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腰椎椎間板ヘルニアの悪夢

30代半ば 2017年のある朝 子ども(3歳)が遊びたくて腹に飛び込んできた。その瞬間、腰に衝撃が走る。
あれおかしいな?と思った次の瞬間、立てないことに気付く。

激痛に耐え病院まで行き、腰椎椎間板ヘルニアとの診断。
手術が必要。いつ手術できますか?とはお医者様。

この時は、営業職のプレイングマネージャーであり、長期離脱は会社に迷惑をかけるため、会社と相談させて欲しいと一旦保留。
同日、友人の整形外科医にレントゲン写真を見て貰ったところ、「よくそんな状態で病院に行けたな」と言われる・・それぐらい酷い症状だったらしい。。

・・・絶望を味わう。

手術は避けたいと渋っていたところ、友人から手術が無理であれば、腰部神経根ブロック注射で痛みを軽減することが可能ということで紹介を受ける。

担当医からは、確かに効果は出るかもしれないが再発の可能性はありますよ、と。それでも手術で長期離脱することはできないと、注射に挑戦することにした。激痛に耐えながらの根ブロック注射。注射自体はそんなに痛くないのだが痛い姿勢を我慢しなければいけないのでつらかった。あれはもうやりたくない・・。注射を打った後は、驚くほど痛みがなくなった。直後に普通に立てたときは人体って不思議だなと思ったことを覚えている。それでも角度によっては痛かったので、まさにピンポイントに効くのだろう。

結果として、痛みはかなり改善される効果が出た。
そこからは飲み薬、湿布薬、ベルトを使っての治療。数週間かけて何とか立てるようになった。数か月の通院生活と合計1年ほどかけて徐々に普通の生活に戻れるようになった。普通の生活にとはいっても、腰をかばっての生活。時には痛みを伴うし、重い腰を抱えての日常。。子どもに抱っこしてくれとせがまれてもできず、子どもの悲しい顔を見ては落ち込む毎日。

もう戻りたくない日々です。

しかし、かなり動けるようになっても右足の痺れが取れない。

医者からは右足のしびれは一生取れないかもしれないと説明を受ける。ただ、戻ったという症例もあるとも教えてもらう。
先生曰く、以前は椎間板ヘルニアは手術してすぐに治療することが最善と思われていたが、現在は時間をかければ手術なしで完治は無理でも完治に近い状態まで持っていけると考えられているとのこと。ではなぜ手術を進めるのかというとそれは相手の状態、痛みの度合い、生活環境などの状況に合わせるのだという。当時は状態も酷いし、早期に仕事にも復帰したいなどと言っていたため結果として手術のほうが早く復帰できると考えたようだ。手術をしても、痛みが取れない人もいるし、人によってさまざま。根ブロック注射でもリスクがないとも言えない。痺れも取れた人もいるし、痺れは結局取れないといった事例もある。ヘルニアといっても奥が深いようだ。ちなみに、遺伝的要素も大きいという。確かに父親がヘルニアで手術しており、その点は納得。

話はそれたが、ヘルニア治療の成功事例から言えることは以下2点だという。

体重を減らすこと。
運動をして筋肉を鍛えること。

当時の体重は、90kg近くあり、過去最高レベルに太っていた。
営業職なので日々車移動。腰に違和感があるときは休憩中ストレッチしながらやり過ごしていました。仕事に追われながらも、出張先のご当地の美食美酒に溺れ、休日は痩せないといけないと思いながらも運動する気力もなく、多少運動していたものの、ダイエット失敗の日々。痩せられずにいました。
人間ドックの結果もD判定、メタボ、脂肪肝の典型例。
保険料は高く判断されるし、良いことはありません。

子どもを抱っこする機会も増え、子どもの体重増とともに腰への負担が大きくなる。子どもがかわいいので無理をして抱っこする。これも大きな原因だと思う。

そんな中での腰椎椎間板ヘルニア。

今思えば、子どもが飛び込んでこなかったとしてもいつかは爆発していたでしょう。

それから2年、30代後半になりました。
2018年から2019年にかけて10か月で10kgを超えるダイエットに成功しました。失敗続きだったのに、自分に合うダイエットの環境がバンコクだと整っていたことで成功しました。
現在の体重は74kg~76kgで推移しています。
右足の痺れはとれ、普通に動けますし、走れます!
厳しめのワークアウトにも耐えられる肉体にまで戻りました。
何より、子どもを好きなだけ抱っこしてあげられます。
もちろん無理は禁物です。
厳しめの筋トレ後に子どもを長時間抱っこするなど、腰に負荷をかけ続ければやはり多少の違和感は出ます。それでも以前のように腰をかばう必要のない日々を取り戻せました。
おそらく完治に近い状態まで持ってきた症例の一つになったと思います。
もう治ってしまったので連絡はしていませんが、担当医の先生には今の状態をもう一度診てもらいたいぐらいです。

このノートでは、1年間で痩せた方法、どうやってここまで持ってきたかを取り上げていきます。
偉そうにメソッドどうこう言うつもりもありません。
単なる素人の記録ですので、科学的な根拠などはなく、すべて経験則です。同じ絶望を味わっている人に届けば良いなと思います。
意外にないのよね。

次回は、椎間板ヘルニア→根ブロック注射後、動けるようになってから行った内容まで書いていきます。

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