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小1の2学期から学校に行けなくなった私の話

※皆様の貴重なお時間を無駄にしないために
この記事はタイトル通りの内容ですが、学校に行けないお子さんに対するアドバイスや解決策を示すものではありません。自分のための思い出振り返りnoteです。

息子が1年生になりました

8月下旬、息子がアメリカの現地校で1st Grade(日本の1年生に当たる学年)になりました。

新学年が始まる直前、キンダー(日本の年長)から通っている学校にそのまま進学するとはいえ、クラスも変わり新しい環境となるため、学校に行くことへの不安を口にするようになっていました。

新学期初日

学校に到着。「車から降りたくない」と渋る息子。

感染対策のため親は建物内に入れません。本来は自分で車から降りて歩いていくのですが、全く降りる気配がありません。仕方なく、私が車から降りてドアを開けると渋々降りてきました。

しかし、外で待っていたクラスの先生が息子に向かって手を振ると何かスイッチが入ったのか、突然、何事もなかったかのようにスタスタと建物に向かって歩きだしました。

え、こんなあっさり?

もっと時間がかかると思っていたので、思った以上にスムーズに済んでしまい、本当に大丈夫?と私の方がオロオロする始末。

自分の小1時代を振り返る

時間がかかると覚悟をしていたのには理由があります。

私が小学校1年生のちょうど今頃、日本では夏休みが明け、2学期が始まる日です。なぜか私は突然学校に行くのが怖くなってしまったのです。

というと、いじめか何か、嫌なことがあったと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。1学期は普通に学校に行き、夏休みも学校で行われるプールに参加していました。

にもかかわらず、2学期初日の朝、突然、不安が襲ってきたのです。

さて、その不安とは…

ランドセルが空っぽ。

ずっこけてしまいそうな理由なのですが、なぜか空っぽのランドセルで学校にいくことを不安に感じてしまったのです。

母に伝えると、「掃除用の雑巾だけ持っていけばいいのよ」と言うのですが、それでは納得できない私。

じゃあ教科書を持っていけばいいかというと、授業がないのに教科書を持っていくのも変だし。

母は全く理解できないようでしたが、無理に行かせることはしませんでした。

この日をきっかけに学校に行ったり行かなかったりという日々が始まりました。

そう、何を隠そう私自身が学校に行きたがらない子どもだったので(しかも理由が意味不明)息子がちょうど同じくらいの年頃&時期に重なったことで当時を思い出し、息子も登校を拒否するかもしれないと思っていたのです。

止まらない親御さんたちへのレスペクト

私の気まぐれ登校スタイルは3年生に上がるタイミングで突然終わりを迎えます。

心のどこかで学校に行けるようになりたいと思っていたのだと思います。小3デビューとでもいいましょうか。クラス替えのタイミングで心機一転、自らの意思で学校に毎日通うようになりました。

自分でも理由はよくわかりません。

noteを読んでいると、学校に行きたがらないお子さんの親御さんに時々出会います。経験者とはいえ、100人いれば100通りの行きたくない理由があると思うので、簡単にお子さんの気持ちがわかるなんて言うつもりはありません。まして何かアドバイスができるとも思っていません。ただ、お子さんと向き合う親御さんたちに対して、ただただ尊敬の念が止まらないんです。

私は行ったり行かなかったりの日々でしたが、無理やり学校に行かせようとしなかった両親にとても感謝しています。ですが、両親は勉強が遅れないようにサポートしてくれたわけではありません。そのため小学校2年生の時には、くり下げの引き算がわからず、0点を取ったこともあります。0点を取るなんてのび太くんぐらいしか知らなかったので、かなりの衝撃!今でも鮮明に覚えています。

休んだ日は何をしていたのか。もっぱら教育テレビ(今で言うEテレ)をゴロゴロしながらずっと見ていました。グータラグータラしていました。

そうしたこともあり、学校に行かないお子さんの適性に合わせて、家での活動について考えていらっしゃる親御さんを見ると、すごいなぁと(語彙力が足りなくてもどかしい)ただただ尊敬してしまうのです。

今後、我が家はどうなるのか?

さてその後、息子はと言うと、初日はスムーズに行ったものの2日目からは

「学校でお腹が痛くなるから行きたくない」

と言います。

「お腹が痛くなったら、お迎えに行くから先生に伝えて」

と言って送り出しましたが、毎朝これの繰り返し。

お迎えの時には楽しげな表情なので、朝だけ不安になってしまうのかな?と思っていたのですが…

ある日、学校へ向かう車の中で本当にお腹が痛いというので、家に引き返しました。小児科から今は「重症の子どもしか受け入れません」と連絡が来ていたこともあり、家で様子を見ることに。

ほっとしたのか、あまりお腹も痛くならず、その日は過ごしました。

本当にお腹が痛いのか、精神的なものからくるものなのか、どっちなんだろう…

モヤモヤ

翌日、息子はイヤイヤながらも学校に行き、帰りは満足げな表情で戻ってきました。

とこんな感じで危うさはあるものの今はなんとか学校に通っています。でももしかした今後、学校に行かなくなる日が来るかもしれません。

そんな時に、親としてどう向き合うのか、どうサポートできるのか。自分の当時の気持ちを振り返りながら、みなさんのことを参考にしながら考えていきたいと思っています。

ドーンと構えていられるほど強くはない私ですが、アメリカに来てホームスクールという選択肢が身近になったことで、少し心の準備がしやすくなったような気もしています。

こちらの記事は、アメリカのホームスクーリング事情についてとてもわかりやすく書かれていてオススメです!ご興味ある方はぜひ。

ホームスクールが良いとか、学校に通うことが正しいとか、そういう話ではなく、いろんな子どもがいるので選択肢があるのはいいことだなぁなんて、選択肢は1つじゃないと思えることで救われる人がいるんじゃないかなぁなんて、個人的には思っています。

長いひとりごとにお付き合いいただきありがとうございました。

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