Dr. ハイパフォーマンス心理学

スポーツ健康心理学者(博士号)/ 筑波大学 / クイーンズランド大学 / 筑波大学アス…

Dr. ハイパフォーマンス心理学

スポーツ健康心理学者(博士号)/ 筑波大学 / クイーンズランド大学 / 筑波大学アスレチックデパートメント(スポーツ・リサーチ・イノベーター) / ミッション:<すべての教育活動の目的をWell-beingの向上に> / 主なテーマは【心理学】【コーチング】【教育】

最近の記事

緊張しやすい人が身につけるべきたった2つのポイント

この記事でわかること・読むメリット 緊張した時の対処法 ⇨ いろんな場面で実力が発揮できるようになる 大事な試合や面接、プレゼンの場面を 想像してください。 心臓の鼓動が早くなり、呼吸が浅くなり、 手や額に変な汗をかき、、、 「うまくいなかったどうしよう」 「失敗したらどうしよう」と頭をよぎる。 その考えを取り除こうと頑張るが、 かえって不安が大きくなる。 そして、普段の当たり前にできていることが できなくなってしまう… こんな経験をしたことがあるでしょうか。

    • 【イメージ②】 イメトレでパフォーマンスを向上させる

      この記事でわかること イメージトレーニングの有効性とその活用方法 前回の記事では、 イメージトレーニングのメカニズムや その科学的根拠を紹介していきました。 今回の記事では、 イメージトレーニングの活用方法と その際のポイントを解説していきます! イメージトレーニングの活用例 では、実際にどうような目的のために イメージトレーニングが活用できるかを 紹介していきます。 1.スポーツスキルの習得&練習 習得したい動きやスキルを 何度もイメージで繰り返すことで スキ

      • 【イメージ①】 脳は「現実」と「想像」を区別できない?!

        この記事でわかること イメージトレーニングの有効性とその活用方法 いきなりですが 皆さんは「イメージ」の力を信じているでしょうか? ※スピリチュアルな話ではなくちゃんとした科学的な記事です… ここでいう「イメージ」とは なりたい理想の姿や、競技中の動き、 大事な場面での感情や思考などを 頭の中で五感をフル活用して 鮮明に思い浮かべたもの を指します。 実は「イメージ」については スポーツ心理学の分野で「モチベーション」や 「目標設定」と並んで 数多くの研究が行

        • 「体」は鍛えるのに「脳」は鍛えないの?

          この記事でわかること 脳(メンタル)を鍛えることがなぜ見過ごされるか? パフォーマンスを向上させたい時 まず何から始めるでしょうか?

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          【無双】 スポーツ活動における最高の瞬間「ピーク・パフォーマンス」

          この記事でわかること 「ピーク・パフォーマンス」を引き出すヒント スポーツ活動における最高の瞬間 これまでの経験で最も良いパフォーマンスが できた時のことを思い浮かべてください。 それはどのような環境で、 どのような身体的・心理的状態だったでしょうか? このように、 自分の心身が非常によく“機能”し 最高のパフォーマンスが発揮できた時のことを 「ピーク・パフォーマンス」と言います。 すべてが思い通りに進み、自信に満ち溢れ まさにスポーツから得られる 【 最高のギ

          【無双】 スポーツ活動における最高の瞬間「ピーク・パフォーマンス」

          「つらいことに耐えることに価値があるか?」を心理学的に考察してみた

          今回の記事では、個人的な考えを書かせてもらいます。 しかし、この考えは学術的な成果をもとにしています。 スポーツや仕事に取り組む際のマインドセットを 少しでも転換してもらえればうれしいです。 結論から言います。

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          「つらいことに耐えることに価値があるか?」を心理学的に…

          「やる気スイッチ」の見つけ方~モチベーションについて~(後編)

          前回の記事では モチベーションには 「内発的」なものと「外発的」なものが ある事を説明しました。 そして「内発的」なモチベーションを 高めるためには 「自己決定」「有能さ」「関係性」の 欲求を満たす必要がある事を解説しました。 今回の記事では、モチベーションについて さらに深掘りしていきます。 ここで皆さんに一度立ち止まって 考えてもらいたい質問があります。 「モチベーションって本当に必要でしょうか?」 モチベーションを高めたいと考えてる人は 「行動をおこしたい

