グラレコで使う色、何色あればいい?
こんにちは、くぼみ(@kubomi____)です。「グラレコのヒミツ」では、グラフィックレコーディングの実践で気づいた学びを紹介していきたいと思います。
前回は、「聞く」と「聞かない」の使い分けについて解説しました。
今回は、配色についてです。
欲張ってカラフルにすると大変…
これは、私が初めて人前でグラフィックレコーディングをさせて頂いたときのものです。(その時の記事はこちら)このときは、カラフルな色使いでキャッチーな印象を作ろうと思い、合計5色の色を使うことにしました。
使用した色
背景色:白
本文:黒
強調色:ピンク、水色、黄色
しかし、実際にやってみると、時間に余裕のない中で、いちいちブラシの色を変えないといけない状況は、初心者の私にはとても非効率だということがわかりました。
最低限必要なのは3色
では、色数を減らしてみてはどうだろうか?と思い、その後、3色で試してみることにしました。
これらはどれも、「背景の色 + 本文の色 + 補助色」の3色で構成されています。たった3色ですが、最低限これだけでも、十分に情報にメリハリをつけることができると思います。
2色の切り替えでスピードアップ
背景色は始めに設定するだけなので、実際にグラフィックレコーディング中に色の切り替えが発生するのは、本文色と補助色の2色だけです。実は、イラストレーションツールでは、2色の切り替えをクイックにできるようにサポートされていることが多いのです。たとえば、iPadアプリのProcreateでは、以下のように、色のところを長押しするだけで前の色に戻ることができます。(下のgifではタップと書いてますが、長押しでした。)これによって、いちいちカラーパレットを開いて、欲しい色を選んで、閉じて、、という時間が短縮できます。
このように、アクティブに使う色を2色に限定することで、一度もカラーパレットを開くことなくグラフィックレコーディング をすることも可能になります!「どの色にしようかな〜」という意思決定も少なくなります。余裕がないうちは、意思決定の要素を減らしていくことも大切です。
では、どのように色を選ぶのか。私がよくやる色の選び方を紹介します。
1:まず背景色を決める
はじめに背景色とするテーマカラーを選びます。例えばTEDxKyotoの場合は、TEDのブランドカラーの赤を選びました。
2:本文の色を決める
次に、本文の色を決めます。私の場合は、白か黒のどちらかを選択することが多いです。ここで注意するべきことは、背景色とのコントラストを保つことです。今回は、暗めの赤を背景色に採用したので、本文には白を選択しました。
3:補助色を決める
本文を強調する囲みや、イラストの塗りに使うような、補助的な色を一色選びます。ここでは、白と黒のうち、本文で使わなかったほうの色を使うことが多いです。この場合は黒を選択しました。
まとめ
・多くの色をハンドリングするのは大変
・3色あれば十分に情報にメリハリがつけられる
・使うのは、背景の色 + 本文の色 + 補助色
・手間と意思決定を減らして余裕を持とう
次回はSNS活用の利点と注意点についてです。
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