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朝5時に起きて田んぼの生き物を撮影してきた

8月10日の土曜日から一週間ほどのお盆休みに入りました。天気予報では次の週の火曜日からずっと雨の予報だったのでその前にお盆休みを満喫すべくさっそく写真撮影にいってきました。

いつも使っているm.zuiko40-150Proに2倍のテレコンを付けてキラキラ昆虫写真が撮ってみたかったので、朝5時に起きて早朝の朝露が輝く稲穂を狙ってみました。

里山民家

自宅から自転車を飛ばして30分くらいいくと、都立野山北・六道山公園の一角に古民家と田んぼがそのまま公園になっている里山があります。

谷津の中に作られた田んぼは、小さな区画に様々な種類の稲が植えられており、農機具を入れずに人の手によって手入れがされているためあぜ道がしっかりしていてとても撮影しやすい場所になっています。

また田んぼのすぐ脇は裏山への遊歩道になっており、そこでも多くの生き物を見ることができます。


早朝の田んぼはキラキラワールド

早朝の田んぼは、朝露が稲につき、太陽が低いところにあるため水滴がキラキラとしています。

今回は少し時間が遅かったため昆虫に付いた水滴は少なめでしたが、動き始める前では体中に水滴が付いていてもっとキレイだと思います。


羽化の瞬間を見られる

早朝に撮影するメリットとして、羽化の瞬間を撮影することができます。多くの昆虫は日の出の時間を中心にサナギから羽化を始め、羽を伸ばし乾燥させていきます。そのため早朝に撮影することで羽化の最後の瞬間を撮影できるのです。


蜘蛛は新しい巣をつくる

夜のうちに昆虫が掛かり壊れてしまった巣を朝からせっせと作り変えます。

どのように全体を感知しながら一定の間隔で糸を張っていくのかは良く分かりませんが、見ていて美しく飽きません。

クモの糸は素材として高性能なだけでなく、光に対する反応がとても美しい瞬間があります。振動と太陽光の加減で美しい虹色が出ました。


みんなの食事の時間

朝はいろいろな生き物が食事のために行動を開始します。狭い里山の中で繰り広げられる弱肉強食の世界はときにとてもドラマチックな展開をみせます。

カマキリとカエルをそれぞれ見つけ交互に撮影していました。キョロキョロと警戒しながらお互いに獲物を探しながら慎重に動いていました。

どのタイミングで見つけたのか分かりませんがジリジリと間合いを詰めていくカマキリ

最初は50cmくらいの距離があったのですが、カマキリが徐々に距離を詰めていき最後は20cmくらいジャンプして一発でヘッドロックをしてしまいました。

一瞬のできごとで、さっきまで可愛い被写体として撮影していたカエルちゃんが食べられてしまいました。腕を噛みつかれ血が滲んでくるのを見ていると痛々しい。


背景の変化を楽しむ

里山民家の田んぼには種類のことなる稲が植えられており、それを背景として使うことで様々な表情を出すことができます。

また稲の葉は微妙な透明感があり順光と逆光で全く違う発色になります。


お盆休みにもう一度撮影にいければ、また違った表情の写真を狙ってみたいと思います。






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