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「手放さなくても上手くいく」を知る

「それはもう手放したと思ってたんだけどな…」
「〇〇さんの本とか、××のビジネス書とか読んで、
そういう気持ちを手放して楽になったはずなんですよ…」


自分自身と真剣に向き合って自らを掘り下げていく過程で
手放したはずのものが手放せていなかった
ということに愕然とされることがよくあります,

そういうとき、私は必ずこう聞きます。


「なぜ手放さないといけないんですか?」


そう聞かれてしまうと、「えっ?!」ってなりますが、
明確に答えられなかったりします。


「手放す」ことの大前提は、
手放さないからうまくいかないという考え方。


例えば、こんなかんじ。
「こうじゃなければならない」という感情
→それが行動を止めている
→その感情を持っている限りうまくいかない
→手放せない自分はダメ
→だから、手放さなければならない


そこで私はこう言います。


「手放したかったら手放せばいいですけど、
無理やり手放さなくてもいいんじゃないですか?」


「手放さなくていいんですか?」
「手放せないものはしかたないですよねぇ。」
「まぁ、…そうですね。」
「手放せないものがあるのを知っていればいいんじゃないですか?」
「う~ん…確かに。」

手放せていないことに愕然とする…


何の影響か、誰の影響かわかりませんけれど、
「手放さないといけない」って思い過ぎなんですよ!

簡単に手放せるようなものなら、
「手放したはずなのに…」と悩むほどのこともない。
簡単に手放せないものを、
手放さないといけないと思うからしんどい。
だったら、捉え方を変えて
手放さないというのもあっていいじゃないですか!


手放せないには理由があります。
その理由を知った上で持っていればいいだけです。


「手放せないのは〇〇だから」を知っていれば
こんな風にするべきじゃない
こんなことを思っちゃいけない
こんなことを考えている自分は情けない
という気持ちにどっぷり浸かってしまうことはありません。
そうなる前に自分で気づくことができます。

そもそも、自分が嫌だと思う方に駆り立るのが
「手放せない感情」なんですよね…。
何が嫌なのかとか、なぜ嫌なのかとか分かることで
手放せない理由の正体も分かりますから
結果的に、手放さなくてもいいんだ~!!
ということを実感できます。


何かを手放さなければうまくいかない
って考えて悩むくらいなら
手放さなくてもうまくいく
ってことを知ったほうがいい。

うまくいく方にエネルギーを使った方が「愉しい」ですもん!

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