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ロボットとデザイン

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micro:bitとAdobeXDとPLEN:bitを題材にして、未来のデザインについて考えていきます。
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2019年6月の記事一覧

「アソビ」とプロトタイピング

「アソビ」とプロトタイピング

「アソビ」という言葉には、子供たちが外などで遊ぶという意味と、緩衝材としての余白という2つの意味があります。

この2つの意味を同じ言葉にした昔の人に敬意を表します。

似たように「適当」という言葉にも2つの意味があり、それが微妙に重なっている部分が好きです。(「いい加減」も同様)

いづれの言葉も余裕や余白、余地というものがあることで、物事が上手くいくということを、昔の人たちはよく知っていたこと

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IoTの本質とデザイン手法 <IoTプロトタイピングツール>

IoTの本質とデザイン手法 <IoTプロトタイピングツール>

このところの投稿で「IoT」という言葉を安易に使ってしまっており、自分の勉強のために少し整理しておこうと思います。

IoTは「Internet of Things(モノのインターネット)」の略で、モノがインターネットにつながるという意味で使われる言葉ですが、IoTだけではそこから何が起きるのか分かりません。

モノがインターネットにつながった後をどうするのか? 何のためにインターネットにつなげる

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「たのしいmicro:bitコンテスト2019」にエントリー

「たのしいmicro:bitコンテスト2019」にエントリー

フレームワークという作品複雑なアイデアを、簡単な組み合わせとプログラムで実現できることを伝えたくて、演出のほとんど無い作品を「たのしいmicro:bitコンテスト2019」にエントリーしてみました。

人は何が「たのしい」と思うかそれぞれです。私の場合は「何かを作る環境やツールを作る」というのが昔から好きでした。今でいうプラットフォームやフレームワークといったものです。

だから、くそ真面目に誰で

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Robot control from AdobeXD

Robot control from AdobeXD

以前の記事で、AdobeXDの「キー入力」を使って、micro:bitからXDの画面遷移をコントロールする方法を紹介し、その続報記事の中でコントロールは一方向であることを指摘していました。

今回は、簡易的な方法ですが、XDのGUI操作によってロボットをコントロールする方法を紹介します。

AdobeXDにコードを埋め込むAdobeXDの画面の一部をグレースケールのコード領域にして、micro:b

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