見出し画像

知らない誰かが知らない誰かを幸せにしている

「青空、気持ちいいなぁ。」

朝から晴れ渡っている気持ちのいい朝です。
こざるちゃんは、近くのポストに手紙を出して、帰り道です。

「あ! 」
こざるカフェへと続く並木道の手前にある一軒家、
ドアに いつも素敵なリースが かかっています。

「サンタさんの帽子だ!」

数日前に、クリスマスのリースになりました。
そして今朝は、そのリースに小さな サンタさんの帽子がかかっています。

「いいなぁ。」
こざるちゃんは、ちょっと立ち止まって見ています。

この家の人達を こざる達は知りません。
けれども、いつも季節に応じたリースを見て、とっても嬉しく楽しく、幸せな気持ちになります。

「知らない人だけど、知っている人みたいだ。」
こざるちゃんは呟きます。

きっと このお宅のリースを見ている多くの人が同じこと思っていることでしょう。

「いつもどこかで、知らない誰かが知らない誰かを幸せにしているんだ。」

こざるちゃんは嬉しくなって、小走りで帰ります。

「ただいまー。」
「お帰りー。」

こざるちゃんが戻ってきました。

「あの家のクリスマスリース、小さいサンタさんの帽子がついていたよ!」
「ほんと? 後で見にいかなくちゃ」
皆、うんうん頷きます。

ラジオからは、りこちゃんも こざる達も大好きなクリスマスの歌が流れてきます。

Chestnuts roasting on an open fire,
Jack Frost nipping on your nose,
Yuletide carols being sung by a choir,
And folks dressed up like Eskimos.

「わぁ、いいなぁー、クリスマス・ソングだ!」

ナット・キング・コール(Nat King Cole)の『クリスマス・ソング(The Christmas Song)』です。

「りこちゃんの古いレコードにも入っているよね?」
「うん、後で、皆で一緒に聴こうよ!」

こざる達は嬉しそうに一緒に歌います。

Everybody knows a turkey and some mistletoe,
Help to make the season bright.
Tiny tots with their eyes all aglow,
Will find it hard to sleep tonight.

朝ごはんが出来たようです。

「りこちゃん、呼んでくるねー。」

こざるちゃんが歌いながら、りこちゃんの部屋へ向かいます。

They know that Santa’s on his way;
He’s loaded lots of toys and goodies on his sleigh.
And every mother’s child is going to spy,
To see if reindeer really know how to fly.

「りこちゃーん、朝ごはんが出来たよ! 今朝は、鮭と昆布と梅干しのおにぎりだよ! 出汁巻き卵と、ワカメと豆腐のお味噌汁もあるよ! 皆で一緒に食べよう!」

And so I’m offering this simple phrase,
To kids from one to ninety-two,
Although its been said many times, many ways,
A very Merry Christmas to you.

こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
noteも 知らない誰かが知らない誰かを幸せにしています。こざるカフェも そうありたいと思います。
よい毎日でありますように (^_^)

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

ありがとうございます。寒くなってきましたので、ご自愛ください(^_^)
4
ひっそりと、こっそりと、空想でカフェを始めることにしました。 「ウールー」は、フランス語で heureux と綴り、「幸せな」という意味です。営業時間は不定期です。 こざる達は 人間のおばあさんの りこちゃんと 一緒に暮していて、時々、登場します。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。