見出し画像

カウシェで「世界一楽しいショッピング体験」をつくります

こんにちは、前本航太です。

実は6年間勤めたLoco Partners(宿泊予約サービスReluxの運営会社)を6月末に退職し、X Asia(現:株式会社カウシェ)にジョインしました!

・・・といってもX Asiaなんて知らないですよね。創業して数ヶ月の会社です。大丈夫なんでしょうか。

僕にもわからないです。

が、この選択を自分が正解にしよう!と思えたのでジョインしました。

そしてせっかくの区切りなので、今までとこれからのことを書き残しておこうと思います。

みなさんへのお願いも最後に書いたので、ぜひ読んでください!

メキシコに留学したら、日本の宿を紹介することになった

株式会社Loco Partnersに入社したのは、2014年の7月、大学3年生のときでした。

そして入社する直前まで、僕はメキシコに留学していました。

画像1

メキシコ留学中は大学の授業を受けつつ、理論と実践両方同時にやったほうが効率いいかも?と思い、インターンとして小さな会社で分析のサポートとか集客のお手伝いをしていました。

そこでマーケティングの入り口に触れさせてもらったことで、自分の施策で商品を知った人が満足してるのを見ることができ、マーケティングって面白いのかも?と思い始めました。帰国したらマーケティングが実践できるインターンをしようと考えていました。

帰国してすぐにマーケティングをさせてもらえそうな会社をWantedlyで探す中で、旅行が好きだったこともありLoco Partnersに出会いました。

とりあえず話を聞きに行かせてもらった面談で、当時取締役・営業部長だった塩川さんとお話しさせてもらい、旅行にかける熱量がものすごくてとにかく圧倒されました。

こんなに本気で旅行者と宿の双方のことを考えている人がいるのかと驚き、こんな人と働けるのは面白そうだと、ほぼ勢いだけで入社を即決しました。

▲塩川さんのReluxにかける思いはこちら参照。めちゃくちゃ熱い。

ちなみにその時はこの人が社長なのかな?と思ってたんですが、社長ではなかったです。とても威厳がある方です。

量質ともに高い打席を求め、入社を決意

インターンとして入社後は英語の翻訳(後に負債になる)やSNS運用、広告運用、中途採用など、いろいろと担当させてもらいました。

結果的に2年間もインターンとしてお世話になり、最後には広告宣伝費の予算ポートフォリオ組みや予算管理まで任せてもらい、とても貴重な経験ができました。

ちょっとインターンを頑張りすぎて半年ほど留年してしまったんですが、その後無事に卒業し、そのまま新卒としてLocoに入社しました。

Loco以外も就活は一応してみたのですが、以下の3点によりLocoに入社を決めました。

1. シンプルにReluxというサービスが好きであること
2. 働くメンバーがわかっていてValueに共感していること
3. 難易度高い意思決定を任せてもらえるスピードが早そう、かつ打席数が多い

中でも3点目の打席数については特に自分の中で優先度が高く、インターンをしていたおかげで信頼残高も貯まっていたので、かなり早い段階で難易度が高い意思決定を任せてもらえるチャンスがあると思っていました。

今ふり返ってみても、自分の考えは当たっていたなと思います。

「後は全部任せるわ、よろしく。」と丸投げされた新卒時代

画像2

▲入社式!同期は3人でした

新卒で入社後、まずはプロダクトチーム配属となり、右も左もわからないなかWebディレクターになりました。

配属されてすぐのタイミングで、当時は宿泊施設毎に1プランずつしか登録・販売できなかったところを、複数プラン(通常プランに加え、早割や記念日プランなど)登録できるように機能改修するという、かなり大きめのプロジェクトを任せてもらい、要件定義から進めることになりました。

この時に、最高の上司である宮下さんに、「俺がサポート入ってたら航太が伸びないと思うから、後は全部任せるわ、よろしく。」とHowを丸投げされたことを今でも痛烈に覚えています。

その時は「この人は何を言ってるんだろう、普通に無理だろ。」と思ったのですが、おかげで背水の陣となり、自分で決めるしかないと思って行動した結果、成長できたと思います。

また「機会が人をつくる」というすばらしい学びを実体験として得ることができ、僕のマネジメントスタイルも「基本は全部任せつつサポートに入る」に落ち着きました。宮下さんに圧倒的感謝!!!

