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高いワイン #塚本本棚

1945年産のロマネコンティは1本6300万かぁ、1杯1000万...

今日は「高いワイン ――知っておくと一目置かれる 教養としての一流ワイン( https://amzn.to/2Enw3rC )」渡辺 順子 (著) #塚本本棚

ワインはこれまで数千本は飲んできてると思いますが、味を重んじるようになったのはここ数年です。昔は体も丈夫でしたので関係ありませんでしたが、今は1本のお気に入りワインをBYOでゆっくりと吟味することも増えました。

ワイン沼ド直球のタイトルですが、個人的には3000-5000円も出せば素晴らしいワインが市販されていますし、高いワインがうまいワインではないと思います。お金がないのでひがみも少し入っています(お金があればいつだってオーパスを飲みたいのですが、バローロを飲んでます)。

しかしながら、値段が吊り上がったワインには意味があり、それが教養として試されることもある事から本書を手に取りました。オールカラーで大変見やすく、ワインは管理が難しいので投資資産としての保有も考えてない僕にとっては、セラーにストックする予定が無いのが非常に残念です。

魅惑というか、僕にとっては手を出してはいけないワイン達の図鑑です笑

ですが、数万円のワインも載っておりその由来も載っているので、贈り物に良いワインの、リスト本代わりになるなぁと思いました

【本を読んで考えた】
・ロマネコンティには偽造ワインも多いために様々な工夫が凝らされている

・高いワインにはストーリーがあり、希少性がある(必ずしも味が絶対基準ではない)

・六本木ではそのストーリーや味すらも全無視で、”値段”だけを中心として飲まれている場面に何度も出くわしており、辟易したのを思い出す。もうそういう飲み方はするものではない

・投資用のワインコレクションは、試飲も出来ず保存も難しく、数ある投資商品の中でも最も難しいものの一つだと改めて思う。投資ではなく消費物として扱おう

・数十万のワインには、そのワインに人生を捧げた鬼才たちの人生が、そして数百万円のワインには、その鬼才たちが代を継いで守り継いできた希少性が上塗りされている

・それに比べ、消費されるシーンによっては残念な消費の仕方も多いなと感じる。特にシャンパン@新宿、六本木

・まずは手の届く”おいしいワイン”で味覚を磨き、その上でいつか訪れるかもしれない伝説のワイン達を味わうための舌準備をしておきたい(多分そんな機会は訪れない)

・ロバートパーカーは毎年様々なワインを飲みながら、10年前と今年の同一ワインと比べて今年は〇〇であるなど評価しており、どうやってその味を脳に定着させてきたのか驚嘆する

・ドンペリも多く飲んだが、僕はP2以降を飲んだことがあるのだろうか...記憶がない...

・サロンやクリュグも本当に希少なシャンパーニュなんだが...記憶がない...

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