【新卒1年目の考察】"働き手世代の不足"と"これからのロボットの利活用"
こんにちは。新卒1年目の牧野です。
私は7月1日からAI事業部に配属されたばかりです。
そんな私が新卒なりの目線で社会的な問題となっている"働き手世代の不足"と、"これからのロボットの利活用"について、自分なりの考えをnoteに記したいと思います。
人手不足が顕著になりつつある
近年、企業の賃上げのニュースを耳にする機会が多くなってきたと、私は感じています。新卒の給与が7万円UP!だとか、全社員の給料UPなどです。
有名な企業で言うと、株式会社バンダイや株式会社コーエーテクモ、東武鉄道株式会社などが挙げられます。
円安が急激に進んでいる昨今、給与アップは誰から見てもありがたい取り組みではないでしょうか。この賃上げのニュースを見て、私が感じたのは、働き手世代が減少し続け、企業は人材を確保することが難しくなっているのではないかということです。
人手不足を解決するために企業ができることは主に2つあるかと思います。それは賃上げにより人を集めるか、人に頼らないオペレーションにするかの2択です。
私の配属された部署では、ちょうど後者の方法で人手不足を解決するお手伝いができます。そこで、今回は働き手の不足を解消するためには、「ロボットor賃上げ」という切り口で、どのような場面でロボットを導入し、どのような場面で賃上げをするのが効果的かを考えてみようと思います。
賃上げによる人材確保
まず賃上げを考えてみましょう。国は企業に対して既に賃上げをしやすいような体制を整えています。
代表的なものに、「賃上げ促進税制」があります。「賃上げ促進税制」とは、大まかに言ってしまうと、従業員の賃金を向上させれば企業が国に納める税率をある程度優遇する制度です。
しかし、このような制度があるにも関わらず、日本の企業の大半は賃上げを行っていません。それはなぜでしょうか、、、。
長年に渡って企業が賃上げできない理由の一つに企業の内部留保が上昇していることが挙げられます。
なら内部留保を放出して新たな投資に企業が回せばいいのですが、そう簡単な話でもありません。投資に回せるだけの余裕が多くの日本企業にはないのが現状です。
先行投資ができるのはその産業が将来にわたって成長し続けるというある程度の確証があるからです。以前の日本では、自動車が成長し、工作機械などの精密機器も成長していたので投資ができました。しかし今の日本には革新的なイノベーションがそこまで存在していません。
もちろんtoC 向けでは「ZOZO」ができたり、toB向けではMISUMIの「meviy」などが登場したので、全くもって新たな革新が起きていないわけではありませんが。
私が言いたいのは、例えばアメリカのGoogleやApple。中国のテンセントやDJIなどの、世界の市場を獲得できた企業が少ないということです。自動車の産業で言っても成長しているのはTESLAやNioなどの海外の電気自動車です。
このような成長できる企業は内部留保を溜め込まなくても問題ありません。しかし、昔成長したことにより今も利益を獲得し続けているような企業は、将来の不確実性に対して、現金を貯めるという選択が間違いでもないと言えます。
しかし、これでは従業員の賃金は上がらない
こういった停滞気味の企業にこそ、ロボットは希望の光になるのではないかと私は考えています。
停滞気味の企業のルーティンワークをロボットに置き換えることで、人材を成長させたい分野へ投入する。そうすることにより会社内の新たなイノベーションを創出して成長企業へとする。もしこれが成功するならば、企業は従業員の賃金をアップすることも可能になるはずです。それは企業が成長して初めて実現できることだと私は見ています。
当社のLanky Porterであれば、飲食店におけるお食事の配膳をロボットが手伝ってくれたり、医療現場では感染リスクを抑えた物資の運搬や従業員のサポートをすることができます。それ以外でもホテルにおける運用や、介護現場での運用も視野に入れて我々の配膳ロボットは展開しています。皆様にはぜひロボットの利便性を、そして身近さを感じていただきたいと思っています。
人手不足を解消するならば賃上げかロボットか
この問題には絶対にこちらが最適だという正解はありません。ロボットには担うことができない領域が業務の中には必ずあります。特にイノベーションを起こすような仕事をする場合には人が絶対に必要になります。
ある企業が賃上げをして人を確保すれば他の会社で人手が不足します。その不足した企業に賃上げをする力がなければ、その企業は成長に対して非常に重い足かせを背負うことになります。そんな時は一部の業務をロボットに代替えして、他のリソースを企業の成長のために使う。そして賃上げを行い人員を確保し市場内で戦えるだけの力をつける。この流れが最適なのではないかと考えます。
最後に
現在、世界中がインフレを起こしており、それに対応できないでいます。この日本においては日銀が利上げをできる状況ではないと言うこともあり、家計や事業者の負担が増しています。
ロボットを導入するにはどうしてもコストがかかります。なのでこの値上げラッシュの中、購入するのに躊躇する方もいるかと存じます。
しかしながらロボットの業務を時給換算すると人間より安くなる事は明らかです。少しでもロボットによる業務効率化やコスト削減をお考えの方は当社にご連絡ください!
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