コロナでコピーライターの生活はどう変わったか②(ファッション篇)

先日、髪を切りました。

もともとこれくらいあった髪を、

こやまプロフィール写真サイズ小

これくらいにしてしまいました。

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…なんだこのやる気のないポートレート。


そもそもコロナ禍において、私の、いやたぶん世界中のファッション事情は激変したと思うんです。

毎年新しい靴やバッグが欲しくなって散財していたのが嘘のように、今年は全く買い物をしなくなり、

もともと持っていたこんな靴や、

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こんな靴や、

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こんな靴も、今年はほとんど履いていません。

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だって事務所と家の往復だけなら、バレエシューズで十分。

ポケモンgo好きなのでスニーカーもいろいろ持っているんですけど、もはやポケモンgoも歩かずにできるゲームになってしまった。そうなるとね、もうぺたんこで脱ぎ履きが楽な靴しか履きたくないんですよ。

いちいち靴紐やバックルを気にするのは面倒だし、なんというか、それ以上に、気分がね。何にも気にせず南国にいるように軽やかでゆるい感じでいたい。そんな気分になってしまっている。

そもそもワセジョでたいしてファッションに興味なかった私が、ネイルサロンに通ったり、それなりにこぎれいな服を着るようになったのは、女子モノの仕事をやり続けるため。

「女性はどう思うの?」

「これ、女性の間で流行ってるの?」

20代の頃からそんな質問責めに遭ってきた私は、やばい。女子っぽい生活しないと。女子っぽい気分を知らないと。女子っぽい意見を知り尽くさないと!そんな危機感のなかで、洋服屋さんやネイリストさんの話に耳を傾け、女子友達との交流を大切にし、こやまさんとお話したいという若手女子がいれば快く事務所に招いて野田岩をご馳走し、美容院では女性誌を端から読むようにしてきました。

でも最近はね。ジェンダー平等の気運が高まったのと、自分がベテランになってきたので「女子の意見担当」って感じでもなくなってきたのもあるけれど、そこへきてコロナ。いまやっているコスメ系の仕事でも、メイクしない時代の商品みたいなテーマを扱っていたりする。

そう、なんだかどうも、世の中的にも、バッチリおしゃれするのってもう時代じゃない!っていう風潮になっている(らしい)。

そんなわけで、ネイルサロンにもあまり行かなくなったし、服も靴もバッグもあまり買わないし、毎日のメイクも最小限。
(いやもともとたいしてバッチリおしゃれしてたわけでもなかったですけれども)

ヘアスタイルも同じで、毎日毎日私ひとりの事務所に行くためだけにドライヤーで髪を乾かすのが本当に億劫になってしまいました。オンライン会議はあっても、髪がどうとかメイクがどうとかまで映らないし。で、朝シャンプーをした後たいして乾かさず、生乾きで出勤することを繰り返していたら、髪はボサボサになってしまう。そんな自分の姿をふっと鏡で見たとき、

…野暮ったい。

と、思ってしまったんですよね。

そんなわけで、美容院に行ったときに

「なんか短くしちゃおうかなーって気もして」

と言ったら美容師さんが

「えっ。ほんと? いいんじゃない。いいと思う。 俺はめっちゃ切りたいなー」

とやる気を見せてきたので(この美容師さんは話すことがすべて髪のことっていうくらい仕事オタクなので私は信頼しています)

切っちゃえ切っちゃえやっちゃえ日産!

みたいなノリで、バッサリ25cmほど切ってしまいました。

(ま、美容師さんが言うには、とりあえずはこの長さならまだ取り返しつくというラインで留めたらしい)

美容院から帰るとき、美容師さんが

「時代を楽しみましょ!」

と言ってくれて、あーそうか。これは時代を楽しんでるってことなのかな。と、ちょっと前向きな気分になれました。

おしゃれしたくないんじゃなくて、おしゃれもニューノーマルになっていく。すべてをそんな風に考えればいいのかもしれませんね。




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