          「やる気スイッチ」の見つけ方~モチベーションについて~(後編)

          「やる気スイッチ」の見つけ方 ~モチベーションについて~(前編)

          やりたい事があっても 「やる気が出ない」 「ついつい先延ばしにしてしまう」 といったことはないでしょうか? また、部下や子供の 「モチベーションを高めるにはどうすれば良いか?」 と悩んだことはないでしょうか? せっかく良い目標を立てても, モチベーションが低ければ 上達は期待できません。 そこで今回はモチベーションに関する情報を ご紹介します。 皆さんの「やる気スイッチ」を 見つけていきましょう!! 【今回の記事のゴール】 ・モチベーションを高める3つの基本的欲求を

          「やる気スイッチ」の見つけ方 ~モチベーションについて~(前編)

          パフォーマンスを高める目標設定のしかた(後編)

          前回の記事では, 目標設定の際に犯しやすいミスに ついて解説しました。 今回の記事では, 効果的な目標設定のステップについて 説明してきます。 それでは, 目標設定力を身につけていきましょう!! 目標設定の5つのステップ ① 自分が本当にやりたい事は何か,   時間や労力を費やしてでも   成し遂げたいことは何かを考える まずは達成したいと思っていることが, 本当に自分がやりたい・やる価値があると 感じているかを再確認します。 このステップは非常に重要ですが 多く

          パフォーマンスを高める目標設定のしかた(後編)

          第3回 パフォーマンスを高める目標設定のしかた(前編)

          皆さんが最近たてた目標は何でしょうか? 全国大会優勝,次の試合に勝つ, 英語力を伸ばす,3㎏減量など… 様々な目標が考えられますが 現在,その目標の達成に向けて 継続的に行動できているでしょうか? 何か達成したいことがあると 私たちは目標を立てて その達成に向けて努力しようとします。 目標設定がパフォーマンスを 向上させるという事実は, 心理学領域では 最も再現性が高くエビデンスの強いものの 一つと言われています¹⁾。 目標達成がパフォーマンスを 向上させる理由

          第3回 パフォーマンスを高める目標設定のしかた(前編)

          「メンタルトレーニングってどんなことするの?」に答えます

          「メンタルトレーニングって言葉はよく聞くけど, 結局どんなことするの?」 という疑問をもっている方も多いと思います。 そこで今回の記事ではその疑問に答えてきます。 【今回の記事のゴール】 ・メンタルトレーニングの内容を理解する ・自分の課題に適したメンタルトレーニングを選べるようになる! まず,パフォーマンスの向上を目指す場合, 大きく分けて2つの方向性があります。 一つ目が「トレーニングの質」を高めることです。 より効果的なトレーニングをすることで, 自身の

          「メンタルトレーニングってどんなことするの?」に答えます

          メンタルトレーニングでパフォーマンスは向上するか?

          いきなりですが 自分が多くの努力を重ね ようやくたどり着いた 「夢の舞台」にいることを 想像してみてください。 それではここで質問です。 このような大事な場面で パフォーマンス発揮に影響を与える要因のうち, 心理的な要因は何%くらいでしょうか? では,もう1問。 普段行っているトレーニングの 何%くらいを心理的スキルを向上させるために 費やしているでしょうか? 多くの人が 心理的スキルの重要性はわかってはいるものの 実際のトレーニングはあまり行えていないのが 現

          メンタルトレーニングでパフォーマンスは向上するか?

          スポーツ健康心理学者の社会貢献

          はじめての投稿になります。 スポーツ健康心理学分野で博士号(PhD)を取得し,その後,スポーツ科学研究の世界的機関クイーンズランド大学に留学,現在は日本の大学で研究員をしています。 主な研究テーマは,学校現場での健康教育やアスリート向けのメンタルトレーニング,組織改革などです。 これまで大学入学から10年以上,スポーツや健康に関する勉強を多くしてきましたが,せっかく学んだことをぜひ皆さんにもシェアしたいと思いnoteを始めました。 スポーツやコーチング,健康,教育に関

          スポーツ健康心理学者の社会貢献