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ニンジャスレイヤーTRPG:親密度データ『スペルバウンド』

始めに

 この記事は「ニンジャスレイヤーTRPG」第2版に『スペルバウンド』の親密度データを追加する非公式のルールセットである。NM(ニンジャマスター)はこのルールセットに含まれるルールを自由にセッションへ導入することが出来る。『スペルバウンド』については以下公式トレジャーを参照。

親密度データ:スペルバウンド

以下の条件のうち1つでも満たせばユウジョウ判定が解禁される。
・スペルバウンドと共闘するようなシナリオを終えた。
・スカウト成功などの要因により同一の組織に所属している。
・シルバーキーとの親密度を持った状態でスペルバウンドが誕生した。
警戒心と猜疑心:スペルバウンドの自我は基本的にはシルバーキー=カタオキ・シンイチのものだが、極限環境とオモイ・ニンジャの干渉により警戒心や猜疑心はより強くなっている。故に『シルバーキー』との親密度を持つ場合は最大3まで引き継ぐことができ、『最重視するパラメータ』もシルバーキーと同じ【カラテ】または【ニューロン】のままであるものの『ユウジョウ判定』の際はダイス数が少ない方の能力値で判定を行う必要がある。

ルート分岐:PCのうち1人でもスペルバウンドとの『親密度』を4に到達させた場合、新たな居場所を見つけた『彼女』の自我は歪んだ状態のまま安定してしまい本当の意味でシルバーキーに戻ることはもはや不可能となる。この場合はコトダマ空間の論理肉体も成人男性『カタオキ・シンイチ』のものではなく女ニンジャ『スペルバウンド』のものになる。ただし『親密度』を4に到達させた時点でオモイ・ニンジャの影響を切断することに成功していた場合のみ、上記の通常ルートの代わりに『彼』がPCと共に元に戻る手段を探るルートを選択できる。この場合は「/」の右側の台詞、および2段目の『バリアント報酬』を使用すること。オモイ・ニンジャの影響を切断するための判定ではスペルバウンドの親密度をシルバーキーの親密度と同様に扱ってもよい。
最重視するパラメータ:【カラテ】と【ニューロン】を比較しダイス数がより低い能力値を使う。

親密度1:「な、なんだよアンタ……まだ俺に用があんのかよ……」
  報酬:『◉知識:ザイバツ』/『◉知識:IRCネットワーク』

親密度2:「ま、待ってくれ!まだ扉を開けちゃだめだ!クソッ!メンポ、俺の、メンポ……!
      ああそうだよ!この口元、あんま見せたくねえんだよ……!」
  報酬:『◉知識:古代ニンジャ文明』/『◉憎悪:ザイバツ』

親密度3:「俺さ、元の身体もなくして、故郷のキョートからこんなに離れて、
      本当に不安だったんだよ。でも……アンタといると、なんか安心すんだよな……」
  報酬:『◉交渉:鼓舞』/『◉ニューロン・ブースト/チルアウト』

親密度4:「あ、あんたと一緒なら、戻れなくても別にいいかな……なんて……
          ……戻る?戻るってなんだ?アレ?俺って、誰だっけ……?」/
         「あんたと出会えて本当に良かったよ。本当に元に戻る手段なんてものがあるのかは
          分かんねえし、あったとしても気が遠くなるような話になるだろうが、あんたと
          なら頑張れる気がする。これからもよろしくな」         
  報酬:『◉交渉:誘惑』/『◉ニンジャソウルの闇』
  バリアント報酬:『◉交渉:共感』/『◉不屈の精神』

爆発四散:「ア、アバッ、俺は、俺は……?こんな……はず、じゃ……」
  報酬:『**シルバーキー・オブ・スペルバウンド**』

【万札:UR】:『**シルバーキー・オブ・スペルバウンド**』
  スペルバウンドのジツが残留した銀の鍵。これを持つニンジャは
  オモイ・ニンジャの注意を引くかもしれない。

  レリックとみなす。『**受け継いだカラテ**』として使用してもよい。
  『精神力ダメージ軽減1』と『ジツ発動判定ダイス+3』を得るが、ペナルティとして
  ジツ発動判定に出目【1,1,1,1】が含まれていた場合『崩れ状態』となるルールを得る。
    既に『崩れ状態』の場合は『回避ダイスダメージ2』を受ける。

ルールセットの改訂について

 このルールセットは試験的なものであり、予告なく改訂される場合がある。変更、追加が行われた箇所は表記ゆれの統一などルールに影響を及ぼさない些細なものでない限り基本的に明記される。NMは最新のデータに拘らず、好きな版のデータを用いて構わない。

利用規約

 このルールセットのデータが含まれるリプレイなどを公開する場合、公式ルールとの混同を避けるため可能な限りこの記事を引用元として明記すること。「ダイハードテイルズ」公式以外による無断の商用利用は法的に認められた例外を除いて原則不可。

参考資料:「ソウルワイヤード」ダイハードテイルズ

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