主催者ナイトvol.1 レポート①
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主催者ナイトvol.1 レポート①

takaku_i

<はじめに>
この記事は、2020.03.04に実施した「主催者ナイト」のレポートです。

僕が個人的にとても面白いと思っている主催者の方々に集まっていただき、「主催あるある」や「主催してのやりがい」「主催の苦労」などを語り合っていただくこのイベント。
聞いた(読んだ)人たちが、これから自分で何かを始める時に、そのスタートが少しでも順調に進むお役にたてたら嬉しいです。

今回のスピーカー
・小菅隆太(日本愛妻家協会事務局長代理、issue+design、経産省週一官僚、嬬恋村観光大使など)
・松尾真奈(農林水産省、霞ヶ関ばたけ代表、棚田コンシェルジュなど)
・脇雅昭(総務省、神奈川県庁出向、よんなな会/オンライン市役所主宰など)
モデレーター:イマムラタカク(vents会、SOFT、よんななラジオ会など)

PART1 自己紹介

小菅隆太さん

経済産業省の「次世代空モビリティ政策室」でコミュニティマネージャーとして週一官僚という働き方をしつつ、主軸は「社会の課題に市民の創造力を」というテーマのissue+designというNPOで活動しています。トライセクター(パブリック、ビジネス、ソーシャル)として、3つの垣根を取り払ってゆるりと活動していくことを一つのライフワークとしています。

他にも群馬県嬬恋村の観光大使や、クルーズ船のPR顧問、最近は台湾のロマンチック街道の顧問にも就任しました。今日のメインとなるソーシャルの部分では、先ほどのNPOをメインに「社会の課題を、デザインの力で解決していこう」といったテーマで様々な活動をしています。その中のデザインの一つ「日本愛妻家協会」という、一瞬耳を疑うような、ドラスティックな団体について説明させてもらいます。

※妻という最も身近な赤の他人を大切にする人が増えると、日本は平和でちょっぴり豊かになるかもしれないね、を掲げる日本愛妻家協会

なにぶんこの団体は、キワモノなので皆さん気を付けてもらいたいんですけども(笑)、私は日本愛妻家協会の事務局長代理兼初代サケビストとして活動しています。ちょっと古い結果ですが、Yahoo!検索で「夫」と入れて、スペースをあけ、第二検索ワードを調べると「嫌い 浮気 イライラ モラハラ」って出てくるんですが、「嫁」と入れると「かわいい 浮気 大好き 誕生日プレゼント」という感じで、二極化して出てくるんですね。日本の旦那衆、これはまずい!ということで、いろいろふざけたアイデアを考えては実装してきました。夫婦というのは、子育てなどをしていくうちに段々と幸福曲線が下がってくる、その先にメディアが「アンハッピーライフ」的なものを発信していくもんですから、夫婦不仲なドラマが終わらなかったり、不仲なニュースで炎上したりする。ここに「よりよい夫婦時間の創造」みたいなアクションを起こすと、幸福曲線が上げられるんじゃないかな?ということで、そういう情報を増やそうと試みている次第。今、夫婦というものに注目するとどうなるかな?という活動です。


これは地方創生にもつながっていて。群馬県に嬬恋村というところがあるんですが、ここの地域は過去危機的な財政難だった時期がありまして、いろいろ土地の歴史を紐解いていきますと、神話の中で日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が亡くした妻の訃報を聞き「ああ我が妻恋し…」と3回お嘆きになったことから村名が由来していたという説がありまして。

「そっか、嬬恋村は、読んで字のごとく妻に恋する村なんだ!」とわかったところで、まずは「日本愛妻家協会」といってみたわけです。

妻という最も身近な赤の他人を大切にすることで、世界はもう少し豊かで平和になるかもしれないね、をテーマに、夫婦こそ見栄や照れや建前や世間体を捨てた方がいいんじゃない?というようなことを伝えていったわけです。


