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アカツキに転職して5ヶ月経ちました

この記事は、corp-engr 情シスSlack(コーポレートエンジニア x 情シス)#1 Advent Calendar 2021 の4日目の記事です。

https://adventar.org/calendars/6178

退職エントリーみたいなものはもう書いてますし、過去よりも現在、未来さ!ということで。

7月に入社して10月にようやく出社も果たし、半年近く働いて色々見えてきたので入社エントリーを書こうと思います。
題名にも書きましたが株式会社アカツキに入社しました。いえい。

自己紹介

まずは改めて自己紹介を。

新卒から独立系SIer→ソフトウェア開発会社→アカツキという流れで3社目になります。
1社目ではC言語をベースにSIPサーバの構築支援や今はなきHDDVD対応プレーヤーソフトのコーディングなどしていました。
リーマンショックのあおりを受けて2社目に転職し、社内ツールの作成や業務効率を進めていくうちに情シス担当となり、マネーフォワード経費、Netskope、Zoom、Jamfなど各種SaaSのメイン導入〜運用やAmazon Workspaceの導入支援による迅速な在宅勤務体制の構築などに携わったりするうちに会社内で得るものに限界を感じ、さらなるステップアップとしてアカツキに参画することになりました。

詳細は年始にでも2022年版の自己紹介エントリーを投稿しますのでそちらでよろしくです。

会社紹介

アカツキは「世界をエンターテインする。クリエイターと共振する。」をミッションに、「ゲームを軸としたIPプロデュースカンパニー」として事業を展開するエンターテインメント企業です。
IPの世界観を深く理解したゲームを開発・運営する力、オリジナルIPを創出する力、IPの価値を高めるソリューションの力を強みに、人々の心を動かすエンターテインメントを世界に広めてまいります。

https://aktsk.jp/recruit/

とあるのですが、情シスとしての立場から言うなら「ユーザーの生産性を最大化する環境を提供する」のが使命になります。
ココで言うユーザーとは社員のことですね。チーム内言語としてITILが前提とされているので、基本的にユーザー=社員です。

簡単には転職ミートアップイベントでもお話しましたが、その中で好評だった会社の画像が小さかったりしたと思うので、ラウンジについてもうちょっと詳しい紹介をしたいと思います。
執務エリアはおいそれと写真撮れませんし、そこまで目新しいものはないですよハハハ。
ちなみに旧ラウンジの様子はまだGoogleマップで360度見ることができます。

2021年1月に計画が始まって2021年9月にラウンジがリニューアルしており、7月入社の私としては終盤からの情報なので「ふーん、なんか工事してるけど出社してないしあんまり関係ないかな」とか思ってましたが、内容を発表されてなんというか今までの常識が音を立てて崩れましたね…。

1. クレーンゲームがある

まず、なんでクレーンゲームがあるんですかね…。(メダルもらって遊べます。出社した際にクマーバのぬいぐるみをゲットしました)

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外部の人も会社訪問したら遊べるそうです

2. 卓球台やポーカー台がある

誰でも入れるエリアで、おもいおもいの席で仕事したり雑談したりもできます。そう、卓球もね。

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黒地に白ロゴカッコいい

これポーカーでしたっけ?

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こんなテーブル初めて見ました

ミキサーもあります。シャレオツですねぇ〜。

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3. シミュレーションゴルフルームがある

シミュレーションゴルフもあります。卓球台とかはまだ他の会社でも聞いたことありますが、シミュレーションゴルフは聞いたことがないですね…。
この辺から「会社とは?」って気分になりました。

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4. スナックルームがある

で、一番理解を超えて笑うしかなかったのがスナックルーム。

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スナック東雲といいます

奥も(スナック行ったこと無いけど)それっぽくて本気度がすごいです。
ドラマとかでよく見るやつ。

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カラオケ完備です

結構外部の方を呼んで懇親会とか開いているようです。確かに使わない手はないですね。
実際スナックルームはチームで集まって飲み食いしたい、けど居酒屋だと不特定多数の人が多くてちょっとな…て時に貸し切りで使えるので、中々理にかなってるんじゃないかと思い始めてます。

5. キッチンがある

アイランドキッチンがあります。

出社率が高くなって盛況ですね(と言っても20%あたりらしいですが)

