マガジンのカバー画像

鬱病を克服した私が、どうしても伝えたいこと

16
運営しているクリエイター

#振り返りnote

⑫鬱病の人を助けたいあなたへ(3)お医者さんにはできない、あなただからできること

⑫鬱病の人を助けたいあなたへ(3)お医者さんにはできない、あなただからできること

※あくまで「私のケース」であること「私の個人的な考え」である事を念頭にお読みいただければと思います。

必要とされている感じ前回の続きで、鬱病の際に嬉しかった対応の話になります。

幼馴染の家族にもとてもお世話になりました。
私が脚立をもってマンションから飛び降りに行こうと外を出たあたりで、幼馴染の奥さんに偶然あいました。私の状況を知った彼女はポロポロと涙を流して、「うちでご飯食べよう。夜にまた迎

もっとみる
⑩鬱病の人を助けたいあなたへ(1)否定せず、言いたいことを言わせる

⑩鬱病の人を助けたいあなたへ(1)否定せず、言いたいことを言わせる

※あくまで「私のケース」であること「私の個人的な考え」である事を念頭にお読みいただければと思います。

スマホが壊れるほどかけつづけた電話私は先述したように、最終的には本当にたくさんの方に救いを求めました。
特に、誰かと話さないと落ち着かない状況に陥っていた間は色んな人に相手をしてもらいました。

一番最初は自営業をしている上の兄に電話の相手をしてもらっていましたが、電話をかける回数が徐々にエスカ

もっとみる
⑤鬱病で苦しむあなたへ(4)。合わないと思ったら病院を変えて!

⑤鬱病で苦しむあなたへ(4)。合わないと思ったら病院を変えて!

※あくまで「私のケース」であること「私の個人的な考え」である事を念頭にお読みいただければと思います。

合わないと思ったら病院を変えて!私は閉鎖病棟を退院後、閉鎖病棟で担当だった先生がむかし勤めていたというクリニックに通うことになりました。
閉鎖病棟がある病院は、家から1時間半かかるのでもっと近い所にした方が通いやすいということと、闇雲に探すよりはまだ良いだろうということでそこになりました。

もっとみる
④鬱病で苦しむあなたへ(3)。鬱病は心の病気じゃない、脳の病気

④鬱病で苦しむあなたへ(3)。鬱病は心の病気じゃない、脳の病気

※あくまで「私のケース」であること「私の個人的な考え」である事を念頭にお読みいただければと思います。

鬱病は心の病気じゃない、脳の病気これについては、いずれ専門家の方に意見を聞きたいと思っています。

わたしが鬱病を経験して感じたことは、確かにきっかけとなったのは、将来への不安やストレスといった気持ちからくるものかもしれないけれど、結局はなにか神経伝達物質などの関係で「脳の機能がおかしくなった」

もっとみる
③鬱病で苦しむあなたへ(2)。父の自殺について、遺伝の恐怖にとらわれない

③鬱病で苦しむあなたへ(2)。父の自殺について、遺伝の恐怖にとらわれない

※あくまで「私のケース」であること「私の個人的な考え」である事を念頭にお読みいただければと思います。

父の自殺について私の父は50歳の時に躁うつ病が原因で自殺しています。
私は当時学生で実家を離れていて、突然の知らせでした。
いつもニコニコして優しかった父。

病院にかけつけると、ベッドの上で「生かされている」状態でした。
混乱して当時の記憶があいまいですが、私が到着してしばらくたってから、医師

もっとみる