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映画『ジェントルメン』を観て

もともとガイ・リッチーが好きなんだよね。『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』のような、緻密な脚本と『スティング』を彷彿させるsurprise ending、ファッションや小物、映像表現がたまらなくカッコいい。『スナッチ』のオープニングとか。ジェイソン・ステイサムはこの2作品で初めて知ってファンになった。

それ以降の作品はそんなに好きな感じではなくなって、『シャーロック・ホームズ』とかね。『コードネーム U.N.C.L.E. 』は多少、初期の雰囲気があるけど、ストーリー的にはそんなに感心しなかった。『アラジン』とか面白かったけど、ガイ・リッチーっていう感じではない。

『ジェントルメン』は脚本的にすごく面白いという感じではなかったけど、自分の好きなガイ・リッチーの雰囲気がある作品だった。まず俳優の演技はもちろん風貌、ファッションがいい。マシュー・マコノヒー、チャーリー・ハナム、渋すぎる。現代というより少し前のファッションなのかな?チャーリー・ハナム、パシフィック・リムの時と比べて随分コワモテな感じをうまく演じていたと思う。

今回めっちゃ良かったのがコリン・ファレル。カッコ良すぎるでしょ。上品なストリート系なファッションでキメて、食堂みたいなとこで絡まれたチンピラをいなすシーンとか、すごく良かった。この人は、トータル・リコールみたいな正統派ヒーローよりも、フォーン・ブースとかTRUE DETECTIVみたいな少しダークなチンピラっぽい感じの方が良く似合うね。

ヒュー・グラントがクズの探偵を演じていて、最近はこういう役をやるんだなと少し驚いた。全然悪くなかったけど。ミシェル・ドッカリー、感情があるのか無いのかよく分からないが、ファッションはいいし迫力はある。未見だけど『ダウントン・アビー』シリーズ出演者。

ストーリー的には前述のようにsurprise endingだけど、そんなに意表を突かれるという感じはないし、カタルシスを感じる展開にはなっているけどそれほど強い感じでもない。あと、ミシェル・ドッカリーがなぜマシュー・マコノヒーを裏切らないというか見捨てないのかがよく分からなかった。愛し合っているということでいいのかな。冒頭のシーンも確かバーで妻を待つという設定だったから、そういう事なんだろうけど。

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