見出し画像

#539【会社は社長の器以上に大きくならない!】

会社などの組織は
トップである社長の器以上に
大きくならない
といわれます。

「 カニは甲羅に似せて
穴を掘る 」

ということわざの意味は、

カニは自分の体の大きさに
合わせて、

無理のない大きさで
すみかの穴を掘るということ。

つまり、
自分の能力に合わせた
分相応の行動が必要

ということです。

この言葉は、一見
挑戦しない消極的な
言葉や行動に思えますが、

逆にいうと、
自分の器を大きくする
ために、

勉強や努力をして
みずからを成長させる
べきだということ。

今日は、経営者などが
自分の器を大きくするための
方法を考えてみましょう。

=====

わたしの大きな反省点は、

社長として、自分の能力や
会社の力量以上に

会社とグループを
大きくしすぎたということ。

物ごとには
必ず順番というものが
あって、

無理のある急成長は
何かしらの「 ゆがみ 」が
出てくるものです。

会社や組織をのばすには、
以下のことを強く意識して
いく必要があります。

1)社長が徹底して学ぶ

社長が人間的に成長し、
経営についてしっかりと
日々学んで

努力をつづけないと
会社は良くなりません。

社長みずからが
日々読書をしたり
経営の勉強会で学び、

わずかな時間を惜しんで
勉強し続けること、

そして、仕事に
心血をそそがないと

会社は、ぜったいに
よくなりません。

社長が、ノンビリしているか、
遊び歩いている会社は

今は調子が良くても
長い目で見ると
いつかダメになるでしょう。

=====

2)会社の経費は徹底して節約する

会社の血液は、
とにかくお金です。

会社のお金は、
売上や利益にかかわるもの
だけに使って、

それ以外のムダな経費は
徹底して使わないように
しましょう。

もちろん、地域貢献や
社員の福利厚生にために

お金をつかうのは
大切なことですが、

それらも無理のない範囲で
つかっていきましょう。

=====

3)事業の拡大は内部留保次第

事業拡大のために
設備投資をしたり
人員を増やすのは、

しっかりと売上と
利益を確保したうえで、

内部留保という形で
会社にお金をためてから
にしてください。

会社や社長の実力以上に
無理をして会社を
拡大させると、

必ずどこかで
ほころびが出るものです。

銀行からの
借り入れも同様で、

ぜったいに無理のない
計画を立てた上で、

借入も計画的に
行なうべきです。

=====

新たに起業して
経営者になる人でも
同じことがいえます。

まずは、
自分自身をみがいて、

日々コツコツと努力を
積みかさね、

自分の器を大きくして
無理のない計画で
独立起業してください。

成功には、どんな場合も
それなりの時間がかかるもの。

焦って、倒産や廃業など
大きな失敗をさけるためにも、

まず、自分を知って
一つひとつ、努力という石を
積み上げていってください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?