ただ、名前が名前なので、どうしても夜な夜な我こそは愛妻家!なる人たちが集まって妻自慢をしている世にも奇妙な団体に見えてしまいそうなので(笑)、私たちでは「愛妻家」という絶滅寸前の希少生物を探し出し、それを保護育成している、という二段座組にしていまして、男性の肩書は愛妻家を探しだす「調査員」、女性の肩書はそれが愛妻家かどうかを確認する「審議員」としてゆるやかに活動しています。愛妻家協会の名刺には嬬恋村役場の住所と、架空の「愛妻課」という宛先を入れた名刺を作り、活動を面白がってくれる人たち同士でそれを持ち歩き、配りはじめるという活動をスタートしたわけです。


ただ、一軒一軒愛妻家を探しだして保護育成するのは面倒だったので(笑)「早期帰宅大作戦」を仕掛けて、早く帰ろうとする人は愛妻家なのではないか?という仮説検証や、キャベツ畑の中心で愛を叫べる人は愛妻家なのではないかとか、1月31日を「愛妻の日」と勝手に制定し、8時9分のハグタイムに日本全土で100万人がハグしたら、地球はちょっといい感じになるのではないか、と。そんな馬鹿馬鹿しいけど意義深い活動を推進している人なのであります。

はい。ということで、5分なのでこのへんで。

※キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ(通称キャベチュー)

 凄ぇ…5分てこんなに早口で喋んないといけないの(笑)

イマムラ 凄いプレゼンですよね

松尾 (この後自己紹介するの)めちゃやりにくいんですけど…(苦笑)
一同 笑


松尾真奈さん

普段は農水省でスマート農業の普及などを担当しています。入省7年目で、8割ほどスマート農業をやっているんですけど、残りの2割で「棚田コンシェルジュ」という条件不利な地域にある農村を象徴するような、棚田という地域を活性化していくために地域と国の施策を繋ぐみたいなことをやっています。


それが本職で、主催者という意味では「霞ヶ関ばたけ」という朝の勉強会の代表をさせてもらっています。あと、実は今日3歳になった息子がいて…

一同 …ええええ!!??今日!?

そう…なんか思い返したら今日だったという(笑)

小菅 いやいやいやいや(笑)

 主催者あるある?これ?(笑)

小菅 犠牲にするっていうね(笑)

 利他の精神(笑)

週末にお祝いはしたので大丈夫です。安心してください(笑)

イマムラ よかったぁ~責任感じちゃった今(笑)


で、霞ヶ関ばたけなんですけど。食と農林水産業の学びと対話のコミュニティと名付けています。農水省が管轄している、「食べる」農林水産業のことから、あとは地域のことをテーマに朝の勉強会をやっています。朝の7:30、出勤前にやっていて、だいたい40人が平均で、多い時は80人。

 朝の7:30に…凄いな…

小さめの時には20人くらいの時もあって、2週間に1回開催しています。ゲストを必ずお呼びするんですけど、そのゲストの話が30分くらい。ただそれだけじゃなくて、参加者同士が知り合うことでいろんなものを持ち帰ってもらえたらなと思っています。2011年から始めていて、その時は別の人が始めたんですけどそれを引き継いでトータルで100回くらはやっています。一応、組織や立場を超えての会としていて。私も農水省入って、組織や立場って重たいんだなって感じるところがあって、それを降ろす場所があったらいいなということでいつも最初に「そういうのは横に置いて話してください」と言っています。で、なぜこれをやっているのかというのは、まず霞ヶ関入って最初の1年が長時間労働だったり、なかなか若手が意見言う場がなかったり…「社会人てこんなんなんだ」って落ち込んだ時期があって。その後休職もしたりして、回復してきた過程で私にとって霞ヶ関ばたけが活力の源になったというところがあります。今は、本職の方でどうバリューを出していくかみたいなところでちょっと悩んだりもしています。


今回主催者ということで「始めは小さく自分が楽しめる範囲内で」という風な言葉を用意してきたんですけど、これまでも小さな自分主催の企画っていうのをやってきて、例えば「おうちバル」っていうおうちに人に来てもらって、生産者さんの想いを知ってもらうとかそういう活動もやっていて、それが発展して「丹後バル」っていう丹後の食材を食べてもらうイベントをやったり。こういう「趣味だけど名前つけてやっちゃった」みたいな。その延長線上に霞が関ばたけとか他の活動があるんだと思います。

