読書感想文#5「ハートドリブン」

はじめに

ちゃそです。

親知らずがめちゃくちゃ痛い。助けてくれ

私事ですが,最近着る毛布を買いました。布団のあったかを持ち運んでいる感がすごいです。どこでも寝られそうです。

さて,若干読書感想文の頻度が落ちてきています。やめちゃわないためにもせめて週1回の投稿は維持したいですね。

何読んだん?

今回は塩田元規氏著の『ハードドリブン 目に見えないものを大切にする力』を読みました

例によってkindle unlimitedのリンク貼っておきます

読んだ理由は自分の持っている考えと全く逆のことを言っていたからです。

この本を読む前は論理的,合理的に考えて行動することが最も重要と思っていました。

そう思っていた矢先,「感情に沿って行動する」という全く逆の説を唱えるこの本に出会いました。

こうも自分の主義主張と反対なこの本を単純に読んでみたいのと,
持論に偏見が混じっている可能性もあると思い,手に取りました。

内容

機能的な便利さを求める時代から楽しみなどの感情的な豊かさを求めるようにニーズが変化しつつある現代において,感情に基づいて仕事をしようと主張する内容となっています。

ハート(感情)ドリブン(突き動かされる)のタイトルのように,感情と向き合いながら生きていくことの大切さについて語られています。

説明は筆者の経験や感情を押し殺したときの失敗談などを元に語られています。

人が多様な価値観をもち,環境が目まぐるしく変化する中で,どのように感情と向き合い,生きていくかを語った著作となっています。

感想

はじめ手に取ったとき,とても胡散臭いと感じました。

自分自身,論理的な思考が社会の中では最も重要なことであると思っており,感情的になることは御法度であると感じていました。

というのも,社会においては合理性が求められるため客観的であることが重要視されます。

反対に,感情は主観的なものであるため表に出してはならないと思っていたからです。

しかし,この本を読んで,いろいろな勉強がありました。

まず,社会を構成する個人が合理性以外のものを求めていること。

これは感情報酬などと表現されますが,客観的に有益,正しいものではなく,自分にぶっ刺さるもの,つまり主観的に有益なものにお金を出すようになっています。

これにより,物の価値が機能性だけでなく,感情にどれだけ響くかに影響されます。

この考えは当たり前ではありますが,その中にいると気が付きにくい物ですね。

2つ目は自分が感情を押し殺しているということ。

僕自身も経験があることではありますが,したくないことをすることはかなりのストレスだったりします。

このストレスを抱え込みすぎるといつか本当にしたかったことまで興味を無くしてしまいます。

仕事だからやらなくてはならないということもまた事実ではあります。

その中で感情と向き合い,きついと思った時は吐き出せる環境があるのも大事と思いました。

この2つを本から学びました。

合理性の他に感情に響くことが重要になった環境での生き方について勉強できた気がします。

おわりに

感情と向き合い,自分がしたいことを探すのが重要と思いました。ある種気づかされる本に出会ったなと感じましたね。

自分の考えはやっぱり偏見があり,知らず知らずのうちに持論を増長する本を読む傾向があります。(確証バイアス)注意しないとですね

別件ですが,最近読書感想文を書き始めて自分が読む本の傾向が自己啓発に近い評論に寄っていると気付きました。

自己啓発は昔からよく読むので好きなのですが,小説も手を出していきたいですね。雑食に読んでいきたい。

バイちゃ

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