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「エシカル」を図解してみました

早速ですが、ご縁あって「ぼくらの倫理」さんと「エシカル」を図解することになりました!

ぼく倫さんは、まだ表面化されていない個人の問題意識や価値観に焦点をあてて、一人ひとりの倫理観をアップデートしていくプロジェクト!白黒付けられないグラデーションのような「倫理観」を自覚できるように、Twitterでアンケートをとったりチャートを発信したりして、自分の中の「倫理観」を可視化できるツールを作っています。

今回noteでは、このエシカル図解にあたって補足的に説明して行けたらと思っています!


タテ(時間)とヨコ(流通)の交差点

が、エシカルファッションブランドのポジショニングなのでは?と思っています。それは、個人的に数年前に訪れたタイのエシカルブランドや、関わっているエシカルブランド TSU.NA.GU.でのものづくり、そして実際にウェブメディア「FLAT.」でブランド作りをしている方へインタビューする中で見えてきたことでもあります。 

今回図解する中で、円状にしたり、クラスター同士を結んでみたり…といろんな図解を試みました!そのプロセスとして、めちゃ汚いですが自分のボードも載せます(笑)最終的に、左上のような座標スタイルに落ち着きました。

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今回は、わかりやすいようにかなり要素を削ぎ落として4つのポイントに絞りました。

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タテ: 伝統と次世代、の「時間」軸

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タテ軸は「世代」、すなわち「過去」と「未来」という時間的な大局観。「今」は「過去」の集積であって、いわば「伝統」と向き合うことで「今」を見直せる…のような。これは、未来の「今」(=次世代)にも同じことが言えますよね。

「伝統」の具体例として、京都にある工場で古くからある草木染を使ったランジェリーブランド「Liv:ra」や徳島の藍染を世界へ発信する「buaisou」、地域文化の継承を目的とした「うなぎの寝床」といったブランドがあるように思います。

そして、「次世代」はオーガニック素材を用いた服作りに取り組む「マラ・ホフラン」、他のブランドの残り物の生地を使ってドレスを作る「Christy Dawn」、伝統産業を使った子供向け製品の開発販売を行う「aeru」のようなブランドも。

こういった「時間」というタテ軸を考えることは、「地球はあなたの両親からあなたへと与えられたものではない。あなたの子供があなたに貸し出したものだ。人は祖先から地球を継承するのではない。子供たちから借りているのだ」というネイティブ・アメリカンの諺に繋がることだと思っています。


ヨコ: 生産と消費の距離、の「流通」軸

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そして、ヨコは「生産」と「消費」の距離感(=流通)。ブランドが生産地に赴き生産過程を透明に伝えていく姿勢や、「売る」ことで終わらせずリペアやリユースといった長期的な消費者とのコミュニケーションを生んでいるか?といった点がポイントです。これは、従来の「生産→販売→廃棄」で終わる直線的なビジネスモデルではなく、廃棄を原料に変えて再び生産ラインに入れ込んでいくような「サーキュラーエコノミー」の考え方にも通じます。

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具体的に「生産地」の取り組みとして、生産地にホテルを作り、消費者を生産地に連れて行くEVERY DENIM、生産工場をHPでも意欲的に発信する「10YC」、生産から販売を全て開示することでトレーサビリティを確保する「Everlane」のようなブランドが思い浮かびます。

「消費者」へのコミュニケーションは、消費者との繋がりを活かしてアフターサービスを充実させる「fabric tokyo」、自社製品を消費者から回収しリペアする事で商品の寿命を伸ばす 「patagonia」、古着を回収し服から服を作る「BRING」が!

「エシカル度」は、測れるかもしれない

と、個人的にも思っています。「エシカル」と一言でいえどもブランドによって注力している部分は異なると思うので、こういう早見表があると「消費者」として自分が大切にしたい部分に対してブランドがどれくらい力入れているかが分かっていいな、と思います。

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いずれ、「Clear Fashion」のようなブランドのエシカル度が瞬時に分かっちゃうようなアプリとか作れたら最高ですね!(ちなみにこのアプリはフランス、英語圏には対応しているらしい)


ファッションを通して、「想像」することの楽しさを

正直、図解することで取りこぼしている部分もありますが、「エシカルファッション」を考える中でタテ(時間)とヨコ(流通)を想像することが一番大切なのではないかな、と思います。それは自分自身のエネルギーを使うことでもありますが、そうやって想像することを楽しめるか?がこれからの「ファッション」にもっと重要になる気がしています。


今後もエシカル図解して行けたらな〜と思うので、こういう図解見てみたい!と思う方は是非コメントをお願いします!

Thanks a lot !!!
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エシカルファッションプラットフォーム 一般社団法人TSUNAGU 理事 / 「IDEAS FOR GOOD」ライター / 毎日新聞連載企画「Social Good Opinion」発起人&コーディネーター / サステナビリティ関連で企画やライティング、コーディネートをしています。

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エシカルファッションブランドTSUNAGUでシステムを考えている私。そもそもなぜ、いち大学生が"エシカル"に熱中しているのか? "エシカル"って何なのか?…を考察していきます。

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