なぜか好きな曲

 まずはこちらをご覧いただきたい。





 いきなり不気味な(これは製作者様に失礼か)サムネイルを表示してしまって申し訳ない。こちらは一部界隈で妙な人気を誇るwebライター・雨穴さんによる楽曲『茶道*DANCE SPACE』である。投稿されたのは先月であるが、再生回数は執筆当時ですでに80万回を超えている。

 私がこの曲を知ったのはここ1週間くらいのことであるが、ほぼ毎日2回ほど再生してしまう、そんな中毒性がこの曲からは感じられる。なぜか。

 まず一つは「茶道」というテーマだろう。これは主語が大きくなってしまうが、オタクは和ロックが好きである[要検証]。この曲もロックではないが和風なテーマを小気味よいリズム・ベースラインに乗せて歌い上げている。やはり我々日本人にとって古風な文化は非常に趣があり、なんだかんだ言って惹かれてしまうものなのだろう。

 もう一つは、これは雨穴さんの楽曲ほぼすべてに言えることだが、音がすっきりしているという点だ。使っている楽器が少なく、一つ一つのパートを味わえる。

 こちらをご覧いただきたい。

 こちらは雨穴さんの別の曲である。この動画の1曲目が私のお気に入りだが、この曲で使われている楽器は「ウクレレ(安いおもちゃのようなものらしい)」「リコーダー」「ドラムもどき(ゴミ箱、クッション、タンバリン)」の3つである(なんなら楽器じゃないし)。少ない音の層だからこそ、どこか侘び寂を感じさせる楽曲となっているのだろう。



 誰でも気軽に作品を発表できる世の中だからこそ、自分の好みな音楽、絵、小説がインターネットの海のどこかに必ず眠っていると思える。世はまさに大インターネット海賊時代...!さがせぇ!私の好きなものを全て置いてある場所を!!

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