見出し画像

閾値を超える日

(※長文失礼します)

2021年もお盆を迎え、今年も後半に向かって行きます。

2020年に前触れもなく訪れた、誰もが経験したことのない社会混乱。もう一年半もの時が経ちますが、ある人はこうだ、またある人はこうだと、日々論争や対立、分断が繰り返され

答えのわからない中で皆が試行錯誤し、それでもなかなか活路が見出せない日々に、ただじっと耐える生活が続いています。

そんな中、僕は日々の暮らしを支える『仕事』を、会社という集団から飛び出して独立。果たして自分の頭で考えて、世の中に価値を生み出すことができるのか。

振り返ると

自身の振り返りと軌道修正も含めて、独立してからのコルクアートに関わる行動を書き出してみました。

今年に入り制作したのは下記11枚。

1月 井上シェフ(シェイノ)
2月 中川さん(中川ワイン)
3月 渋沢栄一(帝国ホテル)
4月 Yakko - Edo bei(浮世絵ワイン)Poppin Girl(浮世絵ワイン)柳井さん(ヤナイホールディングス)
5月 尾崎さん(尾崎牛) STING(Zerts)
6月 オードリーヘップバーン(愛さん)
8月 メッシ, ネイマール(次男)

※()内はご依頼者さま,ご提供先

画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

この先もまだ公表は出来ませんが、9月に1枚、10月に2枚、12月に1枚の予約が入っている状況です。

月に1枚制作という年初に立てた目標はクリア出来そうなのですが、実際のところ仕事として成り立っているのでしょうか?

予算、制作費、そして利益はどうなっているの?

ここは、皆さん気になるところかと思います。

「コルクアート っていくらで売れるの?」

「オーダーしたらいくらで作ってくれるの?」

「コルクアートで食べていけるの?」

順番に答えたいと思います。

・・・・・

「コルクアート っていくらで売れるの?」

ここは、これまでの実績(事実)をお話しします。

これまで一番高く購入いただいたのは、トルシエさんで55万円です。

逆にプレゼントしてお金をいただいていない作品もあります。

ご依頼いただいたのはお知り合いの方が多く、モチーフによりますが平均すると1作品30万円前後、活動を始めてからの販売総額は、500万円程度です。

・・・・・

「オーダーしたらいくらで作ってくれるの?」

モチーフによりますが、肖像画(120cm×90cm コルク約2300個使用)はこれから先、一点50万円〜承ります。(2021年8月現在)

値上げしましたね〜、という声が聞こえそうですが、その理由を次に説明します。

・・・・・

「コルクアートで食べていけるの?」

コルクは多くがいただきものですし、めちゃくちゃ原価率が低くて利益率の高いビジネスに見えませんか?

ビジネスであれば当然
利益 = 収入 -    支出 です。

この支出の部分が少なければ
利益がたくさん残りますよね。

50万円で売れるなら、僕もやってみようかな!と思いませんか?

キチンと作ったら売れると思います。
実際、僕のところには現在その価格でご依頼が来ています。

でも、日本で真似して作る人は現れません。
なぜでしょう?

それは、とんでもなく手間と時間がかかるからです。笑

例え50万円で売れたとしても、材料費を10万円くらい(下絵デザイン、額装など)で制作に半年かかって作ったら、40万円が利益にはなりますが、そこにかけた時間を半年の給料と考えると、あなたの月給は7万円くらいです。

仮に倍の早さで3ヶ月だったら?それでも月給はだいたい13万円。2ヶ月だったら、月給20万円。副業としては良さそうです。ちなみにこれは、コルク収集から選別、制作、納品までひとりで行った場合です。

ただこれは大前提として、「50万円で買いたいと思ってくれる方がいる」という、クオリティが約束されていなければいけません。

僕がコルクアートを仕事として成立させるためには、このすべてをクリアしなければならないのです。

・購入希望者と出会う
・クオリティを約束する
・制作スピードを上げる

そしてタイトルに繋がります

閾値を超える日

「コルクアートで食べていけるの?」

家族も思うでしょうし、友人も気にかけてくれますし、僕自身そのことと毎日向き合っています。

今はまだ、胸を張ってYesとは言えません。

作品制作で足りない分を、これまでのソムリエ経験を活かして酒販免許を取ったり、通販をしたり、緊急事態宣言になりまともに営業できていませんがワインバーを準備したり

思いつく限りを尽くしてどうにか補っています。

ただ、あともう少しで手が届く

『閾値を超える日』がそこに見えているんです。

皆さまがたくさんのワインを楽しんだ証の
日本中から集まった数万個のコルクを
形にしたいのです。

コルクアートを仕事にして
胸を張って生きていきたい。

そう自身に言いきかせて奮い立ち
このコロナ禍を何とか乗り切りたいと思います

引き続き応援よろしくお願いします!

※作品のオーダーもお待ちしております。
モチーフはご相談くださいませ

kuboblanc@gmail.com 

※コルクアートワインも絶賛発売中です。
こちらもよろしくお願いします!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
BASE corkart for you

https://corkart.thebase.in
※ オンラインでコルクアートワインが買えるのは
現在こちらだけ。在庫少量ワインも
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?