就業後やお昼に色々と社員が食材持ち寄って料理しているみたいですが、常設のカフェも併設されているのでカフェオレとか飲めます。デカフェもあるし最近ナッツ類も置き始めました。
持ち込みでかぼすなどを箱単位で差し入れされたりしているらしいので、私も帰省したら何か果物を送りつけようと思います。

料理は例えば釣り好きの人が魚を捌いて握ったり

豊洲で仕入れたりもしてたりして半端ないですね

レンジとオーブンでピザ焼いたりしています。

料理好きな人にはたまらないようです

飲み物も補充されて飲んでいいそうです。

どこにあるのか私はわかってません…

なおアイランドキッチン周りは全てSlackからの情報なので現物(飯テロ)を見たことはないです。

6. もちろんラウンジもある

シャレオツなソファーが並んだラウンジがあります。壁際には所謂ファミレスのような席もあるので、少人数から大人数まで対応可能。
大規模チームなんかはここでチームディナーを開催しているようです。

肉とか自分で焼いちゃう系

他にも色々あるんですが、ちょっと気後れしてます。他の階のフロア見学はいつになったら行けるのやら。

転職のキッカケ

こちらも詳細は下の記事に書きましたが、それだけだとそっけないので付け加えるとすると、以前Cisco社にセミナーでお邪魔した時に文化の大切さを伺うとともに醸成の大変さ(Cisco社でも10年かかったとか)を知り、会社規模はともかくしっかり文化を根付かせることに興味を持つようになりました。

更にコロナ禍により従来の境界線防御による構成管理ではなく、IdPを用いた作業場所に囚われないアカウント管理、Slackをハブとした効率性を重視した業務フローを実装している環境で働きたいという思いが強くなりました。

もちろん今の会社でそれを実現するように動くということも考えましたが、役員の後押しが貰えそうにない中で抵抗勢力とやり合いながら進めるのもいい加減億劫になってきたのもあり、「自分でつくろうと思った環境が整ってる会社で働こう」と切り替えた次第です。

他人を変えることはできない。変えられるのは環境だけなんですなぁ。

入社の決め手

次の会社を選ぶにあたり、気になっていたのは会社の文化面でした。

前職は役員が出向者ばかりということで5年程度で全員入れ替わるため文化らしいものは特になく、最近まで特定の学校からしか新卒を取らないという今時珍しい昭和な会社でした。(善し悪しは別として)

年末年始にアカツキの企業サイトや関連ページをほぼほぼすべて目を通して、技術面での理解や社内システム構成への投資に対しての姿勢もわかり、環境は割と理想に近いなと判断できたと同時に文化面についてもしっかり考えを持って取り組んでいることがわかったのは大きかったです。

しかし決め手になったのはその前のカジュアル面談だったかもしれません。

企業サイト見た所年1回の合宿があり、私はあんまり会社の人とプライベートまで会いたくない家族優先お家大好きマンなので、「あーよくあるベンチャーみたいなテンション高めの陽キャばっかりなのかなぁそれはきついなぁ」と思ってんですが、カジュアル面談で今のリーダーと話してみて物静かであまり表情が変わらない所が逆に好感持てました。最初に勤めてた会社にも似たような先輩がいて良くしてもらったのが記憶にあったからかもしれませんが、なんかここなら仕事できそうだなーと思ったのを覚えてます。合宿も最近はオンラインになってると聞いて一安心。

年収も希望額通り出して頂けたので内定を承諾させていただきました。お金大事。直感大事。

実際に入社してみて良かったこと

第4回情シス転職ミートアップで登壇したので、参加された方は知ってる内容もあるかと思いますがー。

基本いいことしかないですね。非常に居心地いいです。

1. 雰囲気・文化面

言葉使いが本当に優しいですね。
前職はテキストコミュニケーションに慣れていない人が多く、対面でも結構言葉足らずな人が多かったですが、絵文字の多用、相手を責めない言葉選び、しっかりお礼を言う、などがかなり徹底されていて仕事していて気持ちがいいです。こ、これがHRT…!
私も結構毒舌な面がありましたが、やはり周りが優しい世界だと毒抜きされて非常に働きやすいです。ストレスが実感して少ない。

