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鬼滅の刃と工藤家男児四人

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鬼滅の刃』が完結しました。工藤家男児四人にも昨日、23巻を届けました。ただ、帰宅が遅かったので、届いたときすでに彼らは夢の中。

お風呂出てきたら、妻が読んでました。

さて、鬼滅の刃も何となく読み始めそびれたまま、完結したら大人買いして一気に読もうかなとか思ってました。

しかし、映画の宣伝が始まり、子どもたちも学校や保育園で鬼滅話が増えていくなかで、これはそろそろ読んでおこうかなと。ただ、電子書籍としてだといろいろ面倒なので、ここはパパの力を誇示すべく、彼らを書店に連れていき、

「1巻から22巻まで一冊ずつ持ってきなさい!」

と号令をかけ、颯爽と集め始める長男(9)の「いいのー、えー!」という読書ボーイの目が輝く傍らで、すでに籠に入れてある巻を入れようとするファンタジスタ次男(7)のわざとらしさが、いつもの光景です。

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僕は、東京マンガレビュアーズのレビュアーとして、お勧めしたい漫画のレビューを書かせていただいているほど、漫画が好きです。(ただし、レビュアーのひとたちの「好き」の質量が凄すぎて・・・戸惑う日々です)

まだ、ひらがなが少し読めるようになった双子(5)は、最近、読み聞かせの絵本の変わりに鬼滅の刃を持って来るので、僕は毎晩朗読しています。いま12巻くらいです。一日一冊漫画を朗読するの結構つらくて、双子だから二冊という謎の交渉だけは回避しています。

鬼のうめき声や、「どかーん」みたいなものも読まなければならないのもちょっとしんどいです。

それでも、合間に「はみがき~」、合間に「寝る前のトイレー」がめちゃくちゃスムーズなので、23巻までは続けようかなと思っています。

さて、そんな男児四人が最終巻を取り合うため、互いの正義をぶつけ合いながら戦うのではないか。そう思って朝を迎えると、そこには起きた順番という謎のルールができていました。

端的に、超朝方の長男が読んでいるところに、他の3人も起きてきたので、先行者利益でルールメイクした長男に座布団一枚です。おそらく、次男は力業でも次に読むでしょうし(自分で読めるので)、双子は夜の朗読があるのでなんとなく納得しているのかもしれません。

ネットで鬼滅の刃に扮した子どもたちやエピソードを観ますが、工藤家は意外と落ち着いています。

長男は大人買いした22巻までを3日くらいでざーっと読み、改めて1巻から読み直してました。柱の話を自らすることも、僕に全集中で切りかかってくることもありません。

ただし、パパや兄弟の鬼滅話に単語やストーリーの齟齬があると、すぐ修正してくれます。ウィキペディアかよ・・・くらいの勢いです。「それ、違うよ。〇〇だよ」と、別の本を読みながら。とはいえ、特に混ざりたいわけでもなく。

双子ははまってます。走り方は猪突猛進に代わりました。本来は鬼と戦うはずなのに、柱同士で戦ってます。同じ鬼殺隊なのに、相手を「本当は鬼」という謎のラベリングをして戦ってます。上下関係がないので、フルパワーなのが危ないです。

時々、僕を鬼役にして戦いを挑んできますが、霞の呼吸の使い手と自分を位置付けているので、なんとなく糠に釘っぽい、さらっとした対応で交わしています。ただ、仕方がないので鬼役やるのですが、やりたい役をさせてもらえず、簡単に死ぬ雑魚キャラにされてしまいます。

5歳ってそんなものかもしれませんが、柱vs柱のフルパワーの戦いがライブで観られるのが双子のよいところかとも思います。

そしてファンタジスタ次男こそ、まさに柱として絶大なる威力を発揮しそうですが、思ったより反応しません・・・漫画はじーっと読みつつ、終わったらポイ。何かの型で戦うこともなければ、好きなキャラについて双子の話に乗ることもありません。

そういう意外な状況が工藤家にはあり、もっと鬼滅の刃、もっと全集中、みたいになるのかなって思ってたんですけど、笑えるエピソードもなく申し訳ありません。

男の子四人いたら、鬼滅の刃で大変そうですよね、と言われたんですけど、それよりも、どうでもいい、大義のない、想いがつながっていかない、日常の諍いで大変です。

ということで、何に落ちもないまま、鬼滅の刃は工藤家にそっとインストールされています。映画は絶対怖くて瞬間で逃げる(双子)ので、強く観たいとも言われてません。

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LaQで炭治郎(妻+双子作)

現場からは以上です。

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妻と一緒に本を出しました。

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本書を作成するにあたってたくさんの方にご支援いただきました。


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