イマムラ 趣味だけど名前つけちゃってやるは主催者あるあるですよね。「会」ってつければなんとかなるっていう笑


脇雅昭さん

よんなな会という交流会をやっている脇です。47都道府県の地方公務員と国家公務員が集まる場所です。「会」ってつければなんとかなるっていうのは僕もそうで。最初は「よんなな会(仮)」ってしてました笑

小菅 (仮)もよく使いますよね~


(仮)はいろんな人への言い訳なんですよ笑。別に本気じゃないんだけど…とりあえず…みたいな感じで始めたのが10年前で。一番最初は、目の前にいた大分県から総務省に来ている人が4月元気だったのに6月には元気なくなっていると。ありゃやべぇなぁ…となりつつ、本当は東京ってすごく面白い人たくさんいるのにこの人たちに出会わないで建物の中にだけいて、戻った瞬間に「地方創生でクリエイティブになれ!」って、それ全然違うだろって思って始めた小さな会が、よんなな会(仮)。今10年くらいたって、随分大きな会になったなという感じです。


仕事は、神奈川県で知事をサポートしつつ、未来創生ということでプライベートでやってきたことが仕事にも繋がってきてるなと言う感じで。最近やったのは、スナックでLINE教室。LINEさんと組んで、高齢者にもっと使ってもらいたいというニーズがあり、自治体としても災害が起きた時に高齢者ってリアルコミュニティしかないからスマホに繋がってもらえると助かるというのがあって、でもなかなかみんな入れてくれない。特に男性の高齢者。この人たちにどうやったら入れてもらえるかって考えた時に、世の中にあるコミュニティってなんだろうと。コミュニティを新しく作るのは難しいけど、今あるコミュニティを強くすることは簡単なんじゃないかなと。そこで出てきたのがスナック。スナックってママを中心としたヒエラルキー。つまりママが言ったことは絶対なんです。こないだ試してみたら、あれだけ「入れない」って言ってた人たちが、ママが「ねぇLINEやろ♡」って言った瞬間に「…はい」って。

一同 笑


こうやって、今あるものの最大化みたいなことをやっていこうとしています。ちゃんと仕事もしてるんですよ(笑)。で、プライベートでは飲みまくっています。毎年400回くらい飲んでますと言っていたたら、世界的経済紙であるForbesさんが「飲み会は年400回」という見出しで記事にしてくれまして。やり続けるって大事だなって思っていますね。ところで、地方公務員て273万人、国家も入れると330万人いるんです。人口の3%。僕らは人口の3%を公務員と呼び、公務員て9-17時で安定だよねと一括りにして呼ばれている。そんなことないじゃんと思っていて、公務員て無限の可能性があって、志とか能力が1%でも上がったら世の中無茶苦茶よくなるんじゃないかなというようなことを考えながらやっています。


これを強く思い始めたのは、初めて管理職になったときに「みんなこれやろうぜ!」て前向きなこと言ってたら、す~ごい「できない理由」をA4で2枚くらいにまとめてくれるわけですね。で、これダメだなぁと思ったんですけど、こんな状況でも世の中がある程度回ってるんだとしたら、僕らがやらせてもらってる仕事ってめちゃくちゃ価値あるので、この「人」こそが最大のコンテンツで、だから人が変わっていくことが無限の可能性なんじゃないかって思い始めてやり続けているって感じです。これを10年やり続けてます。


今新しい試みとして、これまではリアルでやってたんですけど、オンラインでの開催をこの3/8にやる予定です。新型コロナがあったのでオンラインにしたんですけど、本当の壁はなんだったかというと、公務員のオンライン恐怖症です笑

一同 笑


も~「Zoomでやります」って言った瞬間の血の引き様笑。でも、これはある意味可能性だと思っていて。つまりこれを乗り越えた瞬間に世の中がすごくよくなるんじゃないかと、そのつもりで頑張ってます。始めた頃の「人ってどういう風に言うと心動くかな」とか「どうしたら来てくれるだろう」っていうのを改めて考える機会になっています。この場にも、オンラインで会ったことあるけどリアルは初めての方がいて。「初めて会うけど、家での様子知ってるぅぅ!」みたいな笑。それも面白いなって。そんなことも考えながら、全国の公務員を繋げられればと思ってやっています。

PART2につづく・・・


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takaku_i
働きながら、いろいろ主催したりしつつ、奥さんと猫二匹とのんびり暮らしております。