ヘルプデスクチームは特にチームメンバーの受け答えに厳しく、「こうしたほうが相手が不快にならない」「この部分はこっちの意図が誤解される恐れがあるからこういうふうに言うといいよ」など自己研鑽が素晴らしいです。こういったことの積み重ねが伝播して会社の雰囲気が作られるのだろうなぁと感心しました。

前職はね…年配の人とかほんと意思疎通大変だったから。なんでZoomのチャットで質問してるのに他の人から口頭で回答が届くのかわからないよ。
隠そうともしない仕事の丸投げとかで殺伐としすぎてて心が濁るよ。

他にも社内報告会に最初に参加した時「8888888」などの軽いノリを推奨されていたり、お子様が写っても大歓迎!な姿勢を見てすごく安心しました。(自己紹介を頼まれていたので緊張していました)
あとアバターで参加してる人いるんですよ奥様。いくら楽にして参加してもいいっても就業中にバ美肉ですよ、流石にびっくりしましたね。真似したい。

チームとしてもリーダーが率先して有給を消化したり相談事をしてくれたりと、「こういうチームにしていきたい」を率先して行ってくれています。
そのため少しの体調不良でも遠慮なくお休みを入れたり、「うまく言語化出来てないけどとにかくこのやり方は気持ち悪い」事をもにょもにょと発言しても汲み取ってもらえるので、とてもいい業務環境だなと感じています。

また、中途だから即戦力としてすぐに現場に放り投げられるのではなく、まずは業務内容をインプットしつつカルチャーを十分に学ぶ時間が設けられていますので、焦らずゆっくり馴染んでいけます。
私自身7月に入社後、業務内容の理解に1ヶ月かけた上にリーダーからも「徐々に成果を出してくれればいいよ」と言われましたので、のびのびやらせてもらってます。
今まで「トップダウンでやらないと横槍が入る」環境や、「経営層の指示に沿って作業する」に慣れてしまっている人にとっては大分異なる環境だと思うので、慣れる時間が設けられているのは本当に助かりますね。

2. 情報の透明性

上記の報告会では色々な情報共有がされているんですが、中にはコンフィデンシャルな情報も勿論あります。
一部上場企業ですので、コンプライアンスに厳しいのですが、ちゃんと前置きで説明しつつ教えてくれるのでとても見通しがいいですね。
情シスは基本メイン事業には関わらないので、こういった場所で自身の会社がどういったことをしているのかを知れるのはとても助かります。
更に中途採用者は所属チーム以外のことはよくわかりませんから、定期的に各チームの紹介を行ってくれるのもすごく参考になります。結構少人数で小さく始めているチームがあったりして、情報共有の場がなかったら知る機会がなかったなぁと感じました。

公式のアナウンスもしっかりSlackで情報共有してくれるので見落としがなく、Slackさえ見ておけばだいたいのことが把握できるのはとてもありがたいです。
我々情シスチームとしても勤怠などSlackで完結できるようシステムを検討したり設定を構築したりしています。

3. 自己研鑽と情報の整理

2週間に1回社内勉強会を行っています。
といっても専門的な話もあれば全然関係ない話もあり、気軽に身内でLTできる場があるのはプレゼンの練習にもなっていいですね。私は最初筋トレの話をしました。情報システム全くかすってませんね。
2回目は書籍購入補助制度で購入した本の話をしました。いつ技術的な話をするんでしょうねこいつぁ。

また、社内Wikiが非常に充実しています。
属人的な部分も勿論ありますが、最小に留めているのは自発的にページを増やしている社員全員の努力によるものだなと改めて感じましたね。

書き方も感動しました。
まずそのページの目的を書き、見に来た人が最後まで読まずに内容の意図がわかるようになっているのは素晴らしいですね。前職では私もそれなりにWikiに情報を残していましたがレベル低かったなぁと反省しきりでした。

4. 福利厚生

これどこまで書いていいかわかりませんので詳細は割愛しますが真面目にいいですね。
フル活用しないなんて人生損してるレベルです。
とりあえず公式サイトに記載されているのはほんの一部ですよ、とだけ。

入社して感じたギャップがあったこと、成長できそうなこと

全般的に前職と比較して悪くなったことはないです。
ただ、改善点としていくつか上げる意味でも入社を検討している方には以下の点を認識してもらったほうがいいですねー。

1. 初任給は1ヶ月後

7月に入社しましたが最初の給与をもらったのは8月です。
つまり、1ヶ月は無給状態になります。

中途採用の人は退職金などでやりくりできるのでまだマシですが、新卒の人はやはり大変みたいですね。改善できるといいなと思いますが、別にもらう額が減るとかそういうのではないので心構えさえしていれば問題ないかなと。