画像3

▲宮下さんとはじめましてだった2015年の合宿

お・・・おすすめで・・・

それから半年ほど経ち、集客を担当するプロモーションチームのリーダーになりました。異動後すぐのタイミングで、サッカー選手の香川真司さんとお仕事をさせていただいたのが、非常に思い出に残っています。

香川さんがReluxの公式アンバサダーとなる契約と1ヶ月後に抑えられた日程だけが決まっており、それ以外まったく何も決まってなかったところを1ヶ月間バタバタと駆け回ったのがとても懐かしいです。

当時このプロジェクトは社長と広報と3人で進めていたのですが、社長も丸投げスタイルだったので楽しかった(※くそつらかった)。

このプロジェクトではRelux初のブランドムービーをつくることになり、そのプロジェクトリーダーを任せてもらいました。動画制作の経験なんてもちろんないんですが、Reluxの代表者として意思決定を様々な場面で求められたわけです。

最後は、スタジオでナレ撮りとかしたんです。これでいいですか?って聞かれるんですけど、まじでさっぱりわからないわけです。左利きのエレンの光一を地で行きました。

ただこの経験でプロマネとしてのスキルはぐっと上がりましたし、ブランドとは何か、ブランディング施策では何をすべきなのか、動画制作の現場に入るとはどういうことなのかなど、今までになかった知見を一気に詰め込むことができ、ここで得た学びは直近でも役に立っているので非常にありがたい限りです。

新卒時代はなんでも丸投げされ、とにかくバットを振らせてもらいました。そのおかげで最終的に全社MVPもいただいたのですが、今ふり返ると打席は自分で作ったのではなく上司に作ってもらっていた1年目だったと思います。

上司の仕事はかくあるべしと、大きな学びをいただきました。ありがとうございました。

満足度の高い宿泊体験を届ける、マーケティング責任者に

その後はマーケティンググループのマネージャーを任せていただき、プロモーションとCRMを軸に、Reluxにおけるマーケティングの戦略立案から推進までをまるっと担当していました。

例えばプロモーション領域では、GoogleさんやFacebookさんと一緒に、いろいろと先進的なトライをさせていただきとても楽しかったです。Incremental CPAとか、そういう呪文を唱えながら、思想から共に考えられたことは非常に勉強になりました。

ReluxはCRM、特にSNSマーケの領域も非常に注力しています。

そもそもの基本思想として、
1. ユーザーが日常生活の中で時間を多く使うプラットフォームでアプローチするべき
2. ユーザーがいざ旅行をしようと思ったときにReluxを思い出してもらえるような接点を作るべき
と考え、様々な施策を実行してきました。

ただ、SNSの運用ってすぐに大きな売上に繋がるかというと答えはNoです。

直近の売上には繋がらないが、ファンのロイヤリティを高めることは、後から絶対に売上に繋がると信じて実行してきました。(一方で世の中にはSNS運用の成果をもっと数字で語れるマーケターもいるので、僕もそのレベルまでいきたい・・・)

大手とは違う土俵で戦うという意味でも、我々はSNSに張ることでなんとか成長してこれたと思っています。

当然これらは僕ひとりでやっていた仕事ではなく、とにかくチームのメンバーが施策を考え、実行し続けてくれました。

バーミヤンで「いっしょにマーケやろうぜ」と誘ったらジョインしてくれた大学時代からの親友であるジェイを始め、本当にメンバーに恵まれたと思っています。

個人ではなく組織で成果を出すことの楽しさはもちろんのこと、逆に組織だからこその難しさもたくさん感じることができました。

OKRと現在地があまりにも乖離したときに起こる目標の形骸化やメンバーのモチベーション低下など、綺麗に解決できなかった課題もたくさんあり、今後の僕の宿題になっています。

画像4

▲最終日プロモーションチームのメンバーと(マーケみんなで撮った写真なかったっけ?持ってる人ください...)

