くどちん(工藤尚子)

キリスト教学校の聖書科教員として約20年になる、牧師です。日常のささやかな出来事や読ん…

くどちん(工藤尚子)

キリスト教学校の聖書科教員として約20年になる、牧師です。日常のささやかな出来事や読んだ本の感想などをきっかけに、聖書の言葉との気軽な出会いをお届けできれば嬉しいです。 好きなこと:本を読む、お芝居を観る、おいしいものを食べる。 Twitter @naokokudo910705

最近の記事

心も体もこまめにおそうじ

こんにちは、くどちんです。キリスト教主義学校で聖書科教員をしている、牧師です。 年末年始に、私なりの大掃除をしました。 まあすでにほとんどその効果は消えたのですが( ;∀;) とはいえ、「せっかく片付けたんだし」という思いは微かに胸の片隅にあって、気付いた時に「ちょっと拭く」くらいのことは以前より意識するようになりました。 いや、放っておくと不思議なくらい埃って積もるものですね。(汚い、怠惰な話ですみません。) こまめに拭き掃除をしていたら、大掃除みたいなことをしなくても

    • 卒業と死、そして新しいいのち

      こんにちは、くどちんです。キリスト教主義学校で聖書科教員をしている、牧師です。 私はいわゆる「牧師」として歩み出してから軸足はずっと学校にあるのですが、多くの牧師は教会をフィールドとして働いておられます。(当たり前か) けれども、教会で働く牧師さんが学校で非常勤講師として授業を受け持ってくださることもあり、そういう時は「背景」の異なる者同士、良い刺激や学びをもらえたりもします。 先日、ある牧師さんが非常勤としてお勤めの学校の卒業式に出られて、「『神ともにいまして』を卒業式

      • 新鮮な心でいるために、体調管理も。

        こんにちは、くどちんです。キリスト教学校で聖書科教員をしている、牧師です。 新しい年を迎えたと思いきや、もう3月です。早いなぁ。 年末年始は、「大掃除」……と胸を張れるほどではないですが、私なりに家の掃除、片付けを頑張りました。 日頃共働きで家事が二の次になりがちな我が家、いやー、よくこんな汚い所に住んでたな……と半ば感心しながら、積もり積もった埃を取ったり、床の黒ずみを拭き取ったりしました。 ま、3月ともなればその成果は早々と消えてしまいましたけどね(゚∀゚) ともあ

        • 諦めないで小さな一歩を重ねていく~韓国ドラマ「保健教師アン・ウニョン」から

          こんにちは、くどちんです。キリスト教学校で聖書科教員をしている、牧師です。 韓国語学習がてら、韓国ドラマを観続けているこの1~2年。 先日は「二十五、二十一」「まぶしくて」などを観て、「勝手にナム・ジュヒョク」祭りが開催されていたわけですが。 「勝手にナム・ジュヒョク祭り」はその後も続きまして、さらに観たのが「保健教師アン・ウニョン」でした。 いざ見てみたらエピソード数が他のドラマよりもずいぶん少なくて、「人気無くて早めに終わったとか、そういうことってあるんやろか……」

        心も体もこまめにおそうじ

          私が蒔いた種を、神さまが喜んで育ててくださっている……と思う。

          こんにちは、くどちんです。キリスト教主義学校で聖書科教員として働く牧師です。 ……というご挨拶で毎回の記事を書き始めておりますが、この「牧師」と言いつつ学校で働く立場のことを、私の属する教団では「教務教師」と呼んでいます。 教会の牧師の働きは、教会に集まる人が相手です。その多くはすでにキリスト教の信仰を持っている人で、中にはもちろん「まだ洗礼を受けていません」という人もいますが、そういう人であってもわざわざ「教会」というところに足を運んでいるという点では、「キリスト教に関心

