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働く支援が「就職一択」だった時代に動きが出ました。少しずつ政府・行政も変わっていきそうです。

2020年の最期に!

これまで就労支援と行っても、その成果(KPI)設定が正規雇用や週30時間以上の被雇用などでした。

本来はそのひとにあった仕事や働き方を一緒に考えて、その実現のために伴走するのが就労支援ですが、「雇われる」一択の成果設定により、就職のためのサービスに最適化してしまうことで、

決まった時間、決まった場所で、安定的に働ける条件にないひとたちや、さまざまな事情を抱える若者たちが排除、取り残されてきました。

育て上げネットでは、多くの企業、NPO、就労支援拠点の方々の力を借りて、オンラインでどこからでも参加でき、PCや通信環境の貸与によって(限られてますが)環境を整え、就職だけではない、さまざまな働く選択肢を提供する(働き方拡張型支援)を地道にやってきました。

さまざまな形で、就職だけではない、働く選択肢の提供をさせてほしい。KPIを狭く被雇用者とせず、そのひとに合った働くことを成果にしてほしいと訴えてきました。

正直、なかなか実現しないところもありますが、今回、内閣官房から公表された就職氷河期世代支援における新行動指針2023に、いくつか求めていた単語、文章が入りました。

※地方交付金を使ってR5の検討をされている自治体の担当者がいたら意見交換したいです。

また、ネットでは(まだ)公表されていない事務連絡が内閣府から全国の自治体に出されていますが、そこにはKPI項目について書かれたもので、正規雇用や非正規雇用のみならず、起業や自営業もKPIになるよって書かれています!

補足としては就職をすること、正社員を願う若者が圧倒的に多く、それを否定するものでも、むしろ、安定という視点では現状は正社員が最適解であることは理解しつつ、

一方、さまざまな働き方の選択肢があるにもかかわらず、それを知らないまま生きていくのももったいないですし、もしかしたら、そのような新たな「働く」に触れて、元気になったり、才能を開花させている若者もいるので、

支援者の方々にはオブザーブや、自ら受講して体感してもらいたいと同時に、一緒にそういったサービスを協働展開してくれる企業さんともつながりたいですー

原稿書きました


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