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くだけねこにはたびをさせよ

くだけねこにはたびをさせよ

まさかの夢オチというたとえ

*稲村さんの解説*
ある朝たまたま早起きをしたくだけねこは、にゃんにゃんに覚えたてのことわざを言いました「はやおきはさんもんのとくにゃ」

するとにゃんにゃんは「それならとなりまちまでいって、くだけねこおじさんにごあいさつにでもうかがうのはどうかしにゃ」と言いました。くだけねこはそれは名案だと思って張り切って出かけました。

隣町までたどり着いたくだけねこは「よく来たね、立派になって元気そうじゃないか!」とくだけねこおじさんにたいそう褒められました。さらにくだけねこはご褒美にいっぱいのおかきをもらって上機嫌になって「えっへんおっほんにゃ」と言って帰りました。だがしかし!気がつくと、にゃんにゃんの「はやくおきにゃさい!」と言う声が聞こえてくるじゃありませんか。

くだけねこは「ふあぁ。おかきいっぱいにゃ。むにゃむにゃ。あれれ?」と言って今までの旅が実は夢だったことに気がつきました。「せっかくほめられたのににゃ。。。まあでもいいにゃ。いまからまたねて、ゆめのつづきをみるにゃ」といって眠り始めるのでした。

<本来の使い方>
可愛い子には旅をさせよ
子どもがかわいいのなら、甘やかさずに世の中の厳しさを経験させたほうがいいというたとえ

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