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見るべきは、人

「あ、来週は まだ最終回じゃないんだね。」
「ほんとだ、まだあるんだ。」
「昨夜のドラマは、来週が最終回だよ。」

つい この前、始まったばかりと思ったドラマ、12月に入って次々と最終回を迎えています。

今日も、りこちゃんとこざる達は いつものように
皆で一緒に 楽しく賑やかに夕飯を食べ、食後のコーヒーを飲み、
りこちゃんは 既にクークーと眠っています。

こざる達は、いつも通りコーヒーを飲みながらの
おしゃべりタイム、今夜はドラマ『グランメゾン東京』を観ました。

「今夜の回、とっても良かったな。」
「うん、ぼく達、ミシュランの星をとることが目的で料理を作るって 何か違うと思っているからね。」

レストランにミシュランの星がつくことは、料理人にとっては最大の目標なのだと思います。
その為に、世界各地の多くのレストランが、あらゆる手段を尽くします。

「星を獲得したレストランが、その星を維持したり、また更に星を増やそうとして、常に戦っているんだよね。」
「そのストレスから体調を崩したり、自殺してしまったり…」
「それに料理人の世界も、闘いなんだよ。」
「有名レストランでも、厨房内は闘いで、喧嘩しながら料理を作ることは珍しくないらしいよ。」

こざる達は 高級レストランへ行ったことがありません。

「そりゃ高級食材をふんだんに使って、一流の料理人が作るものは すごく美味しいんだろうけど...」
「料理人同士 仲が悪くて 殺伐としている厨房で、美味しい料理ができるのかな?」

こざる達は、料理は愛情だと思っています。

「そもそも、料理に採点するのって どうなのかな?」
「好みもあるのに、比べるのもおかしいよね。」
「裏で、権力と大金が関係してるんじゃない?」

ややドラマや映画の見過ぎ?ですが、儲かることに人は集まってきます。

「我々が見るべきは、皿ではなく、人だ。」

こざるちゃんが、嬉しそうに言います。
今夜のドラマで、ギャルソンの京野さんが言った台詞です。

「この台詞、レストランの料理だけでなく、他のいろんなことに当てはまるよね。」
「病院だったら、見るべきはカルテではなく、人だ、だね。」
皆、うんうん頷きます。

全てにおいて、その人を見ていれば、いろいろ見えてきます。
当たり前のことなのです。

「親御さんだったら、子供だし…」
「ぼく達だったら、りこちゃんだね。」
「来週も楽しみだねー。」
「うん! 」

こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
あちこちで初雪、初霜の便りが届いているようです。どうぞ皆様、ご自愛ください。
よい毎日でありますように (^_^)

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