超AI入門 #塚本本棚
昨日読んだ人工知能本の同一著者による2019年出版の書籍です。人間は自らの意思の構成要素をまだ解き明かしていないので、まだまだ意思を持ったAIが生まれるのは難しそうです。
今日は「超AI入門( https://amzn.to/2tfmHsy )」松尾 豊 (著) #塚本本棚
ここ数日AIやシンギュラリティ関連の本や映像を見ましたが、結論として意思のあるAIはまだまだ先だという印象が強くなりました。
しかし一方で、AIが得意な探索、近似、分類や推論を人間がうまく使う事、またはその機能を実装する身体拡張の未来はそのうち来そうだと感じます。であればこそ、AIを使いこなせない、理解できない人の社会価値は下がっていきそうな気配を感じます。
昭和の”読み書きそろばん”、平成の”PCスマホSNS”、そして令和にはまず”AI”が必須のリテラシーになってくるように思え、であれば常にAIを理解しようとフォローする、AIの近くにいることが大切だなと感じます。
【本を読んで考えた】
・AIのチャットボットは”反応”であって”意思”ではない
・AIが得意なことを理解しておくと、使いこなせる道も近い
・PCとは何かを知っていた人たちが、いち早くPCを使いこなしたように
・基本的には前作( https://amzn.to/2TiHC8J )の内容を踏襲しており、それが今どう進んできているのかを講義形式で説明している
・ある意味AI技術者向けの入門概要書的な側面もある為、ビジネスシーンなどで利用する立場の人たちには、読み飛ばしてもいい部分も多いかなと感じた
・知性とは何か?今のAIは演算を繰り返しているだけである
・AIは自身をコピーし、クラウドに無限に繁殖することができることから、そもそも人間のような感情は、たとえ”意思を設計”できたとしても形成不可能(又は形成不要)だろう
・AI研究は、人間や生物とは何か?に向き合える学問だ
・学術的な深掘りはこのくらいにして、次は実社会への実装例などに触れていきたい。今の僕の知識なら、どういうAIの長所を利用しているかもわかるだろう
・この前の紅白でも話題になったが、AIは美空ひばりさんの歌い方に近似して歌を歌えるまでになった。これは”AIは美空ひばりさんみたいな歌い方を教えることができる”という事でもある
・AIがクラウドに接続されていれば半不死となり、ゆえに本能ともいえる生物の持つ欲求や感情を抱くことはなく、ゆえに人工知能自体の未来の姿も人間の考える意思とは程遠いものであるのではないか
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