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林檎愛

椎名林檎が好きだ。

小学校に上がる前、厳しい両親の目を盗んで見ていた深夜帯のアニメがあった。

小学校5年生の時、初めて自分でCDを買った。

椎名林檎のアルバムだった。

彼女の歌を聴いた瞬間、あのアニメが脳内で再生された。

主題歌だった。

そのCDはジャケットに惹かれて購入しただけだった。

私は運命だと思った。

林檎嬢の何が好きかって、歌詞にストーリー性があるところ。

そこ?ってところで漢字表記になるところ。

自作自演屋って自分で言っちゃうところ。

椎名林檎が好きな人はメンヘラってどっかのじじいに言われたことがある。

わかる。

わかるオブわかる。

メンヘラ傾向強いよねって。

でもどの時代も話題になるものだったり、後世に引き継がれるカルチャーは、どこかしら精神的な脆さを感じさせるものが多い気がする。

諸行無常とかさ。

今で言う『エモい』ってやつ。

日本語で一口に“面白い”って言ってもそこにはたくさんの意味があると思う。

“interesting”なのか“fun”なのか、“exciting”なのか。

若者言葉って日本語の行間や文脈でしか判断できない微妙な感覚をどうにか言語化した感じ。

だから『エモい』ってあげみざわだよね。

林檎姐さんはそんな感覚を若者言葉を使わずに、すごく文学的に表現する天才だと思う。

個人的に好きな曲は『透明人間』

“何かを悪いというのはとても難しい。僕には簡単じゃないことだよ。”

この歌詞まじでわかりみが深い。

SNSで心無い言葉が行き交う昨今。

こんなマインドで他人と向き合えたら、昨日よりちょっとだけ息がしやすくなりそうだな。




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