意思決定はプロントで

画像5

▲今はレストランのバックヤードがオフィスです

今年の4月後半ぐらいから、もう1度0→1に近いフェーズでの挑戦がしたくなり、転職を考えていました。

そんななか、門奈(現X Asia CEO、当時Loco Partnersグローバル執行役員兼中国子会社社長)とカフェで話をしたときに、起業するという報告とともに「いっしょにやろうよ」と誘いを受けました。

当然お金もない、プロダクト案も決まってない、何もないって感じなのに、門奈は本気で「日本のECをアップデートしたい。」「結果としてユニコーンを目指す。」「モノ余りなくしたい。」みたいなことを言うんですよね。

汐留のプロントで、めちゃくちゃ真剣に、真顔で言うんですよ。

それを聞いたとき、自分でも不思議なのですが、なんか無性にワクワクしてしまって。成功するかどうかもよくわからないけど、ただ純粋に「楽しそう」と思っている自分に気づきました。

圧倒的にビジョナリーな門奈と、一緒に働いている絵が簡単に想像できてしまった。

結果として、その場でジョインを決めました。

門奈は何が得意で何が不得意か、ということを十分にわかった上で、相互補完できると思ったことも決め手でした。

「世界一楽しいショッピング体験」だから使う、結果として社会課題を解決する

我々X Asiaのビジョンは、「世界一楽しいショッピング体験をつくる」です。

代表の門奈が以前、「『モノ余り』は、誰も幸せにしない。『モノ余り』をなるべくさせないことで利益を増やすという選択肢をつくりたい」とnoteに書きました。

食品ロスは環境問題だけでなく、生産者や卸業者などサプライに関わる全ての人にとって、売上にならない、在庫・廃棄コストかかるなど誰も幸せにしないので、これとどうにか戦っていきたいと考えています。

一方で社会性が高いイシューへのアプローチとして、直接的に社会貢献文脈で打ち出すのか、プロダクトの良さで勝負した結果として課題を解決するのかは、どちらもありえると考えています。

そして僕らが今回チャレンジしようとしているのは後者です。僕たちは「世界一楽しいショッピング体験」というプロダクトで勝負していきたい。

ユーザーが楽しいから使う、その結果として社会課題を解決しているようなイケてるサービスをつくりたいと考えています。

IKEAさんやCostcoさんでの買い物体験ってめちゃくちゃ楽しくて、もはや買い物というよりエンターテインメントの領域だと思っているのですが、僕らもそれを超える体験を目指して、日々頑張って準備しています!

オフラインショッピングの楽しさを、オンラインでも

僕らがまず挑戦するコンセプトは、共同購入型のソーシャルコマース。友だちと楽しくお得にショッピングができるECサービスをつくります。

アリババに次いで中国No.2のECに急成長した拼多多(流通取引総額で約17兆円!)から着想を得て、コンセプトをうまく日本向けに抽出しながらプロダクトを設計しています。

「これめっちゃよくない?」「一緒に買おうよ!」みたいな感情の共有が常に行われるオフラインショッピングの楽しさは、まだまだオンラインでは実現できていない。

一方で、すでにLINEやTwitterでいいと思った商品をシェアする、またそれらの情報を参考に購買するという行動は生まれているので、それらをよりシームレスに体験できるようなプラットフォームを提供したいと思っています。

まずはサービスリリースをお楽しみに!!

最後に:みなさんへお願い

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

少しでもX Asiaの挑戦に興味を持っていただいた方は、僕らのFacebookグループに参加しませんか?

現在準備中のサービス開発の裏側を見せる&応援してもらうコミュニティ(もちろん無料)を運営しています!

プロダクトの進捗状況やサービス関連の情報の先行公開、施策の裏側などを公開、α版のテストのお願いなどをしていますので、ぜひぜひご参加いただけると嬉しいです!

▼参加申請はこちらから!
https://www.facebook.com/groups/282134012868926

コミュニティについてすでに言及いただいていてありがたい限りです...!

最後の最後に

このnoteの添削をしてくれたらぶみ氏に感謝です!これに限らずいっしょに働けてめちゃ楽しい&学びが多いです!ベナンに旅立ってもがんばれ!
https://twitter.com/hnhn2_7

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?