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【ご自愛WEEK】ゴロー対策・久行編、"忙しすぎ"のご自愛

こんにちは。ご自愛担当"こず"こと ふじさきこずえです。『ご自愛』は読者の皆さんのご自愛のヒントに、そして患者さんへの生活アドバイスのヒントになるようなご自愛ポイントを中医学をベースにお伝えしていきます。

現在、5回にわたり『ゴロー対策』をお届けしています。ゴロー=五労、五行論を人体に当てはめたものの1つで、五労は病気の原因となる日常動作の過剰をまとめたものです。古代中国の医学総合理論書とされている『黄帝内経』にこう書かれています。

「久視傷血、久臥傷気、久坐傷肉、久立傷骨、久行傷筋」

・新版東洋医学概論/編者:公益社団法人東洋療法学校協会

「久」は長いという意味で、<●●し過ぎると、XXXを損傷する>ということがまとめられています。

久視傷血…目の使い過ぎは、血の過労になる
久臥傷気…寝過ぎは、気の過労になる
久坐傷肉…長座りは、肉の過労になる
久立傷骨…長立ちは、骨の過労になる
久行傷筋…歩き過ぎは、筋の過労になる

・まんが黄帝内経-中国古代の養生奇書/編訳者:張 恵悌

「●●し過ぎはよくない」なんとなくみなさんも実感することはあると思いますが、仕事や普段の生活でどうしても●●し過ぎになってしまうこともあります。1つずつゴロー対策のご自愛をしていきましょう。

今回は五労の中でも「久行」(キュウコウ) =(行=歩く)"歩きすぎ(今回は「忙しすぎ」と解釈)"について取り上げます。

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