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自分の事を理解していますか?

何故自分の事しか分からない。
知りたい。今あなたが何を考えているのか知りたい。何を感じているのか知りたい。
人の思っている事を知る能力が欲しい。

相手の気持ちを知りたければ先ず己の事を知れ

いつもすんなりと本題に入れず、前置きを入れてしまう。まぁコレは漫画を描いていた頃の癖というか、なんというか・・・

漫画作りにおいて何が1番大事か。それは読んで貰う事である。では、如何にして読んでもらうか。それは導入部分。所謂オープニング。アクション映画の派手なオープニングやサスペンス小説の謎を残すオープニング。全ては観てもらう為の演出である。導入で面白そうと思ってもらう事が大切で、導入が魅力的ならその先に必ず進んでもらえる。所謂掴みってやつだ。

まぁこの文章然り、他のもそうだが〜掴みが出来ているのかはさておき、本題に入ろう。

noteを始めてかれこれ何ヶ月か過ぎた。正確には覚えていないので、書けない。まぁそれなりに過ぎた。そして、ふと自己紹介、プロフィールが無いという事に今更気付く。無ければ作れば良いじゃないか!?

とは言うものの、何を書けば良いのか!?生まれは何処でそうこう育ちましたよ〜と素性を晒すのか!?まぁリアルに知っている人も読んではいるけれど、誰の目にもとまる可能性のあるSNSに全てをさらけ出すのはリスクが高い。

じゃあ何を知ってもらいたいのか。自己紹介は自己アピールでは無いか!?就職活動なら面接の様なもの。アピールしてなんぼ。読んだ人に興味を持ってもらう、それこそ大事な導入部分、オープニングにならねば!

日本人の苦手な良い所アピールタイムだ。

何があるかな〜??何が知りたい!?何を書けば興味を持ってもらえる!?それが分かれば苦労しない。分かっていれば今頃漫画家になっていたはずだ。

漫画を描きながら仕事をし、仕事をしながら漫画を描いていた。漫画を描いていたら楽しかったし、それ以上に自分自身を許せた。漫画を描かない時、描けない時、何もしていない気持ちになり自分自身が許せなかった。

今思えば、夢に押し潰されていたんだと思う。漫画なんか指先で描くもんやから、何歳になっても描ける!と口では言っていたものの、歳を重ねる毎につのる不安。その不安から逃れる為に応募した作品が落選したのを機会にスペインに逃げた。人生楽しんでなんぼや!!

リーガ・エスパニョーラのバレンシアの試合を観て気ままに暮らす。最高じゃないか!

バレンシアでの暮らしは楽しさは最高だった。けれど、仕事をしていない日々は暇で、バレンシアの旧市街地を徘徊し続けるも飽きてしまい、日めくりカレンダーの様に色んな人と飲み歩いていても満たされなかった。

楽しかった時間を振り返る相手が欲しかった。

仕事を探そうにもビザの申請が必要だし、ほぼ不可能。やむを得ず帰国。が、実家にそのまま居るのも負けた気がするし、何処かへ行こう。

ちょうどバレンシアへ行くためにユースホステルの会員になっており、ユースホステルの回覧に住み込みでの仕事の募集がズラっと並んでいた。その中から女神湖のユースホステルを選択。スーツケースにある程度の荷物を詰めて身ひとつで長野県へ。

そこで耳の聞こえない同僚が出来たり、山登りしまくったり、苔の中で一日中寝そべったり、貴重な経験が出来た。まぁ山登りするために実家に送ってもらった登山シューズが、泊まりがけの登山の初日に底が外れるというハプニングに見舞われたりもした。あの時は計画的殺人か!?とか思ったけどね。

夏のスキー場を降りる時に足が走り出してしまい、ディズニーアニメの様に足だけが意志とは別にクルクル回りコケて坂を転げ落ち、誰も居ない肩くらいまである草むらに大の字で倒れた事もあったし、無謀な登山計画で体力が尽き、動けなくなった事もあった。それでも、山の麓での暮らしは楽しい事だらけだった。

北八ヶ岳最高!子どもたちを連れて行きたい場所のひとつだ。

寒いのが嫌いという事とリーガ・エスパニョーラのシーズンが始まる(WOWOWを受信していないと試合が観れない)為、実家に戻るというウルトラCを披露。

実家から近いという理由で今の病院で働き始める。看護補助から准看護師へ。准看護師から看護師へ。働きながら学校へ通った。

その間に結婚したり離婚したり結婚したりした。

看護師の学校は自分の事を突き詰める学校で、事ある毎になんで!?それはなんで??どうして??と、掘り下げる事を強要された。看護師は患者の事を知らなければいけない。その為には先ず自分の事を理解していなければいけない。あなたのその行動は何故したのか。何故そう思うのか。

ほほう。これは漫画を描いていた時に知っておきたかった。他人の行動原理を知るためには己の行動原理を知る事が大事だったのか。

その知りたい意欲と楽しむ心で看護の仕事は思いのほか楽しかった。何故か向いている気がした。

職場や同僚に恵まれ続け、苦労やストレスで胃に穴あく様な事もなく、面白おかしくここまで来てしまった。

仕事の時だけじゃなく嫁ちゃんの事も知りたいし、子どもたちの事も今よりもっと知りたい。周りの知り合いの事も知りたいしnoterさんの事も知りたい。目に映る気になる人の事が知りたくて仕方がない。

だから、自分の事を知るために書く。己の感じた事。気付いた事。思い。それを振り返って自分という器を知り、それに映った周りの人たちを少しでも理解したいのだ。

なので、これを読んでいるあなた。かいひなたの事を知ろうと読んでいるのかもしれないけれど、逆にあなたの心をみすかそうと覗いているんですよ。

こんな長い長い文章を読んだあなた!もしかしたら少し理解されたかもしれませんね。

おつかれさまでした。そして、ありがとう。

今日も少し理解を深める事が出来たよ〜

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