人の心を動かす言葉のチカラ
久々に新しい美容室に行った。
美容室はいつもその時の気分で直前に決めるので
いつもいってるところの予約が取りたい時間に取れないと新しい美容室を探すことにしている。今回はカットとカラーとトリートメント。
最近髪が伸びてきたので、そこまでケアしなくても楽につやつやに見える
酸熱トリートメントにはまっている。
美容室を選ぶときは大体、カットの値段が高めなところ、自分の予算と場所という基準で選んでいる。わりと事あるごとにイメチェンした欲求が高まる私は、髪の毛の色や長さを極端に変えるのが好きだ。
そこそこ美容知識もあるつもりだし、だいたい新しい美容室にいくと詳しいですねといわれるくらいの髪の毛おたくである自負もある。
しかし、昨日担当してくれた美容師さんは、冒頭から私の予想を覆してきた。美容室にいるときはいつも、ミシュランの調査員ばりにすべてのクオリティを気にしている。
価格帯、店内の雰囲気、最初のスタッフの接客態度、シャンプーするときのお湯の温度、最初のヒアリング項目。そんな少し穿った姿勢でいつも美容室に訪れている。
そして、担当に軽く挨拶をして、最初の形式ばった挨拶が終わり質問がとんできた。
「前回行った美容室は、いつもいってるところですか?」
「はい、でもまつエクの延長線で行ってるだけですよ。」
「じゃあ、今まで通ってた美容室からこっちに通いたくなっちゃうくらい全力で綺麗にしますね!楽しみにしててください。」
なんとなく、ドキッとした。
そんな言葉を美容師さんにかけてもらったことって意外とないな~と思った。その人は自称「髪の毛おたく」といっていたのだが、なんとなく施術をされる前にこちらの期待値を上げてくれる感じ、悪くない。
その後も自分の髪の毛を触りながら
「ここからここまでは地毛の領域なので、本来のこよさんの髪質がわかるんですが、すごくポテンシャルが高い髪質ですね!今回トリートメントをしてサラサラになっているんですが、これはまだ25%くらいだからもっと髪質よくなりますよ!」
と、褒められた。ビジネストークとはわかるものの自分の未来の可能性に対して素直に褒められるとすごくうれしいなあと。
美容師さんとコミュニケーションをとるときって結構知識的なことを聞くのが好きなんですが、そういう細かなところをしっかりと褒めることのできる人ってなかなかいないなって思いました。
そういえば、人をほめることは結構するけど、裏表なく素直に褒められることってこんなに嬉しいんだなと思ったので、こういう日常の中にも、人の心を動かす秘訣がたくさん詰まっていることを感じた経験でした。
よくよく考えると、美容師がお客さんを褒めることって当たり前なんだけど、その人から出る言葉は嘘がなくて、レベルが高いほめ方なんだなって思いました。ちなみに、その人はイケメン美容師ではなかったです(笑)
これって結構信ぴょう性あるか否かの条件だとおもうんだよね。
個人的に。(笑)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?