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手帳とマウントレーニア

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Shihoのこれまでの勉強遍歴や、大人のまなびの気づきについて語る、まなびエッセイ。 月1公開予定です。
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記事一覧

Vol.8 勉強と恋愛

「そんなことに現を抜かすんだったら、勉強しなさい!いい高校に行けないよ!!」 小学校中学年のころ、当時好きだった人に書いたラブレターが、母に見つかった時に言われた一言だ。 ラブレターは目の前で没収され、しばらく母子関係はピリピリしていた。 その出来事があってから、「恋愛は勉強に邪魔なものなんだ・・・」と認識してしまって、なんとなく「恋愛」というものに罪悪感を持つようになってしまった。

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Vol.7 結局、経験からしか学べない

大学生のころ、半年に1回くらい、アパート先に母親が来ていた。 その時は、バーゲン中のデパートをはしごして、服を買いにショップに回るのがお約束だった。 「Shihoにはそれ似合わないよ~~~~」 「その服重そう~~~絶対疲れるよ?」 当時はそんな母親の言葉に反抗して、流行のものや自分のすきなものを買っていたけど、さすがに今は 「タイトスカート憧れだけど、お尻大きいから無理・・・・」 「背中が開いた服って、前後ろ逆に着てるみたいで、着心地悪くなるんだよね・・・」 と買いた

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Vol.6 女性向けハウツー本から得られる学びと向き合い方

最近宮本佳実さんの最新刊「もっと可愛いままで億ガール」を読みました。 実を言うと、この手の本を読んでることを公にするのは、ちょっと恥ずかしいのです。 「元ガリ勉がキラキラ起業目指してるのかよ!」「あの人ビジネスしてるのか、カモにされないかな?」などと思われそうで。 それにこの手の本、大体書いてあることは同じなのも、人によっては不審に思ってしまう原因かと。 「とりあえずやってみよう」 ぶっちゃけ、これをありとあらゆる例えや言葉で言い換えてるだけだったりする。 読んだ

Vol.5 点を線にする学びを意識する

この名言、勉強にも当てはまるような。 例えば、がむしゃらに勉強している時は、「この知識、こんなに勉強して、何に使うの?」ってなってる。 でも、後で気付いたら「あ、これとこれってそういう関係だったんだー」ってなる。(なんだかいい例が思い浮かばなくてすみません)

Vol.4 【勉強好き】の罠~"勉強"と"研究"の違いを通じて~

まなびエッセイストを名乗っているくらいなので、子どもの頃から、学び=勉強が好きでした。 新しい知識を得ることに、すごくワクワクしたから。 数式が解けて、答えが正しいのが嬉しかったから。 でも、こういわれると、ピンときませんでした。 「真面目だし、そんなに勉強が好きなら、研究者になったらいいんじゃない?」 研究者というと、理系だったら、フラスコに入った怪しい色の液体を混ぜて、ボンっ!と爆発させてるイメージ。 文系(美術館勤務の学芸員さんとか)だったら、図書館で過去の文

Vol.3 学びと発信について思うこと

よく「人に教える」ことは、学んだことを理解していないとできないから、最高のアウトプットだと言われている。 最近ではSNS(noteもですね!)という発信ツールのおかげで、気軽に発信している人も増えてきた印象だ。 ただ、やはり何事もバランスが大事だということを痛感するシーンに、何度か遭遇してきた。

Vol.2 学習ノートの使い方を思い出す~「東大女子のノート術」を読んで~

先日、みおりん著「東大女子のノート術」を読みました。 「東大に受かるノート」的なのは今までにもありましたが、 女性が書かれているのはあまり見ないような気がして、前から読んでみたかったのです。 私自身、中学、高校の時はノートを使って勉強していて、 自分なりにまとめるのが好きなタイプでした。 (いい大人になってノート術をInstagramで公開しているとは思わなかったけど) 過去の自分と比べながら読み進めてみると、 私と共通しているな、と思ったことも これやっておけ

Vol.1「勉強なんてしなければよかった」と思う理由

「勉強なんてしなければよかった」 こんなことを言うと、すごく不思議がられます。 そりゃそうですよね、たいていの人は「子供のころもっと勉強しとけばよかった」って後悔するんだから。 しかも「旧帝大卒」なんて肩書を持っていると、就職にも困らないでしょ?なんて思われそうです。 でも、勉強は思い立った今からでもできるけど、 「勉強してない自分」には、一生戻れないんです。

Vol.0 マウントレーニアと私

2008年、4月。 受験勉強から解放された私の心は、異常に気持ちが高ぶっていた。 おっきなレンタカーを借りて、はるばる地方から両親と引っ越し。 荷物を降ろして、パソコン台を組み立ててる間も、ワクワクが止まらない。 初めての一人暮らし。初めての都会。 私はここで、自由になるんだ。 一通り生活の基盤ができたところで両親が帰り、ポツンとひとりぼっちになったワンルーム。 夜になって周りが暗くなったら寂しくなるかなと思ったら、全然そんなことなかった。 とにかく解放感が半端なか