          私が蒔いた種を、神さまが喜んで育ててくださっている……と思う。

          あんまり遠慮せず門をたたいてみよう

          こんにちは、くどちんです。キリスト教主義学校で聖書科教員をしている牧師です。 私の旧友であり、師である「はたぼう」。しばしばこのnoteにも登場しています。 そのはたぼうと続けている「リモートコーラス部」。 先日も練習して参りました。あ、「リモート」だけど3か月に一度くらいのペースで「対面練習」もやってるんですわ。 その日私はお昼ご飯を食べる暇も無く練習に駆け付けることになったので、お土産がてらたこ焼きを買って行って、練習前にもぐもぐタイム。するとはたぼうが「ご飯のお

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          みんな祝福の中で輝いている ~ドラマ「まぶしくて」を観て(ネタバレあり)

          こんにちは、くどちんです。キリスト教主義学校で聖書科教員をしている、牧師です。 前回、「二十五、二十一」を観てつらつら思ったことを書きました。 で、これを見たところ「勝手にナム・ジュヒョク祭り」(なんだそれ)が開催される運びとなり、続けて観たのがこちら。 「まぶしくて ー私たちの輝く時間ー」。 幼い頃に砂浜で時間を巻き戻せる時計を拾ったヘジャは、時間を戻すとその分自分の時間は人より早く流れてしまうことに気付き、その時計を封印。 25歳になり、アナウンサーを目指しつつもう

          みんな祝福の中で輝いている ~ドラマ「まぶしくて」を観て(ネタバレあり)

          人生はままならぬものだけど ~ドラマ「二十五、二十一」を観て(ネタバレあり)

          こんにちは、くどちんです。キリスト教主義学校で聖書科教員をしている、牧師です。 韓国語リスニングがてら、韓国語ドラマを見るようになって1年半が経ちます。 いやー、たくさん観たよ。面白いもん。 で、最近観終わったのがこちら。 「二十五、二十一」。実際話題になっていたのは去年だと思いますが、やっと観ました。 とても良かった! 面白かった! 以下、ネタバレありの感想です。 私はこの物語を、徹頭徹尾「人生のままならなさを描いた作品」だと思いました。 そもそもの発端はIMF危機

          人生はままならぬものだけど ~ドラマ「二十五、二十一」を観て(ネタバレあり)

          十五の君に伝えたいこと ~「手紙 ~拝啓、十五の君へ~」を歌いながら

          こんにちは、くどちんです。キリスト教主義学校で聖書科教員をしている、牧師です。 「リモートコーラス部」というのを、ほぼ月イチでやっています。気付けばもう3年にもなるのね。ほんと楽しい。 何となく「仕上がったな」と思うと次の曲を探す……というゆるゆる具合で続けているのですが、この度新たな課題曲(?)にしたのがアンジェラ・アキの「手紙」。「十五の僕」が、大人になった自分に宛てて悩みを吐露する手紙を書く。それを受け取った「大人の僕」が、「十五のあなた」に伝えたいことを返信する。

          十五の君に伝えたいこと ~「手紙 ~拝啓、十五の君へ~」を歌いながら

          うとうと休むのは悪いことじゃない。

          こんにちは、くどちんです。キリスト教主義学校で聖書科教員をしている、牧師です。 野球を観るのが好きです。生粋の大阪人なもので、子どもの頃から阪神タイガースを応援して育ってきました。今シーズンもどこかで一回くらいは球場に行って観戦したいな~と思ったりしています。 普段はもっぱらテレビ中継を観ているのですが、たまたま観ていた試合の解説者が「油断」という言葉をよく使っていました。 「油断したのかもしれませんね」「今のは油断せずよく見ていましたね」 プロの選手が試合中に油断なんか

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          歌は人を励まし、慰め、人を繋ぐ ~ミュージカル「SUNNY」を観て

          こんにちは、くどちんです。キリスト教主義学校で聖書科教員をしている、牧師です。 ようやく期末考査が終わり、1学期の締めくくりの時期を迎えています。いや、教員にはまだ採点や成績処理の業務が残ってるんですけどね……。ぐぅ。 まあそうは言っても日々の授業は無くなるので少し時間的な融通がきくもので、喜び勇んでこちらのミュージカルを観に行って来ました。 出演している「瀬奈じゅん」さんは私が宝塚歌劇を観るようになってから、一番最初に好きになって応援していた元ジェンヌさん。卒業後もずっ

