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白馬ジャンプ台へのリベンジ

1998年長野オリンピックで会場の一つとなったスキージャンプ競技場が白馬にあることはご存知でしょうか。

今はジャンプ競技選手の練習場であると同時に、一般見学ができる施設になっています。

かなり昔に訪れたことがあるのですが、高所恐怖症ではない(と自分では思っていた)私が、その高さに足がすくんで最上部まで登れなかったという記憶(トラウマ)が残る場所です。

そう、高所恐怖症にはかなり厳しい施設なんです。

2020年10月、父とともに白馬に滞在することになったとき、真っ先に行こうと思ったのがこのジャンプ台でした。

私「昔、白馬ジャンプ台に登れなかったのがずっと心残りなんだよね」
父「自分も行ったことあるけど平気やったで」
私「!!?」
父「怖いと思わなかったから記憶にも残ってなかった。そういえばそんなことあったかなって、言われてうっすら思い出す程度」

当時、誰かと一緒だった記憶はあった、家族旅行か!!

よし、リベンジや!!(`・ω・´)

駐車場からはトンネル通路を通ります。

栄光の出口が見える。

トンネルを抜けると、右手は着地後の広場と表彰台。

そして左側に、ジャンプ台へ上るリフト乗り場があります。
リフトの先には左右のジャンプ台に接続するタワー。

料金は往復で大人460円、小中学生 280円。(2020年10月現在)
乗る前の体温・体調チェックと代表者の記入があります。

スキー場によくあるタイプの2人乗りリフト。

手荷物の落下防止に注意が必要です。
スキーシーズンが懐かしい。

到着してすぐタワーの入り口、エントランス。

白馬のゆるキャラ「ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男III世(ムラオサンセイ)」。ちょっとシュール。(好き)

エレベーターで、まずは最上階の4階展望台へ。

おー!オリンピックリングの真裏!

向かって左側がラージヒル、右側がノーマルヒル。
白馬の山並みと景色がキレイです。

さて、階段を使って階下に移動。

手すりが怖い階段だ!!

ひゃー!

(って笑っていられるくらいには、それほど高所恐怖症ではない方です)

3階展望台にもギャラリーがあります。

ジャンプ台の素材の解説。長い時間をかけて各国が研究を重ねて、安全性と公平性が守られているのが分かります。

そしていよいよ、ラージヒルのスタート地点へ。

ここからです。

ひー!!

そう、この足場の金網から下が見えているのが怖くて、足がすくんでしまうのです。

何度も何度も脳内シミュレーションを繰り返し、絶対大丈夫、だって実際に世界中の選手が利用しているのだから、と頭では理解して納得しているのですが、いざ足を踏み出すと、やっぱり震えるし変な汗をかく!

でもここを乗り越えないとリベンジできない!
なんとか心を無にして、歩み続けます。

ついたーー!!
ラージヒルです。

展望台は足元も床が貼られてしっかりしているので、ここまでくれば大丈夫。
恐怖の原因はやっぱり「下が見える」で、対策は「下を見ない」でした。

絶景!

こんなところからジャンプする選手、すごいなぁ。

相当訓練をするのだろうし、数あるウィンター競技の中からわざわざジャンプを選ぶほどの魅力がきっとあるのでしょう。

ここからしか見えない景色と風に憑りつかれてしまうのかもしれない。

まるで平気な父の足。

「鉄筋があるから安心」っていうけど、逆に鉄筋のない金網部分がたわむので、ホント重量によって影響を受けている感がもうリアルに足裏から伝わってくるんです。ひぃ。

タワーに戻り、次の階下には長野オリンピックの展示室があります。当時の記録と貴重なメダルなどが並んでいました。

公式キャラクターのスノーレッツ。

欲しかったなぁ。(ゆるキャラ好き)

ラージヒルに続いて、ノーマルヒルへ渡ります。

実際の練習場所もこちらのようです。
そして例によって下が見える金網。(ひぃ)

ノーマルヒルの頂上につきました。

ラージヒルに比べて低いといってもこの高さですからね。

でもここからラージヒルを見上げれば、やっぱり高い!

この日はずっと滑走路の清掃をしている人がいたんですが、慣れれば怖いとかそんな感覚は薄くなるんでしょうね、多分。

最後の最後に、鉄筋の柱に支えられている場所を撮影。

自分の意志とは関係のない、足のすくみと震えとの戦いでした。
写真で見返すと、これくらいなら大丈夫そうって思えてしまうのになぁ。

無事に、白馬ジャンプ競技場リベンジ、完了しました!

景色が最高です。

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