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アレクサンダーテクニーク

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2023年8月の記事一覧

いきいき感。

いきいき感。

なんだか最近、できているかどうか、
自分はどう動いているのか、ばかりに
意識がいっていて、その結果を見ていませんでした。

そうでした、
いきいきしている身体だと、そうすると
気持ちまで軽くなって明るくなるんでした。

身体と気持ちはつながっている。
と言うよりも、全く同じようになるので、
身体が緊張していると、
気持ちまでこわばってしまいます。

身体がいきいきしていると、
気持ちも同じようにい

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もの言う鏡。

もの言う鏡。

身体が自分の思い込みによって
どう動いているのか、
ここから始めるしかない。

アレクサンダーテクニークとは
固定観念に関するテクニックなんですよ、
と言った方がいましたが、
いわゆる思い込みによって
自分がどう動くのかが決定されているんです。

動き方を教わってもそのまま同じことができないことも
これが原因のことが多いです。

この思い込みに気づいて、
動きとの関連付けをいったん切る。
これがで

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動きの連続性。

動きの連続性。

動きに関することや
何か専門的なことを教わった時って、
新しくやろうとすることと、
それが終わった時に
時間が途切れたようになりませんか。

例えば、長く息をはいていたのをやめた時。
息をはき続けている間は、
頭の中が息をはくことでいっぱいになり、
身体中も緊張させていたものを、
はくことをやめた途端に、
ふっと、軽くなるみたいなことです。

スイッチのオンオフと言ってもいいかもしれません。

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提案、説得。

提案、説得。

私がトレーニング中に言われた「提案する」。

教師が提案して生徒が受け入れるかどうかは
生徒にお任せ。

私は教師からの提案を
拒否したことがあります。
その時の教師の顔はびっくりしたような、
なんで??というような、顔に見えました。

受け入れられる、が前提だからだと思いました。

提案という言葉で誤魔化してはいますが、
こっちが正解です、として提案していると感じました。
(正解という言葉が適切

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見えるもの。

見えるもの。

何かを目の前の人に見たなら
それはいま自分が気になっていることです。

これってレッスンとレッスンの間にも
生徒に少しでも身体について
考えを持って欲しいからよく言うんです。

目の前にいる人について
見えることは、その時点での
自分がわかっていることしか見えません。

しかも、関心のあるところがよく見えます。

人のふり見て我がふり直せ、です。

私は気になるものが見えたら、
「はい、そこが気に

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なぜ、できるのか。

なぜ、できるのか。

コーヒー淹れよう、と立ち上がる。
これってよくよく考えてみると、
不思議なんです。

森田真生さんの本を読み終わりまして。
一冊目は岡潔さんの著書を編纂した、
「数学する人生」。
もう一冊はご自身が小林秀雄賞を最年少で受賞した、
「数学する身体」。

森田さんは大学から数学の道に入られた方で、
数式がわからなくても読めますと書いてあり
その通り数式は一切出てこず、計算もせず、
数学というものについ

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思う、即実行。

思う、即実行。

「こうしよう」が強いと
いとも簡単に固めてしまいます。

何かをしようと思うと、それが
細かくどういう動きなのか、
何をどう動かすのか、が
わかっていなくても
筋肉的に何かしたくなるので、
結果、固めてしまう。

(こんがらがった結果全部やっちゃうみたいな感じ)

何かしようと思ったその動きを
実際に動かさず、動き始める前の
何もしていない時に、
思うだけ、ということができない。

すぐに実行した

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