「成長」について考えてみようと思う。

僕:はあ、どうしたら今後、僕は変われんだろう…。

僕はいつもこうやって悩んでいた。変わりたくて変わりたくて仕方なかったからだ。

こんな自分でも変われるかな…。


そんなとき、私は人生の師匠に出会う。
師匠はいつだってアドバイスをくれた。


僕:師匠…僕、変わりたいんです…こんな自分を変えたいんです…!!

師匠:キミにとって、「変わった」ってどんな状態なの?


僕は、ドキッとした。
なぜなら、変わりたいとは思うことはあっても、どんな状態になったら
「変わった」と言えるのか明確に考えていなかったからだ。



僕:え…あの…変わるって、自信満々になったり、成功したりですかね?

師匠:多くの人と話していると、変わりたいと思っている人は、キミのように
どのような状態になったら「変わった」と言えるか明確にしていないんだ。
でもね、私はこう思う。
「変わろうと思っている時点で、すでに少し変わっている」


僕:え!何もしていないのに、思うだけで成長しているんですか?



こんなばかな…行動していなくても成長しているって、どういうことなんだ…?



師匠:そもそも変わりたいと思う人は、自分が変われると信じたい、信じているから思うわけだろ?
現状はまずい…と思っていても何も考えなかったり、行動したりしない人は、自分が変われる未来を信じていないことになる。

つまり、変わりたいということは自分の未来に期待している状態
「未来の自分に期待していなかった自分」から「未来の自分に期待する自分」になっている。
これはものすごく大きな成長だと思うよ。


僕:たしかに!!
 何か新しいことを始めようと思っても、
 「失敗したらどうしよう…」や「笑われたらどうしよう…」と思ってしまい、諦めてしまうことも多いです。
英会話も習おうと一瞬思いましたが、ネイティブな人にいろいろ言われて、何もできなかったらどうしようと不安になり諦めました。

師匠:一瞬思った時点で、キミは自分の可能性を信じていたから、いいんじゃないかな、その後に「恐れ」にぶつかり諦めてしまったけど。



チャレンジしようとして挫折した僕を肯定してくれている、何かくすぐったい。居心地がすごくいい。


師匠:変わりたいと思う時点で、キミは自分の可能性を信じている。
  そして忘れていけないのは、
  成長というのは、ある一定の時点がきたときに「成長しました」となるわけではないということ。
たとえば、コップの水が満タンになって溢れたときに、
「成長した」というわけではない。
もちろん、それを成長と呼ぶ人もいるけど、
成長は結果ではなく、プロセスのことをいうんだ。


僕:プロセス…?ですか?

師匠:そうプロセス。
  多くの人は、見てわかりやすいものを成長だと思っている。
 たとえば、何キロ痩せたとか、フォロワー数は何人になったとか、資格の試験の合格したとか、彼氏ができたとか、ね。

でも、本当の成長は見てわかりやすいものだけではないんだ
たとえば、落ち込みやすい人が落ち込んでいる時間が減ったとか、
恋愛が苦手な人が、異性に対してLINEを送れるようになったとか、
休むことに罪悪感を感じてた人が、罪悪感を感じづらくなったとかね。

僕:え、それも成長だと思っていいんですか?
 「落ち込みやすい人が落ち込んでいる時間が減った」で考えるなら、
「落ち込みやすい人が、落ち込まずに、明るくポジティブになった」
この状態を成長だと思っていました!!!




師匠:もちろん、それも成長だね!
 でも、その思考で考えてみると、
 「落ち込みやすい人」が「落ち込まずに明るくポジティブになる」まで
自分の成長を認められないことになる

その一定の時点までどのくらいの期間がかかるかな?
落ち込みやすい人が、落ち込まずに明るくポジティブになるのは、
いきなりレベル1からレベル100になろうとしているんだ

ステップとして、
1.落ち込む時間が減る
2.普通(落ち込む時間が減っている)
3.落ち込んでも、上手く切り替えられるようになる
4.明るくポジティブになる
を一歩ずつ前進していくことだ。
レベル1、レベル2、レベル3…のようにね。


僕:僕、結果を出して、周りに「すごいね」と言ってもらえることが成長だと思っていました。

師匠:本当に大切なものは、目に見えないんじゃないかな。
 キミが今日を読書をしたとしても、周り言わなかったら、褒められない。けど、キミは読書をすることで、知識や情報、何か発見をしたに違いない。
これも成長なんだ。
読書をして血肉になるには時間がかかるもの。
見に見えていないものも成長だと覚えておいて。


僕:ありがとうございます。


師匠:それに今まで悩んでも相談できなかったキミが、私に相談をすることができた。弱い自分を私に見せることができた。
これも成長なんじゃないかな?





私は今まで周りから見てわかる「結果」ばかりを成長だと思いすぎていたのかもしれない。
成長とは過程のこと。
私が思っていた以上に、
「成長」だと思っていいことが多さそうだ。

それに変わろうと思っている時点で変わっているってすごい言葉。
じゃあ、私はもうすでに変わっているわけか。
実感はあまりないけど、
0から1と考えると腰が重くなっちゃうけど、
もうすでに1だとしたら、腰も心も軽くなる。


結果が出ていないと成長を認めれないって、つらい。
結果以外に少しでも、上手くなったりしたら成長していると
自分を認めてあげてもいいのかもしれない。


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