていたのですが、母体の通信制の高校+サテライトサポート校(全国各地にあり)という感じで、各地にあるビルの一室にある「〇〇高校」の看板が掲げてある場所は、サポート校ということのようです。


母体の〇〇高校(通信制):単位取得(1単位数千円・助成金で割引あり)、高卒認定

各地のサポート校:単位取得のサポート、メンタルケアや様々なカリキュラムの提供(ここだけでは、高卒認定は取れない)


だから2校分の学費が必要になるのです。

通信制だから安いだろう!と思ったら、まさかの2校分。

サポート校の費用についてはここがわかりやすかったです。

年、50万くらいからですね。サポート校に通わせる場合の費用。


N校が「学費が安い!」と言われているのも、よくわかるような気がしました。

「通信制」というくくりでみると、だいぶ安く感じます。

3年間の学費が、206,200円だそうです。


学費がすべてではないですが、親としては大いに悩みますね。

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