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近況

最近また私は、就労支援施設に通っている。またと言うのは、以前通って一度リタイアしたことがあるから、またなのだ。

以前リタイアした原因は、
①仕事復帰を意識しすぎて、疲労や身体の不調を無視しすぎた。

②まだ、体調が万全でないのに、コミュニケーション能力をその時出せる120%出して、精神的にガス欠状態になった。

③その時は、自分の障がいが認められず、スタッフさんや、仲間に、自分の不得意だったり、空気の読めない不安を話せなかった。

①+②+③=リタイアとなった。

 究極、早く普通に戻りたい。が消えなかったのが、原因。

 残念ながら、私は、病気前に戻ることはない。

 それは、元看護師の知識でも分かっていたが、知識と自分の認識のズレがこんなに起きるとは、患者に自分がなるまで分からなかった。

 その頃の私は、今以上に自分を持て余していた。
①病気前のように体が動けない。
②病気前のように頭が回らない。
③予定を立てた日になって、やろうと思った事が、体も心も、ショートして動けない。
 3第症状を書いたけど、これは、あくまでも私の症状で、みんなこうなる訳じゃない。この症状があるせいで、常にイライラ💢していたのに、イライラ💢を見せるのが不安というこれまた厄介な症状で、家族以外には無表情になってしまう。

 今振り返っても、リタイアは当然の結果だ。

 その頃の、もがきの結果として、毛糸🧶のコート🧥を編み上げたが、目はガタガタで、元気だった頃のきれいな編み目🧶の見る影は無いコート🧥ができた。

 私は、よく看護師時代、「時間を気にせず休んでください。病人は、休むのが仕事。」と繰り返していたが、いざ、自分が病人になって、休むことがこんなに不安で、難しい行動だったことに気がついて、益々、自己嫌悪に落ち込み、益々、焦って、無理に開かない扉に🚪体当たりを繰り返すことを繰り返して、くたびれて、できたこともできなくなって、さらに落ち込んで、とうとう再び心が折れた。

 それが、どうして、再びリスタートしたかは、少しだけ、昔の私より、病気以前のように動けない自分が許せるようになったから。

 まだまだ、全然納得できてないけど、動かないのは事実なのだ。壊れてしまった物が、元に戻ることはない。物に例えるのは、いささか腹が立つが、仕方ない。だけど、全部壊れたわけではない。全部壊れてしまったら、死だ。

 まだ、死んでないことに、やっと気がついたら、少し息をするのが楽になった。そしたら、お金を稼ぐ仕事が、心からしたくなった。今の私ではできなくても、リハビリして、社会に出たくなった。

 今も、リハビリは、一進一退だ。昨日も、リハビリ中居眠りしていた。絶対していた。その時、私の症状がまた、もとに戻ったのか?と不安になったけど、後で考えたら、昨日はきちんと朝ご飯🍚を食べてなかったから、ただのエネルギー切れだった。この病気になってから、本当に規則正しい生活をするようになった。サボると、一発でバランスを崩すことも痛いほど分かっていたのに、気が緩んだ結果だ。

 今も病気は、治ってないし、薬💊は欠かせないし、緊張の糸🧵を上手く緩ませることができない。そんな私が、仕事につけるか?なんて分からない。だけど、以前の私と違うのは、(失敗してもいいじゃないか)が芽生えたから、生きやすくなった。

 だから、仕舞い込まれた、私の毛糸🧶のコート🧥も、去年の冬は、近所の買い物に多いに役立った。編み目を見るのも、もう辛くない。

編み目ガタガタコート
かなりのオーバーサイズもご愛嬌

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