          歌は人を励まし、慰め、人を繋ぐ ~ミュージカル「SUNNY」を観て

          大概のことは、恐るるに足らず。たぶん。

          こんにちは、くどちんです。キリスト教主義学校で聖書科教員をしている、牧師です。 先日我が家に「ゴ」が出ました。 あいつです。その名を呼ぶことも恐ろしい。 北海道にはいないという噂の。(北海道が羨ましい)あいつです。 この数年全然見かけないな、ありがたいなと思っていた矢先だったんですよ。ベランダから取り入れたシーツを置いてあって、さあ畳んで片付けようか……と思って、ぱっと持ち上げたらね、そこにね、いたんです。 ヤツが。 たぶんシーツにくっついて外からやって来たんですよね。

          大概のことは、恐るるに足らず。たぶん。

          カレンダーをめくる人は、お手紙も書ける。たぶん。

          こんにちは、くどちんです。キリスト教主義学校で聖書科教員をしている、牧師です。 7月になりました。 皆さん、カレンダーはめくりましたか? 私は無精者で、こういうことをすぐ忘れます。 こういう細々したことをひとつひとつ、きちっとやる人に憧れます。 他校はどうなのか分かりませんが(たぶんみんな同じじゃないかと思うのですが)、学校って6月が怒濤の忙しさです。 あと10月も忙しい。年末も忙しいし年度末も忙しいけど、この辺りはまだ何となく「一区切り」が目の前に見えているから駆け抜

          カレンダーをめくる人は、お手紙も書ける。たぶん。

          「クリスチャンらしさ」を、敢えて出してみる?

          こんにちは、くどちんです。キリスト教主義学校で聖書科教員をしている、牧師です。 6月は大変忙しかったのでした。いや、まだもうちょっと続くけど。夜の会議や泊まりの出張も多くて。 私は普段は自転車通勤なのですが、出張になるとバスだの電車だのに乗ります。鉄道には全く詳しくないけれど、「乗り鉄」的要素があるのではと自負するくらいには電車移動は好き。他の参加者が空路を選択するような出張先でも、陸路ばかり使うのでびっくりされたこともあります。 さてそんな「電車に乗るのは大好き」な私

          「クリスチャンらしさ」を、敢えて出してみる?

          平時の交わりが、緊急時に自分を助けてくれるのかも。

          あなたはゴフェルの木の箱舟を造りなさい。箱舟には小部屋を幾つも造り、内側にも外側にもタールを塗りなさい。次のようにしてそれを造りなさい。箱舟の長さを三百アンマ、幅を五十アンマ、高さを三十アンマにし、箱舟に明かり取りを造り、上から一アンマにして、それを仕上げなさい。箱舟の側面には戸口を造りなさい。また、一階と二階と三階を造りなさい。見よ、わたしは地上に洪水をもたらし、命の霊をもつ、すべて肉なるものを天の下から滅ぼす。地上のすべてのものは息絶える。 旧約聖書 創世記 6章14-1

          平時の交わりが、緊急時に自分を助けてくれるのかも。

          人生の根っこに神さまの眼差しを

          こんにちは、くどちんです。キリスト教主義学校で聖書科教員をしている、牧師です。 子どもの頃、ふと気付いたことがあります。「『お母さん』たちって、ロングヘアの人が少ないなぁ。パーマをかけてる人が多いなぁ」と。 私の子ども時代なんて20世紀末のことですので(こんな言い方するとすごい大昔みたいでかっこいいな)、今はまた少し様子が違うのかもしれませんが、今自分がいわゆる「お母さん」の世代になってみて、「確かにロングヘアってしにくいんだよな~、髪うねるし」と思います。 私はもとも

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