2. 特別休暇がない

所謂夏休みですね。前職では特別連続休暇として年度内に1回5連休を取るよう言われていましたがそういうのはないです。
年末年始休暇も少なめですね。

ここも人に依る部分がありますねー。私は普段から結局有給余らせてた人なので、在宅勤務ができることなど長期的に見て不要かなと判断しました。が、海外旅行が趣味の人とかはまとまった休暇がやはり欲しいですよね。

3. 有給休暇について

労働基準法に準拠しているので文句言うのもどうかとは思うのですがw
入社日に5日付与、半年の試用期間を経て本採用時に5日追加付与という流れになってます。

なので、春に入社して夏は家族で帰省したいとなると有給足りないからどうにかしてほしい、みたいな要望はあるみたいです。
私はそもそも土日しか帰ってない(嫁さんの実家が自営業なので平日帰っても団欒できない)のと、コロナ禍ということもあり特に問題なかったんですが、お孫さんが来るのを楽しみにしている家庭ではちょっと入社タイミングを考えたほうがいいですね。
とはいえ帰省先でも業務が可能で、例えばお子様は親御さんが面倒見るので実は規制しても時間を持て余している、などであれば半日稼働などで有給休暇を取らないことも可能です。

入社タイミングは結構融通聞かせてくれると思います。私は内定からほぼ半年待って貰いました。(1月内定→7月入社)

4. 就業時間について

基本が9時〜18時です。え、当たり前じゃない?と思うじゃないですかー。
前職が9時〜17時だったんですよね。ほぼ幻の。こういうところも昭和でしたねー。まぁと言っても出社したら定時に終わったことなんてなかったけどね!

とは言えアカツキ全社員がそうというわけではなく、私が所属しているチームは10時〜19時が基本になっています。これは職務内容によるものですね。
残業時間はここ半年平均してもみなし残業時間内(1時間/日)に収まってますし、チーム方針としても残業は極力取らない方針なので大体みんな20時までに退勤してますね。

私用による遅刻や早退も可能です。早めに報告するとベター。
基本的に理由不問ですし、実際軽く見返してみてもほとんど私用のため遅刻・早退でした。
全然気にしてなかった…。

他にも勤務時間を9時30分〜18時30分にずらすなどの調整も可能ですので、フルフレックスというわけではないものの、働き方としては柔軟性がありますね。


と、概ね重箱の隅をつつくレベルの悪かったことですので、前職がよほど福利厚生が良かったり金払いがいいところじゃない限り環境が悪化することはないんじゃないかなと思います。

ジムも今までは退勤後行ってましたが、朝起きてすぐに行くようにしました。
6時半起床ですぐジム行って、9時前に帰宅して朝食やら洗濯やら済ませて10時には余裕の出勤。最高です。当初は疲れた状態で仕事するの大丈夫かなと思いましたが、案外支障なく業務できてますね。
在宅だとお昼休みにご飯食べた後ベッドで寝れるのも大きい。

終わりに

色々書きましたが、自律的に動ける人にはとてもおすすめな会社です。
逆に言うと自分で決められない・指示されたことだけをしたい・受け身で作業を行う環境に心地よさを感じている人(例:真・女神転生Ⅴの太宰イチロウ)には向いていないかな〜。
とはいえこれは良い悪いではなく相性の話ですね。アンマッチってやつです。
見栄えのいい面だけでなく泥臭い作業も率先して取りにいける人は正しく評価される会社だと思います。

アナウンスがあったように会社分割がこれから始まりますし、まだまだ人が足りない状況ですので、弊社に興味が出てきたら是非カジュアルにお話できればと思います。

私個人にもリファラル採用は旨味がある(制度上)ので「忙しいのに迷惑かな…」「まだ転職すると決めていないので、ちょっと聞きたいだけでわざわざ声かけるのもなぁ」と思っていても大丈夫!
リーダーと一緒にお待ちしています!

あ、質問箱作るだけ作って放置していたんだった。こういう時に活用するべきですね。
名前出すの恥ずかしいよぉ///という方、ご質問お待ちしておりますー。


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