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お茶淹れて 大福食べて 痛いの痛いの飛んで行け

今日も 朝からどんよりと曇った空、
晴れてきそうな気配は感じられません。

こざるカフェはランチタイムが終わって
のんびりしています。

「ランチタイムでも のんびりしているよ。」

いつでも のんびりしています。

「もう少ししたら、りこちゃんの
おやつの時間だね。」

今日は りこちゃんも こざる達も
大好きな豆大福を用意しています。

「ぼく達が もっと小さかった頃、
転んだり怪我したりして、
痛くて泣いていると、りこちゃんが
傷の手当てをしてくれて、
『痛いの痛いの飛んで行けー』って
言ってくれて、それで一緒に おやつを
食べたんだ。」
「おやつは その時々で いろいろだったんだけれど、皆が大好きな豆大福が多かったんだよ。」

りこちゃんは
「さあ お茶にしましょう。」と言って、
おやつの用意をしてくれました。
皆で一緒に食べる頃には、
痛いのは どこかへ飛んでいってしまいました。

「心が痛い時にも お茶を入れて
皆で一緒におやつを食べると
心が落ち着いてくるんだ。」
「温かいお茶と 甘いおやつで、
心がじんわりしてきて、ほぐれてくるんだよね。」

何はともあれ、まずはお茶淹れて、
ゆっくりおやつです。

「りこちゃんが言ってたんだけれど、
人生には、どうしようもなく悲しいことが
起きてしまって、どうすることもできないようなこともあるんだけれど、
そういう時は まず お茶を淹れて
おやつを食べて ゆっくりするんだよ、って。」
皆、うんうん頷きます。

生きていると 心がざわざわするような
悩みや問題に直面することもあるでしょう。
直ぐに解決すればいいですが、
そうでないこともあります。
そういう時こそ、まずは落ち着いて
ゆっくり お茶とおやつなのです。

「美味しいって感じると、安心して
ほっとして そうすると元気も出てくるよ。」

「よーし、りこちゃんに そろそろおやつだよー
って言ってくるね。」

こざるちゃんが鼻歌を歌いながら
りこちゃんの部屋へ向かいます。


こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
昨日、noteに書いた大好きな京都。
ただただ悲しく、言葉が出て来ません。

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