恋愛とは、遺伝子の就職試験である
恋愛オタクになるな! 進化心理学VOL.16
前回までのポイントをまとめると、片思いの相手に恋愛感情を持たせるために重要なのは、親として優秀な遺伝子を持っているというアピールと、生物として優秀な遺伝子を持っているというアピールをすることでした。
本来ならば、この2つの遺伝子のアピールや社会的モラルの呈示について、適正なバランスを見つけるべきなのですが、私たちは極端なほうに偏って自己アピールしやすいのですね。
なんて不器用なのでしょう。
健康を意識しすぎた健康オタクがかえって不健康な習慣にたどり着いてしまうみたいな感じですね。
ほかにも、美容を意識するあまり効果のない美容法や費用対効果の薄い食品や道具に手を出すなど、人間はこうしたことをやりがちです。
私たちはもともと振り切りやすい性格なのですね。
適切に恋を発展させるためには、こうした恋愛オタクにならないように注意しなければいけないのです。
ドキドキの要素を忘れていないか?
もちろん、ワイルドさが必要だからと言って、パワハラやセクハラといった犯罪まがいの行為をしてもモテるわけではありませんし、相手を傷つける行為は社会的にもNGです。
これもまた、社会的モラルが振り切ってしまった例のひとつです。
これらのアピールは論外なのですが、現代では男らしさや支配者的な価値観がさも悪いことであるかのように扱われ、そのために必要なアピールをせずに萎縮してしまっていることもまた事実です。
なので、必要以上に「良き父親」「優しい保護者」としてふるまおうとしてしまって、女性をときめかせることができなくなってしまってはいないだろうか?と自分の行動を振り返ってみることは重要です。
相手を安心させることもいいのですが、少しの冒険も恋には必要なのです。
恋愛の発展に重要なスクリプトの理解
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